『真田丸』のサントラ!!

↓年末に札幌でこういうモノを仕入れてあった…

NHK大河ドラマ 真田丸 オリジナル・サウンドトラック III 音楽:服部?之



↑ドラマの<大坂の陣>の場面のスチル写真から取ったらしい画を使ったジャケットが素敵だが…所収作品も好い!!

この『真田丸』というドラマの劇中で使用された楽曲を収めたサウンドトラックのディスクは、初期のモノを収めた“I”、豊臣秀吉が居た時期のモノを収めた“II”、そして終盤のモノを収めた“III”…更に“ベスト”なるモノまで登場している様子だ…一寸驚いた…

これらの中から、最終盤の激戦のストーリーを彩った楽曲が収められた“III”を入手した。

華麗なヴァイオリンソロと交響楽で、揺れ動く時代に生き残りを賭けて奮戦する主人公達の運命を思わせる、勇壮な<メインテーマ>が気に入っているのだが…

他にも、撃って出る策が却下された後の籠城に備え、大坂城の中で防備が薄いと目される辺りに出城を築いて抗戦を図るが、勇躍「いざ!迎え撃て!」という場面で流れていた<新・出港!真田丸>…“五人衆”と呼ばれた「各々の理由」で大坂城に入って指揮官級として活動することになった男達が集まった場面で使われていた<五人の侍>…外国船から買い入れた、大坂城を脅かす物々しい巨砲が出て来る場面で流れた<カルバリン砲>…最後の組織的な戦闘の中、真田の武士団が決死の戦いで次々に斃れる悲壮な場面を彩った<赤備え>…そしてドラマ本編終了後に所縁の地等を紹介する『紀行』コーナーで流れていた、あの辻井伸行が演奏するピアノ…

数多い収録曲の中、挙げたような作品が殊に気に入っていて…確りと“ウォークマン”にそれらを取り込んだ…

記憶に残るようなドラマは、音楽も記憶に残るものだと思うのだが…『真田丸』はそうした例に漏れない!!

オリジナルサウンドトラック 機動戦士ガンダム サンダーボルト

↓お陰様で“発売日”に入手することが叶い、早速に愉しんでいるという作品である。

オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」/菊地成孔



↑「サントラ」ということで、映像作品に供するための音楽集なのだが、映像作品と無関係に「普通の音楽作品」という感覚で楽しむことが出来るモノだと思う。

このディスクに収められているのは、映像作品の『機動戦士ガンダム サンダーボルト』で用いられている演奏や、ボーカルの入った作品ということになる。劇中の主な視点人物が「音楽好き」と設定されていて、各作品は「彼らの好み」を思わせるモノなのだが…大半がこれを愉しむ私の好みにも合致する。配信されている映像作品の一部を観た時から「BGMが凄く好いじゃないか!!」と思っていたのだが、それらを改めて愉しんでいることになる。

映像作品の『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、コミックを原案としたアニメーション作品である。この原案作品そのものは、登場して日が浅い頃から何となく知っていたが、友人の一人が「間違いなく貴君の好み!」と紹介してくれたことが切っ掛けでコミックを手にし、爾来「かなり気に入っている作品」ということになってしまっている。映像作品となっている部分の後も、物語は進行中で雑誌連載は続き、コミックも順次登場している。

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、かの「ガンダム」の劇中世界の設定を使った、「SF戦記ドラマ」というような作品だ。

人々が“地球連邦”という体制下で暮らすようになり、やがて“コロニー”と称する巨大な円筒型の人工天体を宇宙空間に築いて、そこでも暮らしていた“宇宙世紀”という時代…“コロニー”の一つが「連邦からの独立」を叫んで“ジオン公国”と称し、独立戦争を起こした。“コロニー”を攻撃し、更に「地球上に叩き落す」という凄まじい破壊が為され、宇宙や地上に“モビルスーツ”と呼ばれる大きな人型の恐るべき機動兵器が蠢く…そういう戦争が続いていた…そんな中での物語だ。

戦争の当初は、“ジオン公国”の奇襲攻撃や、彼らが使い始めた“モビルスーツ”に苦しめられていた“地球連邦”側だったが、次第に劣勢を跳ね返し、“ジオン公国”の本国を防衛する宇宙要塞への進撃を進めようとしていた。物語はそんな背景の中で始まる。

破壊されてしまった“ムーア”こと“コロニー”の“サイド4”が在った宙域は、“ジオン公国”の宇宙要塞と他の空域を結ぶ連絡航路の一部を為していて、それを護ろうとする“ジオン公国”側に対し、「宇宙要塞攻略作戦の補給経路」として制圧を目指す“地球連邦”側が攻めていた。

“地球連邦”側で制圧作戦を担ったのは、“ムーア”こと“サイド4”の関係者を軸とした“ムーア同胞団”と名乗る戦隊だった。“サイド4”が在った空域は、破壊された“コロニー”や、交戦した両軍の宇宙艦や“モビルスーツ”等の宇宙機の残骸が散乱し、残存している様々なモノが稲光のように宇宙空間に放電する現象が頻発していた。そういう状況の故に“サンダーボルト宙域”と呼ばれていた…“サンダーボルト宙域”を護る“ジオン公国”側では、“リビングデッド師団”がその任務に就いており、“モビルスーツ”を介して操作する“ビッグガン”と呼ばれる移動砲台を、壊れた“コロニー”に在った建物の残骸等の様々なモノの隙間に巧みに隠して配置し、徹底した「待ち伏せ狙撃作戦」で“地球連邦”側の進撃を阻んでいた。

物語の主な視点人物となるのは、“ムーア同胞団”のイオと、“リビングデッド師団”のダリルである。共に各々の陣営で“モビルスーツ”の搭乗員である2人は宇宙戦場で邂逅し、対決することとなる…

少々込み入っている話しを駆け足で紹介した…

両陣営に設定されている主な視点人物であるイオとダリルは、共に「音楽好き」で、持ち場のコックピットに在っても、規則違反を無視してラジオの音楽を聞いている…作中には、正体不明な海賊放送のラジオ局なるものまで登場している位だ…ドラムス演奏という趣味まで持っているイオは熱心なジャズファンで、ダリルは作中世界の「一寸前のヒットソング」を好んでいる…

このサウンドトラックは、イオが好むジャズ調な楽曲と、ダリルが好む「作中世界の、一寸前のヒットソング」という調子な楽曲との混成である。それぞれに好い!ディスクの音楽は“劇伴”と呼ばれるような「映像に合わせて更にアレンジ」というモノでもなく、全曲が「普通に音楽作品として制作した」というままな状態で収められている。それが好い!

とは言え…この映像作品を初めて観た際に、イオが好むということになっているジャズ調なBGMが流れる中、“ムーア同胞団”の将兵が宇宙艦の中を蠢いて、“モビルスーツ”の編隊が、危険な敵の潜む暗い宇宙の戦場に飛び出していくというような画に見入ってしまったということが在り、このディスクに収められた関連の楽曲が殊更に気に入っている…

このディスクに収められた楽曲が使用される映像作品が気に入っているから聴いて愉しいということも在るが、そこを突き抜けて、「気に入った楽曲が収められたディスク」ということでストレートに愉しんでいる面も在る。色々な意味でお薦めな作品だ!!

LIVE IN NEMURO 1977 - Sadao Watanabe Quintet

↓「発売情報」に触れ、思わず発注してしまったディスクである…

ライヴ・イン 根室 1977



↑現在では「大ベテランのサックスプレイヤー」という感じで大きな存在感を示す、かの渡辺貞夫が「気鋭のミュージシャン」という雰囲気であった頃に、小さな街ながらも熱いジャズファンが多いという根室を訪ねて講演した「若かりし日」の熱演を収めたディスク…こんなものが登場したのだ!!

今年の2月、“人生初”ということになった根室訪問の際、根室には30年からの活動歴を誇るジャズのビッグバンドが在ったり、熱いファンが有名ミュージシャン達を迎えた歴史が在ったり、そういう有名ミュージシャンの中には根室の風景にインスパイアされて楽曲に命名をした例も在るなど、「ジャズの街―根室」に親しんだ経過が在った。そうしたことから、この渡辺貞夫の「根室での公演の音源」というモノに、大いに期待した。

その根室から700㎞も離れた稚内の拙宅にディスクが届き、録音された1977年から概ね40年も経った中で、期待に胸を膨らませながらディスクを聴いてみたが…期待を大きく凌駕する素晴らしさだった!!

1977年を挟む時期、渡辺貞夫はかなり意欲的な活動を展開していた。何時も組むメンバーとのキンテットで積極的な公演を展開する他方、国外に飛んで現地ミュージシャンとの録音を行うということも多かったようだ。オーソドックスなジャズに加え、米国西海岸で隆盛になって行ったフュージョンの要素を取り入れたり、ブラジルやアフリカを訪ねた経験にインスパイアされた作品等、渡辺貞夫が紡いだ“音の世界”は実に色彩豊かなモノだった…

この<LIVE IN NEMURO 1977 - Sadao Watanabe Quintet>は、「気鋭のミュージシャン」として当時注目された渡辺貞夫の、色彩豊かな“音の世界”が凝縮されたような1枚だ!!

前半の方は、かなり元気な感じ「ノリノリ!!」という楽曲…途中に少ししんみりとした感じ…また元気な感じになって、メンバーを紹介した後にしっとりとした一曲で閉める…素敵だ!!

素晴らしい作品に出会うことが叶った!!善かった!!

<The Jazz Songs for Nemuro> と <流氷>

根室を訪ねて出くわしたのは…30年を超える活動歴を誇るバンド<EPJO>だった…

<EPJO>とは…「East Point Jazz Orchestra」(イースト・ポイント・ジャズ・オーケストラ)…「東の岬のジャズ楽団」という意味らしい…

↓宿願の「CDデビュー」を果たしたというお話しで…根室でそのCDを入手した!!

The Jazz Songs for Nemuro [ EPJO ]



↑華やかな“ビッグバンド”の演奏!!これが非常に好い!!

このディスクに『流氷』という作品が在る…

↓その『流氷』という作品の出典はこれだ!!

流氷 2 [ 日野元彦カルテット 1 ]



↑1976年2月、日野元彦は自身を含むカルテット(ドラムス、ベース、ギター、サックス)にゲストのサックス奏者を加えたメンバーで根室を訪ね、ライブを催した。その貴重な録音のディスクだ!!

日野元彦は、ライブで新しいオリジナル曲を披露しようと準備をしていて…根室で視た北の海からインスピレーションを受けて『流氷』という題名を付けたのだそうだ…

<EPJO>による『流氷』…ピアノ、ベース、ドラムスに多数の管楽器という、大変に華やかな“ビッグバンド”での演奏だが、蒼い空と海で、吹き抜ける風に揺らめく雪、氷、雲が煌めくような…そういう「郷土の麗しさ」への情愛が滲むような気がする…

<日野元彦カルテット+1>による『流氷』…1976年当時の、未だ現在よりも人口が多かったとは言え、東京などの様子を想えば「ターミナル駅の1日の乗降客数に遠く及ばない」という人口規模の根室に足を運び…そんな小さな街でも、彼らの来訪と演奏を心待ちにしていた多くの音楽ファンに囲まれ、力を尽くして新曲を披露したという…ダイナミックで冷たい海をイメージしていると言いながらも、滾る程に熱い感じがする演奏だ…

この2枚のディスク…最近は「拙宅のヘビーローテーション」になっていて、結構な頻度で聴いている…

根室という街…気鋭のミュージシャンを「呼んでしまった…」という“パワー”を持っていて、そこでの演奏の録音が「レコード化されてしまう…」という“魅力”を有していて、そんな街であるが故に未だに愛好者の音楽活動も盛んであるという、一寸惹かれるものが在る土地だ…

こうやって…根室に縁の作品を聴いてみる頻度が高まっているというのも…「人生初訪問」の“余韻”というものであろうか…

Rising / Nao Yoshioka

かなり旧い歌で、あれは確か私が中学生の頃に聴いていた歌の歌詞だと思うが…「人の眼を気にして、生きるなんて、くだらないことさぁ♪」という言葉が在った。“座右の銘”という程大袈裟なこともないのだが、「人の眼を気にして、生きるなんて、くだらないことさぁ♪」は至言のように思う…

周囲の人達の評判やら、人気やらというのは、「自分自身にとって如何か?」ということで、眼前の事象やモノと向き合う上で、実は然程大きな意味も無いような気がする。とりあえず他者に対する“悪口”のようなことを言って、自身の脆過ぎる精神の安定を図るかのような種族が跋扈する、つまらない感じの傾向も「この時代」には強いように思うのだが、そういう連中は放っておけば善い…自分が追う何かを、出来るように、出来る範囲で追えば、人は「自身らしく」生きることが叶い、それが「世のため、人のため」となる場合も在ろう…「人の眼を気にして、生きるなんて、くだらないことさぁ♪」の背後に、そういうようなことが在るような気がするのだ…

何か、妙な事を考えているかのような書き出しだが…実は“人の眼”に相当する、色々な人の評価や、周囲の評判を「度外視または無視」という状態で音楽CDを入手した。言葉を換えると、かなり久し振りに「発売日以前に“予約”の型で発注し、発売前日に入手してしまう」ということをしてしまったのだ…

↓入手したのは、この作品だ!!

Nao Yoshioka/Rising
↑このNao Yoshioka…所謂「日本の若い女性シンガー」という範疇のアーティストとしては、「最も野心的に、そして着実に“道”を求めている」という感じがする。そして…「ビックリする程に上手い!!」シンガーで、写真で視る限りは、寧ろ小柄な感じがする女性ながら、「驚く程にパワフルな声」に心揺さぶられるものが在る…

↓このNao Yoshiokaを知ったのは、この作品に出くわしたのが切っ掛けだった…

Nao Yoshioka/Light
↑酷く気に入った作品で、随分と聴いた…

如何に優れたアーティストの作品であれ、「一枚目が佳かった!」ということで、「二枚目も!!」ということになるか否かは不明朗だ…しかし…「最も野心的に、そして着実に“道”を求めている」という感じがするNao Yshiokaだけに…期待した!!そして、期待は裏切られなかった!!「極個人的な好み」という以上でも以下でもない―或いは「音楽を聴いて愉しむ」というのは、究極的にはこういうものかもしれないが…―が、「前作より、好きな感じの曲が多い!!」と歓んでいる。

1曲目のLove Is The Answerは、何か「大掛かりなライブのオープニング」という風で引き込まれる…4曲目のJoyの雰囲気が好みだ…11曲目のDreamsは、何か題名どおりに「夢を追う…」という“物語”が感じられるのが好い…

このアルバム…何度も愉しむことになるであろう…確りウォークマンに収めた!!

The Light / Nao Yoshioka

国外での活動を経て帰国し、人気が高まって…というような日本人アーティスト…時々居るのかもしれない。或いは「国外で評価された」ということが、御本人や関係者の大きな自信にもなっていて、そういうものが醸し出す何かが日本国内の音楽ファンにも伝わるものなのかもしれない…

↓最近、なかなかに気に入っているNao Yoshiokaの作品である…



Nao Yoshioka / The Light 【CD】

↑何となく聴いてみる頻度が高くなっているので、こうして御紹介してみた…

Nao Yoshiokaの場合、数年間に及んだ米国での活動と言うのは、“研鑽期間”だったのかもしれない。そうした期間を経て、シングルを1枚リリースするに至り、欧州へ遠征してから帰国し、国内でアルバムのリリースに至った。アルバムが発表されたのは2013年11月である…

或る種の“研鑽期間”だった米国での活動で高い評価を受けたことが、一種の“売り”のようにもなっているのだが…彼女の歌に関しては「佳いモノは何処へ行こうが佳い!!!」という雰囲気である。とにかく圧倒的だ…

写真やビデオで視る限り、どちらかと言えば小柄な印象も受ける彼女なのだが、その身体の「何処にパワーが詰まっているのか?!」と思えるような、のびやかで力強い歌声が大きな魅力だ…(そういうタイプのシンガーも存外に多いかもしれないが…)

アルバムに収められた各作品だが、何か「古き善き」という感さえする、少し前のパワフルな女性シンガーの作品のような「ノリが良い」作品の他方、ゲストに実力派の演奏家を迎えて渋い演奏を入れながら「しっとり」と迫って来るような作品も在る。「どれが」というのでもなく「どれも」好い。敢えて“お勧め”を挙げるなら….<The Light>や<At Last>を挙げておきたいが…“お勧め”を敢えて挙げるのは苦しい…何れも好いからだ…

この記事は「“ウォークマン”の中身…」と題したカテゴリーに向けて綴っているのだが、私は作品を入手してからこれを“ウォークマン”にも確り入れている。私が“ウォークマン”を使うことが多いのは、何処かへ出掛ける際、慣れ切っている稚内・旭川・札幌というような場所を動く際に乗物の中に居るような場面だ。最近、Nao Yoshiokaの歌は、「好き旅のBGM」に数えられるようになってきた…

少しずつ、 Nao Yoshiokaも登場場面を増やしているようである。国内の大都市に在る有名ライブハウスへの出演予定が伝えられている…これからの活躍が楽しみだ。色々なタイプの歌が世に問われるようになることを期待したい…

↓プロモーションを…

Radio Music Society / Esperanza Spalding

偶々視掛けたアーティストが気になり、作品に触れて気に入り、「俄かファン」の謗りを気にも掛けず、「あれは佳いモノだ…」を連呼してみる…時々見受けられる現象だ…

偶々視掛けたアーティスト…個性的な歌声に、何か惹かれるものが在ったエスペランサ・スポルディングである…ラテン系の母、アフリカ系の父を持つ若い女性アーティストで、風貌も何か記憶に残る感じである…

「彼女の作品?」と思い立った時、丁度「旭川へ出掛ける」という用事が在った。「一寸CDショップへ寄ってみよう」と思い付いた…

思い付きは結構だったが…最初に立ち寄ってみた店で在庫が無く…「折角、250㎞も移動してやって来て寄ったのに!!」と妙に面白くない感じで、もう一軒寄ってみると…「在庫が在ります」というお話し!即座に御買上で、CDは250㎞北上することになった…

↓これが入手したディスクである…

Esperanza Spalding/Radio Music Society
↑なかなかに評価が高い作品だという…

エスペランサ・スポルディングはオレゴン州ポートランド市出身である。オレゴン州ポートランド市と言えば、札幌市の姉妹都市だ…私自身、札幌に縁は在るが、だからと言ってポートランドに何か縁が在ったでもないのだが…

エスペランサ・スポルディングはボーカリストとして注目された。斯界の先達の作品、演奏会に参加した訳だが、本来はベース奏者―幾つかの楽器を経験しながら、ベースに至ったようである…―であり、作曲、作詞もする。やがて自作曲を演奏し、歌う作品が注目されるようになって行った。

今般入手した『Radio Music Society』は、エスペランサ・スポルディングの(現時点で)最も新しいアルバムということになる。2012年3月発表だ…

エスペランサ・スポルディングは「ジャズのアーティスト」ということになっていて、ジャズ系のアーティストとして各種音楽賞の受賞歴も有しているが、私はもっと漠然と「ミュージシャン」、「音楽家」という捉え方をしている。私自身の場合、音楽を聴いてみる場面で然程“ジャンル”に拘泥はしないので、彼女に限らず、殆どのアーティストに関して、「ミュージシャン」、「音楽家」という漠然とした捉え方をする傾向に在るのだが…

実際に『Radio Music Society』の各作品を聴けば、“ジャズ”という用語を耳にした時に何となく思い浮かべるような音楽よりも、最近の“ポップス”、或いは“R&B”や“ダンスミュージック”、更にやや「広義の“ロック系”」に寄ったような雰囲気であったり、クラシックの世界で“現代音楽”と呼んでいるようなモノを想起させたりという具合だ。或いは“クロスオーヴァー”とでも呼ぶ概念なのか?とにかく、“ジャンル”の呼称を耳にした場合に何となく思い浮かべるようなモノが「どうでもよくなってしまう」ような作品だと思う。

↓アルバム『Radio Music Society』の中から<City of Roses>である…

↑何処かの学生と見受けられるバックバンドを従えて、エスペランサ・スポルディングがベースを演奏しながら<City of Roses>を歌う様子が視られる…

<City of Roses>(シティー・オブ・ローゼズ)…「薔薇の街」ということになるが、これはポートランドのニックネームである。

“謂れ”がやや解り難いのだが…ポートランドでは薔薇園造りが盛んで、それが素敵である街ということで、“City of Roses”、「薔薇の街」というニックネームが登場したらしい。因みに…NBAのポートランド・トレイルブレイザーズの本拠地は<ローズ・ガーデン・アリーナ>と言う。「薔薇園競技場」という訳だが、この命名も“City of Roses”、「薔薇の街」というニックネームに因むものであるという。序でながら、“ガーデン”としたのは、有名な“マジソン・スクエア・ガーデン”やら“ボストン・ガーデン”というような伝統を誇る場所を意識したらしいが…

エスペランサ・スポルディングの<City of Roses>は、「故郷の街の歌」、「故郷への想いの歌」というようなことになる。

その歌詞の内容は…

***** (拙訳) *****
「薔薇の街」では
赤煉瓦の街路に緑の枝
雨の日は寒々しいでもなく
と言っても降り注ぐものはここを賑やかにする個性的な人々の営み
街の公園、野生のベリー、そして古い橋
流れる川は幸福を運ぶ、海の方から
山は雪を被り、静かに私の頭上に聳える
そして何処に在っても私はこんなルーツと共に在り、そして気付く
私は何時も天国の小さなかけらを、私自身のこうした記憶を抱えている

薔薇の街から 薔薇の街
薔薇の街 薔薇の街
薔薇の街 薔薇の街
薔薇の街 薔薇の街

川を下ってみれば、ウィークエンドマーケット
晴れた土曜日にウォーターフロントは賑やかになる
露天商や若者が、望み得る、または考え得る全ての人達が
忙しく荷物を運び続けている
農家の人は街で新鮮なトウモロコシを売り
ミュージシャンは張り切ってジャズシーンを盛り上げる
そして何処に在っても私はこんなルーツと共に在り、そして気付く
私は何時も天国の小さなかけらを、私自身のこうした記憶を抱えている
世界中へ私はこんなルーツと共に出掛けて行く そう 私は気付いた
何処へ旅に出ようとも私は私自身と共に、こうした私の記憶と共に旅を続ける

薔薇の街から 薔薇の街
薔薇の街 薔薇の街
薔薇の街 薔薇の街
薔薇の街 薔薇の街

世界中へ私はこんなルーツと共に出掛けて行く そして私は気付いた
私は何時も天国の小さなかけらを、私自身のこうした記憶を抱えている
世界中へ私はこんなルーツと共に出かけて行く そう 私は気付いた
何処へ旅に出ようとも私は私自身と共に、私の心に生きるポートランドと共に旅を続ける

***** (拙訳) *****

要約するならば…

美しい街並みに生き生きとした人達が行き交っている。川が流れ、見上げると雪を頂いた山が聳え立っている。そんな街での「天国の小さなかけら」のような素晴らしい思い出。そんな思い出と共に生き、何処へ行っても忘れない。

というようなことになるだろうか…

「薔薇の街」の連呼の部分…「シティ・オブ・ローゼズ♪」が繰り返される部分のメロディーが気に入っていて、最近はぼんやりしていると、この部分が思い浮かぶことも在る…

というようなことで、何か非常に気に入ったので、この<City of Roses>を含む『Radio Music Society』をウォークマンに確りと入れた。出先でも楽しむことが出来るようになった訳だ!!

HMV ONLINE

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Brooklyn Purple(ブルックリン・パープル)

拙宅で使用しているパソコンは、光学メディアドライブを外付けする方式であり、ドライブは「壊れてしまった前のパソコン」に合せて求めたモノで、普段は一寸奥に仕舞い込んであるので、「CDから音楽データを取り込む」のが若干億劫である…

そういう「つまらない事由」で、「ウォークマンのライブラリーを再構成」という作業は、それ程進んでいる訳でもないのだが…漸く、新しいモノを入れることが出来た…

↓こういう作品をウォークマンに取り込んだ…



Brooklyn Purple / 纐纈歩美

↑最近、俄かに気に入ってしまった作品だ。ウォークマンに取り込んだので、出先でもゆっくり愉しむことが出来るというものだ…

Brooklyn Purple(ブルックリン・パープル)…何となく好いタイトルだ。残念ながらニューヨークを訪れたことは無いのだが、“ブルックリン”と聞けば思い浮かぶ大きな橋梁が、黄昏や早朝の紫色を帯びた空を背景に聳え立ち、行き交う人々や車輛を睥睨しつつ、街の歴史を見詰めているような…何かそういうようなことを想起させるタイトルである…

このタイトルだが、ニューヨークのアーティストと共演を果たした録音ということで、「ニューヨークの地名に因んだ…」というような考えで命名されたものと見受けられる…なかなかに好い…

ジャケット写真の美しい女性アーティスト…纐纈歩美(こうけつあゆみ)である。サックス奏者だ…

音楽好きな友人と話題にしたのだが…“纐纈”(こうけつ)を一瞥すると“綾瀬”(あやせ)のように見える。何処かでアルバムの紹介を何となく視たり、演奏を聴いて、アーティストについて調べようとすると…思わず“綾瀬”(あやせ)で調べてしまい、「該当するアーティストが居ない!?」という話しになってしまう…これは“纐纈”(こうけつ)である。御本人の本名であるとのことだ…「纐纈」とは絞り染めの模様を指す旧い言葉らしい。それが転じて姓としても用いられるようになったということで、美濃国で起こった姓らしく、現在でも岐阜県や愛知県で比較的見受けられるらしい。因みに纐纈歩美は岐阜県出身とのことだ…

余り見掛けない姓なので、その話題が膨らんでしまったが…話題を戻す…

この<Brooklyn Purple>は、非常に気に入っている。2010年にCDデビューを果たした纐纈歩美は、概ね「年1枚」でアルバムを発表し、本作は4枚目となっている。残念ながら他作品は現時点では聴いていないが、それでも「着実に積み上げてきたもの」が在るのであろうと伺わせる作品だったと思う。

本作は、ピアノ、ベース、ドラムスと3人の演奏家を迎えて、基本的にカルテット編成の演奏をしているが、中には「ピアノ伴奏をバックにサックスを演奏」という非常にシンプルな作品も在る。楽曲は10曲在り、5曲は作曲者として纐纈歩美自身の名が挙がっている。

各作品だが、各々にピアノ、ベース、ドラムスの「聴かせどころ」も適度に入っていて、それぞれに好い。聞き覚えが在るメロディーであろうが、初めて聴くオリジナルであろうが、殆ど気にせずに、夢中で愉しめる演奏だと思う。ハッキリ言って、最初から「知っている曲か、そうではないか」ということ等気にせずに演奏を聴くことを愉しむ性分では在るが…「何となく」レベルの「個人的好み」だが…所謂“カルテット”でジャズ系統の演奏というモノのバランスが、非常に面白いと思う…

「ピアノ伴奏をバックにサックスを演奏」のものは<Calling You>なのだが…これが秀逸だ!!サックスは「歌う管楽器」という感じがするのだが、正しく「歌」という感の演奏だ…

時々、「これは好いぞ!!」という作品に出会うと、一寸奨めてみたくなるというものだ…

スヴィリドフ『吹雪』より <トロイカ>

久々にウォークマンを弄った…

ウォークマンに関しては、主に「出掛けた際に移動の場面で音楽でも愉しむ」という使い方をしていたが…半ばは「間違って」なのだが、入れていた殆どの曲を消去し、新たにライブラリーを設けることにした。既にやや長いこと“満タン”で、新しいものを取り込んでいなかった…

↓こういうディスクから、気に入った作品を取り込んだ…

ミャスコフスキー(1881-1950) /Sym 10 : Titov / St Petersburg Camerata +tchaikovsky Sviridov

過日、サハリンのネベリスクからやって来た少年少女がバイオリン演奏を披露したものを聴く機会が在った。その中で、彼らが演奏した<トロイカ>という曲が気に入った!!

何か「“勇壮さ”と“哀愁感”の同居」とでも言うような、「如何にもロシア由来のメロディー」とでも言ってみたくなる独特な調子で、“トロイカ”―三頭の馬で牽引する馬車や橇―という題から想起される「垂れ込める雲の彼方を目指して駆け抜けるような状況」、「荒涼とした大地を貫く路を突き進むような状況」、「希望と不安が入り交じりながら旅に出るような風情」というものが感じられる作品だった。少年少女が演奏していたということで、何か「愉しいことも、苦しいことも待っている、若者が向かって行く人生のBGM」というような気もした。とにかく気に入った!!

<トロイカ>…これは民謡ではない。プーシキンの『吹雪』という短篇が在り、その作品「より」と紹介されていた。『吹雪』とは、短篇小説を集めた『ベールキン物語』という作品の中に収められているモノだ…

この曲は、1964年に『吹雪』に着想を得た映画が登場した際にサントラとして創られたモノの一つであることが判った…スヴィリドフという、ショスタコーヴィチの弟子でもある作曲家の作品だ。1914年生まれというスヴィリドフは1998年に他界しているが、ロシアでは未だに使われているらしいニュース番組のテーマ音楽を作曲するなど、なかなかに人気が高いようだ…

プーシキンの『吹雪』?どのような作品か?

↓こういうモノを利用した…
>>稚内市立図書館 検索

『ベールキン物語』は図書館に在る旧い文学全集に収められていて、『吹雪』を読めそうであるということが判り、図書館に足を運んでみた…

旧い文学全集は“2段組”の体裁になった本文で、「何時の翻訳??」というような文章だった…その『吹雪』は30分か40分で読了出来た…極短い短篇だった…

1811年か1812年か…所謂“祖国戦争”の頃の物語である…

******* ↓『吹雪』の内容↓ *******

ある村の富裕な家の娘は17歳。近くに駐屯していた軍の、決して豊かではない青年士官と恋に落ちた。

深く愛し合うようになった2人だが、両親が結婚を許してくれそうにはない。

冬の或る日、近所の教会で密かに結婚式を挙げ、遠くへ逃げてしまおうと画策した。

青年士官は娘が待つ教会へ出発するが、激しい吹雪に行く手を阻まれてしまう。

やがて娘は家に戻り、体調を崩して寝込んでしまうが、青年士官のことをうわ言に…両親は結婚を許しても構わないと考えるようになるが、青年士官は出征してしまっていた。

数年が経ち、娘の父親は他界していて、娘は他の村に移り住んでいた。青年士官の消息が伝わったが、彼は戦死してしまっていた。

失意の日々の中、娘は別な青年士官と親しくなり、彼が求婚する。

娘は求婚を容れようとするが、士官は妙なことを言い出す。実は妻が居るという。

士官は、雪の中を急いで移動しようとして、吹雪の中を無理に出発し、道に迷って教会に立ち寄った。そこで結婚式が始まろうとしていて、祭壇に新婦が居た。招かれたので、結婚式を挙げてしまったが、新婦はその場で驚愕して立ち去った。自身も新婦のその後は承知しない。

娘は、待ち望んだ男と眼前の男を間違えたのだったという事実を知る。

******* ↑『吹雪』の内容↑ *******

という話しが淡々と綴られているのが『吹雪』だ…映画の方は、どういうアレンジになっているのだろうか?

音楽の方は、「映画のサントラ」ということで、なかなかに勇壮な管弦楽となっている…

『COVERS』/BENI

今般、7月24日から7月27日に日程でサハリンを訪ねているが…出発の少し前に入手したディスク…

↓ウォークマンに入れて聴いている…

COVERS
↑これがなかなかに佳い!!!!聞けば、最近なかなかに好評を博しているそうだ…

男性ヴォーカルで知られるヒット曲を女性ヴォーカルでカヴァー…日本国内のヒット曲だが、全て英語歌詞を創っている…

アルバムで取り上げられている曲は、その大半が口ずさむ程ではなくとも「これ!!」と聴けば判るメロディーなのだが、何か「米国辺りの若い女性シンガーによる新作?」という雰囲気になっている。

今般の旅では「移動中のBGM」として、随分と聴いてしまった…

映画『探偵はBARにいる』オリジナルサウンドトラック

愉しく観た映画というものに関しては、作中で使用されている音楽が好みに合うことが殆どである。映画で使用された音楽などは、“サントラ盤”ということで出回る場合があるが、意外にそういうものが好きだ…

観たばかりの気に入った作品のサントラ盤!!

映画「探偵はBARにいる」オリジナルサウンドトラック
映画もお奨めだが、このサントラ盤もかなりお奨めだ!!

映画で使用される音楽だが、「主旋律が同一なものを、使用場面の画に合わせて多様にアレンジ」というパターンが在る。この『探偵はBARにいる』のサントラ盤にもそういうパターンの作品群が入っているが、何れもなかなかに好い。

映画は2011年2月に撮影されていて、何となく2009年頃か2010年頃の物語のような雰囲気に纏まってはいるが、何処となく“昭和風”なものが在る。所謂“ファンク”ということになる「ジャズ寄り」なサントラ盤だが、これがその“昭和風”な画に合うと思う…

映画を観た後に聞けば、愉しかった映画の場面を色々と思い出すのだが…映画と無関係に聴いても「なかなかに渋いアルバム」という按配に楽しめる…

このサントラ盤…「好評につき品薄」という噂も在るが…記事に貼り付けたリンクでアッサリと入手が叶った…

早速ウォークマンにも入れて、この「なかなかに渋いアルバム」を手近に置いて愉しみたい!!

Teo Torriatte / QUEEN

“Teo Torriatte”?ラテン語か何か?と思うのだが…これは「手を取り合って」という日本語をアルファベットで記したもので、何故か“rr”になっている…

↓このチャリティーアルバム<Songs for Japan>に収録されているQUEENの作品だ…
 iTunes Store(Japan)
↑これを入手して以来、殆ど毎日のように幾つかの作品を選んで聴いている…

そんな中、この“Teo Torriatte”については、ほぼ毎回選んで聴く…なかなかに好いのだ!!去る4月9日の『音の惑星』でも取上げたのだが、何度も聴いても飽きない…

という訳で、「iTuneのコンテンツをウォークマンに…」というのには多少迂遠な方法が必要だったが…「何処にでもこの作品を抱えて行けるように」と確り入れてしまった…

これは、1976年発表のアルバム『華麗なるレース』に収録された作品である…日本語の歌詞が入っている…

↓これが、その日本語歌詞の部分である…
Teo torriatte konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki

「手を取り合って、このまま行こう。愛する人よ、静かな宵に光を灯し、愛しき教えを抱き」というものだ…

何か教会で歌われる賛美歌のような雰囲気の歌詞である…

更に…フレディー・マーキュリーの日本語が意外に上手で聴き易い…彼はこのブログ話題にしたこともあるダニエル・カールのように、長期間に亘って日本国内に住んでいた訳でもないのだが…優れたシンガーは、「歌う曲の歌詞」ということなら、不慣れな外国語でもそれなりに自分のモノに出来てしまうのだろうか?そんな余計なことも考えてしまったが…

発表当時は、QUEENを初めて熱狂的に迎えたという、日本の熱心なファンに向けて用意されたものだったらしい…

歌の殆どの部分は英語であるのだが、「全編が英語」という録音は存在しない…この「一部日本語」という録音だけが存在するようだ…

↓上述の日本語部分の英語は下記のようになる…
Let us cling together as the years go by
Oh my love my love
In the quiet of the night
Let our candle always burn
Let us never lose the lessons we have learned

こうしてこの“Teo Torriatte”をチャリティーアルバムの一作品として聴くと、「世界のアーティストや音楽ファンは、何時でも日本の人々と共に在る」ということを想い起させてくれるような気がする…善い選曲だ!!

↓<Songs for Japan>は下記で入手可能だ…
 iTunes Store(Japan)

↓更に、CDも登場することになった!!

Various/Songs For Japan
↑“円高”の故か?お求め易い価格になっている…

indigo jam unit の作品…

このところ、非常に気に入っている作品を御紹介したい。

↓下記のアルバムである…


indigo jam unit/Collectivity
↑こちらは少し前から時々愉しんでいた…


indigo jam unit/Roots
↑こちらは最近入手した…

上記2点は、4人の日本人ミュージシャンによるユニット、indigo jam unitの作品である!!

非常に「力漲る」感じの演奏を聴かせてくれるユニットである。

2005年に結成されたというindigo jam unitは、「4人組」という点は「よく在る…」感じなのだが、その“編成”はなかなかにユニークだ。“ピアノ”、“ベース”、“ドラムスまたはパーカッション”、“ドラムス”という編成なのだ。少なくとも私自身は、彼ら以外にこういう4人で演奏している例を知らない…

“ピアノ”、“ベース”、“ドラムスまたはパーカッション”、“ドラムス”という編成…複数の打楽器が力強いリズムを叩き出し、ベースが唸り、変幻自在のピアノがメロディーを奏でる…という按配で、実に愉しい!!

↓「あんたの能書きは沢山だ…」という方…とにかく下記を是非…

↑indigo jam unit : 笹井克彦(WB)、樽栄嘉哉(Pf)、和佐野功(Dr & Per)、清水勇博(Dr)

とにかく素晴らしい演奏に出会えた!!こういうものは、ひっそりと一人で愉しんでいるばかりにせず、広く紹介するべきだと思った次第だ…

>indigo jam unit - official HP

『沙粧妙子―最後の事件』オリジナル・サウンドトラック

↓やや旧い代物なので、今入手しようとすれば下記リンクのようなもので中古を探すのが多分早いのだが…(更に安価である…)
「沙粧妙子 最後の事件」オリジナル・サウンドトラック

過日来このDVDを観て、サントラCDをテレビ放映当時に入手して大切に保管してあったことを思い出した…引っ張り出して、CDの各作品をウォークマンに確り入れてみた…

テレビドラマではオープニングに使われていた重厚で哀愁感漂う曲や、逃走する容疑者を追跡する場面のアップテンポでスリルを演出する曲、或いは捜査活動をする際のマドンナ作品をアレンジした曲など、なかなか気に入っている作品が多い…

大変に気に入っているドラマのサントラ…こういうものは大変結構だが、「結構だと思う理由」というのを探ってみると、「純粋に音楽が気に入る」ことに加えて「ドラマへの傾倒」が在って「聴いてみたい!!」ということになるのかもしれない…

実は“沙粧刑事”を演じた浅野温子に関して…申し訳ないが、私はこの役以外の役を殆ど記憶していない…彼女は、近年は余り視掛けないものの、夥しい作品に出演していた筈だが…それにも拘らずである…

“沙粧刑事”と言えば“彼女”で、“彼女”と言えば“沙粧刑事”なのである…あの風貌や、暑い時季な筈―7月から9月に放映されたドラマであった。劇中の画も初夏とか春というような、温かい季節の感じ…―であるのに「冷たい風が時折吹き抜けそう」なクールな雰囲気、一寸無理に「キャリアの恐持て女捜査官」風に創っている感じ…というようなものが非常に強い印象を残しているからなのだが、同時に思うのは、ドラマの“沙粧刑事”が見せる「はみ出し感」というようなものに、微妙な共感を覚えているのかもしれない…ということだ…

更に…ドラマでは“沙粧刑事”がプロファイリングの研究スタッフをしていた頃の同僚であり、恋人でもあった「謎の男」である“梶浦”が作品世界全般に暗く大きな影を落としているのだが…その“狂気の天才”が放つ「底知れぬ不気味な存在感」に惹かれ、それを演出する音楽に堪えられない何かを感じているのかもしれない…

ということで、ウォークマンに収まったこの魅力的なドラマのサントラ…折に触れて愉しめそうだ…

URIAH HEEP / Live 1973

1970年代に一世を風靡した英国のバンド、ユーライア・ヒープ…

彼らが1973年1月にバーミンガムで催したライヴを収録したアルバムである…


Uriah Heep/Live 1973
↑様々なヴァージョンが出ているが、とりあえず最も安価と見受けられるヴァージョンにリンクを貼ってみた…

1970年代のバンド…ライヴになると、何か「奔放なセッション」という趣の演奏になり、同じ曲でもアルバム収録版とかなり趣がことなるということも多々在る…このアルバムは正しく「そういう音」が愉しめる!!

1973年当時は未だ技術的な事情で、アーテイスト達がステージに上がってから楽器を微調整する必要が在ったらしく、冒頭の方はそんな音も入っている…それが妙に生々しい…

好き好きだが、或いはこの“ライヴ”の方が“アルバム”より良いように思えることさえある…

個人的には、彼らの作品は秋の朝陽や夕陽を眺めながら聴くのに好適なような気がしている…

Candy Dulfer / LIVE IN AMSTERDAM

非常に気に入っているアルバムの一つである!!


Candy Dulfer/Live In Amsterdam

キャンディー・ダルファーを知ったのは、何かの雑誌で偶々写真を視て「画になるサックス奏者だ…」と思ったことが切っ掛けだった…

その後、彼女の作品に幾つか触れてみたが、作品の方にはキャンディー・ダルファーを知る以前から知っているものが在った!!<Lily Was Here>という作品である…

バルト海のヘルシンキ・ストックホルム間を行くフェリー…なかなか豪華な船で、素敵な一夜が愉しめる…豪華な船室は当然高価だが、リーズナブルな料金の船室も色々と在り、それなりに愉しめる…

そのヘルシンキ・ストックホルム間のフェリーに“ナイトクラブ”が在る。そこで鳴っていて、何度か聴いた作品が<Lily Was Here>だったのだ。何か忘れ難いメロディーが非常に気に入っている…

今回取上げたアルバムは、キャンディー・ダルファーが母国オランダのアムステルダムで催したライブを収録したものである。

これがななかな愉しい。乗り物での旅には意外に合う音楽だ…実際…稚内・コルサコフ間のフェリーで聴いていた…

ところで…私が愛用し始めたウォークマンの“ノイズリダクション”だが、存外効果が在るようだ。エンジン音が聞えるフェリーの甲板でウォークマンを使用して実感した。ヘッドフォンを外すと「こんなに音がしていたのか?」と軽く驚いたりした…

これからも乗り物移動の際には、このアルバムと付き合う機会が在るだろう…

Iron Maidens

↓アイアンメイデン作品にこんなジャケットのモノが?

Iron Maidens/Iron Maidens
↑実はこれ…アイアンメイデン“ズ”の作品である…

アイアンメイデン“ズ”…これはアイアンメイデンの作品を演奏する女性5人によるバンドである!!

アイアンメイデン作品は、「随時聴きたい」作品だが…こういう少し捻ったモノも悪くはない…

Eye of the Tiger

“ウォークマン”に最初に入れてみた曲…『アイ・オブ・ザ・タイガー』だ…


Survivor/Eye Of The Tiger

この曲…2006年に札幌で奮戦したバスケットボールのスロヴェニアチームを思い出す…

彼らは対米国戦の第4クォータ…場内に鳴った『アイ・オブ・ザ・タイガー』と共に、それまでの劣勢を跳ね返して、凄まじい反攻を見せた!!優勢な大軍に囲まれた小さな城を護る勇者のように、持てる技と力を存分に発揮した…

その想い出以来、この曲が殊更に好きになった!!ということで、何時も手近にデータを置いておいて聴いてみたい…

実は…あの2006年のスロヴェニアチームのメンバー…対米国戦の会場に向かうバスの中で、『アイ・オブ・ザ・タイガー』を“音漏れ”するような音量で聴いていた…

“音漏れ”は、普通は迷惑なのだが…あの時のスロヴェニアチームの面々に肖って、何か難しい勝負の時には『アイ・オブ・ザ・タイガー』を聴いて気持ちを高めるというのも悪くはないかもしれない…