実は今朝、近所の自販機で煙草を一つ求めたのだが…確り440円になっていた…喫茶店で珈琲を愉しむと、当然ながら場所によって異なるが、概ね400円前後のように思う。一杯の珈琲より、一箱の煙草が高い勘定になる…
9月13日から9月17日にサハリンを訪れたのだったが、その出発前にロシアルーブルの現金を用意した。頭の中に在ったのは「到着した夜に、軽食、飲み物、更に煙草位は求めたい…」ということだった…実際、9月13日の夜、それらを入手した…
サハリンで煙草を求めようとすると、色々な場所で求めることが出来る。“キオスク”と呼ばれる街角の小さな店でも色々と在り、日本でも見受けられるが、スーパーマーケットのレジ辺りで求めることも出来る…サハリンでは、例示した両方のパターンで煙草を求めた…
サハリンでは様々な煙草が売られている…ロシア製のモノから輸入されたモノ、ライセンス生産と見受けられるモノなど実に色々だ…日本でも名前を聞くような、米国起源のモノなどは50ルーブルや60ルーブルというような按配である。が、私はそういうものは気に掛けない…専ら、ロシア国内の銘柄に眼を向ける…それらは、一箱20ルーブル前後で入手可能だ…
サハリンで煙草を求めようとすると「20ルーブル前後から60ルーブル前後」と随分と幅が在る…日本での煙草値上げという“事件”に記事冒頭で触れた中で、喫茶店の珈琲を引き合いに出した。ユジノサハリンスクで何軒かの喫茶店に立ち寄り、珈琲を愉しんだ…私が立寄った所では、120ルーブル、100ルーブル、90ルーブルというような価格帯だった…ということは…「20ルーブル前後から60ルーブル前後」と煙草の価格に幅は在るのだが、サハリンでは「煙草一箱は喫茶店の一杯の珈琲より安価」という話しになるのかもしれない…
9月13日から9月17日にサハリンを訪れた辺りで、1ルーブルは3円程度だった…ということは、「珈琲が370円程度から300円程度で、煙草は180円前後から60円前後」というような理解になるであろうか?
便宜的に「1ルーブルは3円程度」を持ち出した…そして、「20ルーブル前後の煙草を買うと60円前後」ということに思い至った…最近の“400円以上”という日本の煙草価格を思うと、途轍もない安さだ…
しかし…彼の地の中で、これが安価なのか高価なのかを論じる訳にはいかないと思う。何故なら、「1ルーブルは3円程度」という“レート”というものは、「ルーブルが通用している国(ロシア)の中での賃金体系や物価体系など」と「必ずしもリンクしていない」からに他ならない…
一昨年から昨年に掛けて、日本では給与所得者の平均給与が下降したそうだ…それでも“円高”だということは…給与が下降している人の給与を“レート”を用いて外貨に換算し、“外貨の額”で比べると「下降などしていない!?」ということも起こり得るのだ…同じ100万円でも、「1ドルが100円」なら1万ドルだが、「1ドルが85円」なら1万1,764ドルである。“レート”はこの位の幅で動いている…これ位動いていれば、“円高”が“給与下降”の分を吸収してしまって、“外貨の額”で給与を見てみると「下降?!」ということも充分に在る…報じられているところでは「428万円が405万円に下降」ということらしい。428万円の時に「1ドルが100円」であれば、4万2800ドルだ…405万円の時に「1ドルが90円」にでもなれば、4万5千ドルだ…下降どころか増えてしまう!!
という具合に考えると、“レート”を持ち出して外国の物価を高い、安いと論じても然程意味が無いことに気付いて頂けると思う。我々の給与は増えておらず、逆に減っていても、円高が勝手に進むと“外貨の額”では減らないどころか増える場合さえ在るのだから…その「増えた」という話しをされても、それは我々の感覚とは大きくかけ離れている…それは頭の隅に常に置いておかなければならないと思う。
サハリンで求めた煙草の価格のことから、一寸話しが逸れたので軌道を戻したい…
ロシアの煙草の箱を見ると、よく在る“警告”が書かれている…控え目なものから、箱の美しいデザインを台無しにする無粋なものまで様々だ…
見掛けた“警告”を幾つか御紹介したい…
Минздравсоцразвития России предупреждает : КУРЕНИЕ ВРЕДИТ ВАШЕМУ ЗДОРОВЬЮ
(ミンズドラフソツラズヴィーチヤ ラッシー プレドゥプレジュダーイェット:クリェーニエ ヴレディット ヴァーシェム ズダローヴィユ)
↑これはかなり以前から見掛けるもので、控え目に書かれている場合が多いものだ…
「ロシア保健社会発展省は警告します:喫煙はあなたの健康を損ねます」という程の意味合いだ…実はソ連時代のロシア土産の煙草にも、似たような“警告”は在った…冒頭の“○○省”が確か「ソ連保健省」だったと記憶するが…
これなどは、以前の日本の煙草にも在った「健康のため吸い過ぎに注意しましょう」のようなものだ…
見掛けることが急に増えたのは以下のようなものだ…
КУРЕНИЕ УБИВАЕТ
(クリェーニエ ウビヴァーイェット)
↑箱の表側、三分の一程度に大きな文字で書かれている…結構目立つ…
「喫煙は(人を)殺す」という程の意味だ…「Smoking kills」(スモーキング キルズ)の直訳である…“欧米スタイル”の“翻訳”であろう…
この箱の表側、三分の一程度に大きな文字で「喫煙は(人を)殺す」と在るものを裏返すと…概ね半分程度に大きな文字で色々と書かれている…幾つもヴァリエーションが在るようだ…
例えば以下のようなものが在る…
КУРЕНИЕ МОЖЕТ ВЫЗВАТЬ БЕСПЛОДИЕ
(クリェーニエ モージェット ヴィズヴァーチ ビェスプロヂエ)
「喫煙が不妊を引き起こす場合が在る」という程の意味だ…
更に…
КУРЕНИЕ МОЖЕТ ЯВЛЯТЬСЯ ПРИЧИНОЙ ИМПОТЕНЦИИ
(クリェーニエ モージェット ヤヴリャッツァ プリチーナイ インポテンツィイ)
「喫煙はインポテンツの原因となる場合が在る」という程の意味だ…
こういうのを視ると…「そこまで言う?!」という気もするが…
先程、煙草の価格についての箇所で、喫茶店の珈琲の価格を引き合いに出した。サハリンの喫茶店だが、喫煙席と禁煙席を確り分けた造りの店も在れば、中は全面禁煙になっている店も在った…煙草は、“喫煙可”の場所で程々に愉しみたいものだ…