久々にウォークマンを弄った…
ウォークマンに関しては、主に「出掛けた際に移動の場面で音楽でも愉しむ」という使い方をしていたが…半ばは「間違って」なのだが、入れていた殆どの曲を消去し、新たにライブラリーを設けることにした。既にやや長いこと“満タン”で、新しいものを取り込んでいなかった…
↓こういうディスクから、気に入った作品を取り込んだ…

ミャスコフスキー(1881-1950) /Sym 10 : Titov / St Petersburg Camerata +tchaikovsky Sviridov
過日、
サハリンのネベリスクからやって来た少年少女がバイオリン演奏を披露したものを聴く機会が在った。その中で、彼らが演奏した<トロイカ>という曲が気に入った!!
何か「“勇壮さ”と“哀愁感”の同居」とでも言うような、「如何にもロシア由来のメロディー」とでも言ってみたくなる独特な調子で、“トロイカ”―三頭の馬で牽引する馬車や橇―という題から想起される「垂れ込める雲の彼方を目指して駆け抜けるような状況」、「荒涼とした大地を貫く路を突き進むような状況」、「希望と不安が入り交じりながら旅に出るような風情」というものが感じられる作品だった。少年少女が演奏していたということで、何か「愉しいことも、苦しいことも待っている、若者が向かって行く人生のBGM」というような気もした。とにかく気に入った!!
<トロイカ>…これは民謡ではない。プーシキンの『吹雪』という短篇が在り、その作品「より」と紹介されていた。『吹雪』とは、短篇小説を集めた『ベールキン物語』という作品の中に収められているモノだ…
この曲は、1964年に『吹雪』に着想を得た映画が登場した際にサントラとして創られたモノの一つであることが判った…スヴィリドフという、ショスタコーヴィチの弟子でもある作曲家の作品だ。1914年生まれというスヴィリドフは1998年に他界しているが、ロシアでは未だに使われているらしいニュース番組のテーマ音楽を作曲するなど、なかなかに人気が高いようだ…
プーシキンの『吹雪』?どのような作品か?
↓こういうモノを利用した…
>>稚内市立図書館 検索『ベールキン物語』は図書館に在る旧い文学全集に収められていて、『吹雪』を読めそうであるということが判り、図書館に足を運んでみた…
旧い文学全集は“2段組”の体裁になった本文で、「何時の翻訳??」というような文章だった…その『吹雪』は30分か40分で読了出来た…極短い短篇だった…
1811年か1812年か…所謂“祖国戦争”の頃の物語である…
******* ↓『吹雪』の内容↓ *******
ある村の富裕な家の娘は17歳。近くに駐屯していた軍の、決して豊かではない青年士官と恋に落ちた。
深く愛し合うようになった2人だが、両親が結婚を許してくれそうにはない。
冬の或る日、近所の教会で密かに結婚式を挙げ、遠くへ逃げてしまおうと画策した。
青年士官は娘が待つ教会へ出発するが、激しい吹雪に行く手を阻まれてしまう。
やがて娘は家に戻り、体調を崩して寝込んでしまうが、青年士官のことをうわ言に…両親は結婚を許しても構わないと考えるようになるが、青年士官は出征してしまっていた。
数年が経ち、娘の父親は他界していて、娘は他の村に移り住んでいた。青年士官の消息が伝わったが、彼は戦死してしまっていた。
失意の日々の中、娘は別な青年士官と親しくなり、彼が求婚する。
娘は求婚を容れようとするが、士官は妙なことを言い出す。実は妻が居るという。
士官は、雪の中を急いで移動しようとして、吹雪の中を無理に出発し、道に迷って教会に立ち寄った。そこで結婚式が始まろうとしていて、祭壇に新婦が居た。招かれたので、結婚式を挙げてしまったが、新婦はその場で驚愕して立ち去った。自身も新婦のその後は承知しない。
娘は、待ち望んだ男と眼前の男を間違えたのだったという事実を知る。
******* ↑『吹雪』の内容↑ *******
という話しが淡々と綴られているのが『吹雪』だ…映画の方は、どういうアレンジになっているのだろうか?
音楽の方は、「映画のサントラ」ということで、なかなかに勇壮な管弦楽となっている…