↓こんなことが書かれている…
「電車は乗降手軽に志て 発車度数頻繁なれば時間の節約大なり 電車は清楚軽快にして煤煙なく音響なく不快の動揺絶無にして其上腰掛には特に意を用ひたれば至極心地よし 最も安全に最も愉快に旅行せんとする陣しは盛に電車を利用せられよ 毎日朝六時前より夜十時迄 両終端より絶えず発車す」
鹿児島の路面電車の車輌基地内に在る“電車資料室”で視掛けた、開業から日が浅い時代の案内看板が上記のモノである…1912年から運行している鹿児島の路面電車は、既に100年を超えて運行中であるが…上記の案内看板に掲げられている事項…殆ど今日でも変わっていないように思う。そしてそれは鹿児島に限らず、各地の路面電車でも同様だ。街中で“煤煙”(現在なら排気ガスとかCO2という話しか?)が出るでもなく、早朝から夜までそれなりの頻度で運行されているものである。“超低床”というような車輌に至っては乗降の手軽さは格別である。こういうモノを視ると、路面電車は「旧くてもそれなりに佳い」という“普遍性”を一定程度備えている存在であるというようなことを考える…
3月に撮影した多数の写真を順次整理公開していたが…この“電車資料室”のモノ―数は決して多くない…―は未公開に終始していた…気付いて公開したところである…
“電車資料室”は、鹿児島市交通局の路面電車の車輌基地構内に在る。構内の建物の2階に設けられているのだが、場所柄、職員の先導・案内が必須なので見学には「事前の電話申込」が欠かせない。鹿児島へ発つ少し前に、電話して申し込んでおいた…
↓奥が“菱形”、手前が“Z形”のパンタグラフだ…
↑電車の天井に乗っていて、架線から電気を取り入れるためのモノだ。外で視ると、少し高い電車の天井に乗っているので大きさが少々感じ悪いが、こうやって室内で目の前に在ると、大きさに少々驚く。概ね2メートル程度も在る…
↓決して広くない場所に、旧い方向幕や機器や道具や写真等が多数展示されている…
鹿児島の路面電車も、モータリゼーションの影響等で一部路線の廃止を経験している。市内を移動した際に通った場所に関して「嘗ては路面電車」ということを知る場面も在って興味深かった…
また路面電車の車輌は“長命”だが…「幼少の頃に視ていた」ような「かなり懐かしい自動車」と、「昨日視掛けた」とか「今日乗車した」という路面電車と同型のモノとが写っている写真等は面白いと思った…
この“電車資料室”の見学の際には、お願いすると構内の車輌も見せて頂ける…多数の写真を撮ってしまったが…
100年近くも前の開業から日が浅いような頃に、既に或る程度「完成された型」でサービスを提供していた路面電車…鹿児島でも新規路線を設ける計画が持ち上がっているそうだが、近年になって「やっぱり佳いモノ」という認識が拡がっているのかもしれない…
事の序でなので、鹿児島の路面電車の画へのリンクを…
↓3月撮影の鹿児島の路面電車…

↓3月登場で話題の<でんでん>はこちら…

この“電車資料室”の見学の際には「のこのこと訪ねて行ったモノ好き約1名」のために、係の方がわざわざ時間を割いて御案内して頂いたのだが、大感謝である!!なかなかに勉強になった…そして、「鹿児島の路面電車との再会」を強く期すようになった…







