『デイウォッチ』―壮大な感じの“ロシアのマトリックス”?

少しばかり久々に「土曜日のレンタルDVD」というお楽しみを…

ということでロシアの映画を見付けて愉しんだ…


Movie/デイ ウォッチ - ディレクターズ カット

この『デイウォッチ』は『ナイトウォッチ』という作品の続編である。『デイウォッチ』は『ナイトウォッチ』の後に観た方が判り易い面も在るが、独立の作品としても十分に愉しい。

『デイウォッチ』、『ナイトウォッチ』の世界…遥かな昔、“光”の一族と“闇”の一族による激しい争いが在って、それが“停戦”となった。互いに“違反行為”を監視・摘発もしながら均衡を保ち、現代に至っている…“光”の一族と“闇”の一族に連なる者達は“異種”と呼ばれ、“異界”と呼ばれる異次元と普通の世界を行き来しながらそれぞれに生きている…

主人公アントン・ゴロデツキーは第1作の『ナイトウォッチ』で、ある出来事から“闇”に近付き、“異種”であることに目覚め、“光”の陣営に加わる。『ナイトウォッチ』の最終盤で、実の息子が居て、その息子が“闇”の陣営に走るという辺りで「続く…」という雰囲気になっていた…

第1作の『ナイトウォッチ』は何度か見たことが在ったのだが、『デイウォッチ』は未見だった…ということで愉しくDVDを観た。

『デイウォッチ』では“運命のチョーク”なる伝説のアイテムが登場し、これを巡って“光”の一族と“闇”の一族とによる争いが繰り広げられる…

現代のモスクワを舞台にアクション、CG、特撮で繰り広げられる、冒険譚!!ファンタジー!!理屈抜きに、とにかくも愉しめる!!前作でも出て来たのだが、“光”の陣営が使っているロシア製のトラックを駆使したアクションが愉しい!!また本作終盤、“闇”の力と“光”の力がぶつかり合ってモスクワの街が破壊される場面が在るのだが、この辺りの画は凄い…両陣営の戦士が闘う場面は、『マトリックス』か何かのような描かれ方になる…

それにしても…「手にした者“自身”の運命を変える」という“運命のチョーク”なる伝説のアイテム…何か寓話的で面白い…

この作品は、劇中でロシア語が使われていて、モスクワが舞台になってはいるが…寧ろ「無国籍な感じのファンタジー・アクション」という感覚で愉しめる。とにかく愉しい作品だ!!

↓『デイウォッチ』と併せて『ナイトウォッチ』も…

Movie/ナイト ウォッチ - ディレクターズカット

HMVジャパン

『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』―初めて観た時…007はドイツ語を喋った…

一昨日、昨日とWOWOWで放映の007シリーズ(日本語吹替)に些か興じた…

↓その中で下記作品を愉しんだ…

Movie/007 ワールド イズ ノット イナフ (Rmt)
↑この作品、何度も観ている…

初めて観たのは…ベルリンの映画館だった…所謂“シネコン”であった…少し西側に在る映画館だった…映画の後、やや東側に押えた宿まで、大変な賑わいになった街を厚き廻って引揚げた覚えが在る…最初は別なスクリーンに間違って入り、走って007の方に移動したのを覚えている…確か1999年の大晦日の夕方に観たのだった…

ベルリンの映画館での英米作品の上映…「ドイツ語圏での英語作品上映」ということに他ならないが…これが独語吹替えだった…日本での日本語吹替と同じで、綺麗に台詞が独語になっている…

私は独語に明るい訳でもない…しかし、この種の作品は細かい台詞のニュアンスを度外視して愉しめる面も多い…

ということで然程細かいことを気にせずに、何となく観ていたのだが…

ピアーズ・ブロスナンが演じる主人公ジェームス・ボンドと行動を共にすることになる女性―所謂“ボンドガール”。この作品では、旧ソ連の核兵器の始末という仕事に取組む女性技術者だった…―に出会って名乗る場面で「ボンド…マイン・ナーメ・イスト・ジェームス・ボンド…」とやや枯れた声の独語が出て来た場面は、やや笑いそうになった…「私の名前は○○です」という、初歩の学習者が見る入門書に在るとおりだ…当然かもしれないが…

少し2枚目の黒人系のボンドの同僚―確か“チャールズ・ロビンソン”という約名である…―が、ボンドの頼みを「勿論…」と請け負う場面で、彼は「ナトゥーリッヒ」と応えた…「英語…」と思い込んでいるので、何か意表を突かれる…

そして重要な役どころの、フランス人女優のソフィー・マルソーも、画面ではやや高い声の独語を話す…彼女が英語で話している作品は観たこともあるのだが、独語を話す作品は…知らない…吹替えである…

その後、日本語吹替え、英語に日本語字幕と、スタイルを変えて何度も観た…

作品は…「石油王ロバート・キング卿の巨額の現金をテロリストから取り戻したボンド…だがその紙幣には爆薬が仕掛けられており、英国諜報本部内でキング卿を暗殺されるという事態となる。次に狙われるであろう娘のエレクトラを護衛するためボンドはカスピ海へ飛ぶ…」という内容である。未見の方のために仔細は省かせて頂くが…今作では、ボンドの上司“M”が窮地に陥ったり、雪山でのアクションや、潜水艦内部での対決等々見所も満載だ!!

↓ところで、本作のサントラもなかなか良い楽曲が多い!!

007 ワールド イズ ノット イナフ/World Is Not Enough

『ヒトラーの建築家 アルベルト・シュペーア』―“栄光”と“転落”と…

『ヒトラーの経済政策』という本を読んでいて、以前に観たDVDを思い出した…
ヒトラーの建築家 アルベルト・シュペーア DVD-BOX
ヒトラーの建築家 アルベルト・シュペーア DVD-BOX

ドイツのドラマで、軍需担当大臣として末期のヒトラー政権を支えた人物、シュペーアの物語である…

不況で仕事の少ない建築家だった彼は、勢いを得ていたナチスの党大会の仕事等を請け負って糊口を凌ぐが、やがて“誇大妄想”のような新首都計画の担当者に抜擢される。ヒトラーにとっては“唯一の友”のような存在になっていき、軍需担当大臣に抜擢され、建築の仕事で示した“経営者的才覚”で仕事をこなす…終戦間際、ヒトラーは自殺し、後継者ということになったゲッペルスも自殺する…彼は他の首脳陣と共に捕えられ、戦犯裁判に…

なかなか重厚なドラマだ…

『12人の怒れる男』―「旧い米映画の翻案」ということだが、ロシアの演劇のような味わいのドラマ…

最近は「土曜日にレンタル店」というのが、何となく恒例化しているのだが、何気なく見つけて「これ!!」と借りてしまった1本だ…

ロシアの二キータ・ミハルコフ監督の新しい作品のDVDを見付けた。

Movie/12人の怒れる男


実は確りと観たことはないのだが…旧い米映画『12人の怒れる男』を「現代のロシア」という設定にした“翻案”なのだという。もしこの旧い米映画を詳しく知っていれば、少し違った観方をしたかもしれない。しかし知らないので、「初めて触れるドラマ」として観た。なかなかに面白かった。

殺人事件の裁判が行われている。審理が終了し、12人の陪審員が別室に案内される。“有罪”か“無罪”かを「12名の全員一致」で決めるべく話し合わなければならない。映画はこの話し合いの様が、何となく舞台の演劇を想起させるような雰囲気で描かれている…

劇中の“殺人事件”というのは、「チェチェン人の少年が、養父のロシア人将校をアパートで殺害してしまった」という事件である。時々、「収監されている少年の夢」というような体裁で、少年は武力扮装が続いていたチェチェンで親を失い、親の知り合いでもあって本人も知っていたロシア人将校に引き取られてモスクワへやって来たという境遇であることが「回想の挿入」というような感じで見せられる…

12人の陪審員は、何らのつながりが在るでもない、ランダムに選ばれた各々の仕事や生活を抱える男性である。当初は、その日の色々な予定を気にしている顔触れが目立つ…「早く投票でもして、結論を…」という空気が支配的になる。

「それでは投票…」と早速やってみると、11人が有罪に投票したが、1人は無罪を主張した。「少年の運命が決まる。もっと話し合おう!」ということになる。

この「最初に“有罪”対“無罪”が11対1になる」という辺りは旧い米映画も同じだったと聞く。が、本作のこれ以降は、多分「殆どオリジナル」なように思えた…

審理で語られた事件は、告訴された少年が本当に犯行を実行可能なのか?証拠とされたモノや、採用された証言は有効なのか?本当の動機は何か?こうした論点を底流に据えながらも、12人の男達がそれぞれの人生、人生観、社会の観方などを激しくぶつけ合い、話し合いは夜にまで至る…

劇中でどんな話しが?そして評決はどうなるか?それが気になる方は、是非本作を御覧になって頂きたい。「12人が話し合う」ということが主眼なので、華々しい感じの映画ではない。何か「良質の舞台劇」を観たような印象を抱く作品だ…男達がそれぞれの人生、人生観、社会の観方などを語る場面は、なかなか熱い!!

更に言えば…極最近になって「ロシアでのテロ事件」というニュースでまた「北カフカースの問題」に少し光が当たったような感だが、背景にチェチェン問題を持って来ている本作は「少しタイムリー」な感じでもある…本作でも、チェチェン人等についてやや苦々しいものを感じていて、それを吐露する男や、カフカース出身で成功している男というのも登場している…

『実録 新選組』&『実録 新選組―完結編』―なかなか渋い!!

土曜日にレンタルDVD…最近は恒例化しつつあるのだが、「こんな作品が在った!!」というのに出会うのは、存外に愉しい。

2006年頃の作品らしいが、全く知らなかった作品に出会い、愉しく観たところである…

Movie/実録新選組



Movie/実録新選組: 完結編

題して『実録 新選組』である。新撰組の辿った経過のドラマで、2本から成る。1本目は“池田屋事件”まで、2本目は“油小路事件”と後日談的な終末までである。

所謂“Vシネマ”というものが在る。レンタルも含めて、ビデオを主な媒体とする映画で、その“Vシネマ”から活躍の幅を広げている俳優も多い。そういう“Vシネマ”にかの『仁義なき戦い』シリーズを意識したような“実録”路線というものが在るが、本作はそういうテーストで仕上げた新撰組の物語だ。新撰組の隊士を演じる面々は、その“Vシネマ”で眼にする機会が多い俳優陣である。意外に面白いイメージになっていた。

最初の方では、土地のやくざ者と揉める腕自慢の男達という按配で“近藤”や“土方”が登場し、直ぐに「京の“浪士組”」という展開になる。前半は芹澤派と近藤派の争いという具合だが、結局、全編を通じて「新撰組の内部抗争的事件」というのが大きな軸に据えられている。この編が“実録”路線のテーストというものか…

芹澤派と近藤派の争いだが、芹澤自身と近藤自身は「互いに一目置く」、或いは「親しみを感じている」という描かれ方になっている。互いに“こんちゃん”、“せりさん”と呼び合っている。芹澤派は、浪士組の“悪名”を高めるが「行き過ぎ」という話しになる。結局のところ粛清ということになるが、この辺りが秀逸だった。

“池田屋事件”に関しては、所謂「新撰組モノ」では新撰組が斬る各地の浪士とは全く接点が無いのだが、本作では「一寸した接点」が在る。宮部鼎蔵と近藤が、料亭のような場所で出くわしているような場面が在ったりする…

当時の武士…どういう立場であれ「朝廷に敬意を払う」という意味では“尊王”である…だからというのでもないだろうが、新撰組の隊士にせよ、彼らが斬った志士にせよ、“人対人”で「判り合えるもの」は何処かに合ったと思われる。その辺が描かれている…

後半では「山南総長割腹」が大きな位置を占めている。山南については前半で「利き腕を負傷し、剣を巧く使えなくなった」という描写もされ、その上で“離脱騒動”が起こる…

終盤の盛り上がりは伊東甲子太郎一派との抗争である…ここで斬られてしまう藤堂平助が、全編を通じて「剣術よりも学問の方が得意な、人の良い男」というような、一寸独特な描かれ方をしていて面白い。

更に、「坂本龍馬暗殺」に関しても、独自な解釈をしていて、意外に面白い…

何か、大きく話題になったのか否か、印象が薄い作品だったが、意外に面白かった!!

『必殺仕掛人』の映画3本…

かの“必殺!”シリーズの出発点となった、池波正太郎の小説を原案にしたテレビドラマの「必殺仕掛人」…実は劇場で公開されていた“映画”も在った!!しかも3本も在った!!!

必殺仕掛人<劇場版>DVD-BOX(3枚組) / 田宮二郎/緒形拳





『必殺仕掛人』、『必殺仕掛人―梅安蟻地獄』、『必殺仕掛人―春雪仕掛針』と3作品在る。何れも小説を原案にしている…

主役の“梅安”を演じるのは、1作目の『必殺仕掛人』では田宮二郎、残る2本はテレビシリーズでも演じている緒方拳だ…

これらの各作品…理屈抜きに面白い!!かなり旧い作品ということになるのだが、それは気にならない…初めてこのドラマや映画が出た当時は「“西部劇”か何かのようなギターのBGMを背景に時代劇の殺陣」というような演出が「途轍もない斬新なもの」に受止められたとも聞くが…それも今や珍しくもない。そして、古びてはいない!!

3本纏めてレンタルし、「1日1本」という具合に愉しんだ!!多くの皆さんにお奨めしたい!!

『暗殺』―“日本映画”の魅力を再認識した…

最近レンタルして観た作品である…

↓1964年制作という…
暗殺





1964年…昭和39年…東京五輪の年…“総天然色”とも呼ばれたカラーの映画―今では普通だが…―と、白黒が混在していた時代だという…当時は小学生だったという映画好きな先輩に尋ねてみると「カラーの映画―松竹の“富士山の画”等が記憶に鮮明だ…―も結構観た覚えが…」という話しだったが…

本作は白黒の作品だ。制作当時は、何ら特殊なものではなかったのだろうが、この作品の雰囲気であれば「敢えてそういう具合にした」という感じさえしないでもない…

作品は司馬遼太郎の小説を原案にした“幕末”ものである。冒頭、その原案小説をアレンジしたかのような、やや長いナレーションが入り、そこから物語に入る。“清河八郎”が暗殺されてしまうまでの顛末だ。「奇妙なり、八郎…」という台詞が映画の前半の辺りに出て来るが、確か原案になっている司馬遼太郎の小説に在った表現であったと記憶する…残念ながら、件の小説は未読なのだが…

“清河八郎”…どちらかと言えば、“悪役”的な雰囲気が漂う人物のような気がするが、意外に小説には登場している。また“新撰組ファン”には、隊が結成される切っ掛けの「将軍警護を名目に浪士隊が上洛」という出来事を仕掛けた人物として御馴染みだ…

この“清河八郎”を演じるのは、かの丹波哲郎である…これが凄い迫力だ…丹波哲郎も他界しているが、主な役を演じている皆さんは…軒並み他界していたりする…

何か全編を通じて「幕末の陰影」というような画が凄く印象に残る…一度観る価値は在る!!

それにしても…国産の重厚な映像…旧い作品を観ると、何か圧倒される…

『必殺!仕置人』…

昼食に立寄った喫茶店で新聞を眺めていて、広告を目に留めた…「もしかして!?」と書店に寄り道…

↓そして入手した!!
必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン壱  必殺仕置人 中村主水 (T☆1 ブランチMOOK)
必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン壱  必殺仕置人 中村主水 (T☆1 ブランチMOOK)
↑それから、早速にDVDを観て、付属の雑誌も読んだ!!(雑誌を読んで、付属のDVDを観た、とすべきか…)

『必殺!仕置人』…かの“中村主水”が“初登場”したシリーズである。シリーズから2つのエピソードが選ばれて、DVDに収録されている。収録の第1話が好い!!「ワルより上のワル…」というのが“必殺!”の醍醐味だが、ずばり、そういう台詞が“中村主水”の口から吐かれる!

なかなか価値在る!!

『必殺! 主水死す』―“藤田主水”を“永久欠番”にしたかもしれない作品…

何となく「“必殺!”シリーズが観たい…」という、藤田まことさん逝去のニュースを聞いて以来の感覚が続いている。

↓ということで、これをレンタルして観てしまった…
Movie/必殺 主水死す


役人として務める職場では窓際族で、家庭では恐妻家で、何か厭世的で飄々とした人物である中村主水が、実は凄腕の刺客であるという設定…これは随分と長い年月を掛け、“シリーズ”の各作品を通じて、若干の試行錯誤も交えて“完成”されたものであると思う。「やってられないな…」というような言葉が漏れる厭世的なムードの背後に、秘めた熱いモノが在る、或いは在るのかもしれないという状況もまた、“シリーズ”の各作品を通じて、歳月を掛けて創られてきたものだと思う。本作は、そうした「完成された創造物」としての“中村主水”が凝縮されていると思う。

藤田まこと演じる“中村主水”というキャラクターは、1973年のテレビシリーズ『必殺!仕置人』で創めて登場している。爾来、実に多くのテレビシリーズ、また映画に登場したが、一貫して藤田まことが演じている。が「各作品中の“中村主水”」は、全くの“別人”と考えるべきであろう…シリーズは、例えば大河ドラマか何かのように、時間軸に沿って史上の事件等が展開する中での人間像、或いは群像が描かれているという訳でもないのだ。寧ろ、“時代劇”という舞台装置や様式を借りながら、「制作時期の世相も織り込んだ寓話的な物語となっている」とでも受け止めるべきであろう。

藤田まこと演じる“中村主水”…“藤田主水”が登場する映画は6本在る。本作はその6本目だ。

或いは、「本作で初めて“中村主水”を観る」という方の目線では、幾多の作品で“藤田主水”に親しんでいるファン目線とは、やや違って見えるかもしれない…そして、本作で「“中村主水”役は“藤田まこと”以外は考え難い」という状況を完成させた…“永久欠番”である…

こういう記事を起こして、作品を未見の読者諸賢が作品を実際に観て頂ければ大変嬉しいのだが…以下“ネタばれ”的な話しを綴るので、御都合の悪い方は読み飛ばして頂きたい…

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『壬生義士伝』―大変に見応えが在るドラマ!!

「面白そう…観たい!!」というソフトの存在を知り、「そのうち購入しよう」などとさえ考えていて…そんな最中に偶然にソフトをレンタル店で見掛ける…4枚組のものが4枚とも揃っていて、直ぐにレンタル出来る状況でレンタル店の棚に並んでいると…最早逡巡は出来ない!!

↓ということで、確りと愉しませていただいた作品がこれである!!

ドラマ/壬生義士伝


本作は小説『壬生義士伝』を原案にしたテレビドラマだ。テレビ東京の制作だが、確かあの系列のテレビ局は、正月時季に合計10時間前後の大作時代劇ドラマを1日がかり(昼頃から夜11時頃まで)で放映するということをやっていた。本作も、その枠で制作されたものだと思う。

こういうような、作品の“出自”はどうでもいい…この作品は「2時間強の4話から成るシリーズ」という型で、ドラマの“出自”どころか、原案小説とも無関係に、誰でも愉しく観られる。そして素晴らしい!!

実は私は原案小説も読了している。小説は、主人公“吉村貫一郎”を知り得る様々な“語り手”の目線で、色々な角度から主人公の人物像や生き様が「像を結ぶ」というような、やや凝った展開になっている。他方、このドラマはもっとスッキリとしている。それがなかなか好い!!

ドラマも、小説同様、“吉村貫一郎”が最期を迎える寸前の場面から始まる。新撰組隊士である“吉村貫一郎”は、鳥羽伏見の激戦を潜り抜け、ボロボロな状態で、懐かしい紋の入った提灯を掲げている、故郷盛岡の南部家が大坂に有している蔵屋敷に辿り付く。「せめてもの情け…奥の部屋を貸すから、そこで腹を斬れ!」ということになり、“吉村貫一郎”は座敷に通る。と、ここから、“吉村貫一郎”が戦いを潜り抜けて蔵屋敷に至ることになるまでの物語が時系列で展開されるのである。

原案小説では様々な“語り手”の目線で、“吉村貫一郎”の人物像や生き様がバラバラに出て来るのだが、ドラマは時系列に判り易く整理されている。

“吉村貫一郎”は盛岡の貧しい足軽だった。家族と故郷を愛する好人物で、足軽ながらも非常に文武に優れ、藩校で助教や剣術の師範代を務める、優れた教師でもあった。しかし、努力をして活躍をしても、何らの手当てもなく、貧しさから脱け出すことが出来ない。それでも家族との幸せを強く望んでいたが、領内の飢饉で困窮してしまう。そうした折りに3人目の子を身篭っていた妻は、思い余って入水自殺を企ててしまう。その事件を受け、“吉村貫一郎”は“出稼ぎ”を思い立つ。噂に聞く「京の新撰組」で働き、仕送りをしようと考える。当時は“大罪”とされた“脱藩”に及び、“吉村貫一郎”は京へ向かう…

ということで、激動の時代の中でのドラマが展開する…第1部から第4部まで、各部に各々「泣かせ所」が在る…原案小説で取上げられている挿話は殆ど網羅されている…小説には“吉村貫一郎”の他、息子“嘉一郎”の話しも出ている。このドラマでは、その辺も含めて映像化している…

主人公の“吉村貫一郎”は、あの渡辺謙が演じている。これがとにかく渋い!!南部家大坂蔵屋敷差配役となった、少年時代の友であり、長じてからは上役である“大野次郎右衛門”は内藤剛が演じている。文武に優れた旧友“貫一”に熱い友情を感じている他方、“立場”や“情勢”の故に辛く当たらざるを得ないことに苦しみ、耐える姿を好演している。

これは多くの皆さんに奨めたい作品である!!

序でに…

↓ドラマ原案の小説はこちら…

壬生義士伝 上


壬生義士伝 下


↓ドラマとは別に、映画も在る!!

中井貴一 / 滝田洋二郎/壬生義士伝


この映画の方は、限られた尺の中で、原案小説の作品世界を上手く纏めている。こちらの方で“吉村貫一郎”役は中井貴一が演じているが、彼の風貌は原案小説に出て来る“吉村貫一郎”を強く想起させてくれる…こちらもなかなかお奨めだ!!

『必殺!仕事人2007』―シリーズ“らしさ”が大切にされている感の新しめな作品…

「藤田まことさん逝去」というニュースを受けて、“必殺!”が観たくなり、レンタル店で見つけてきた…

最も新しい、“藤田主水”が活躍する最後の作品となったテレビシリーズ『必殺!仕事人2009』の前に“特番”として制作されたドラマを見付けた!!

必殺仕事人2007


この作品は、若い世代の俳優達を中心に創った新シリーズだが、“藤田主水”は歴代のシリーズの醸し出していたものを新シリーズに投影するような存在感を示している。彼が悪人を倒す場面では、“騙し討ち”的な倒し方であり、ザックリと悪人を刺す場面での“棄て台詞”など最早「様式美」でさえあると思う。

この作品を観て思った。“藤田主水”は余りにも大きな存在だが、彼が他界してしまった以上、新しい世代の俳優を起用して、新しいシリーズはどんどんやって欲しい!!とである…或いはそれが“藤田主水”自身の願いでは?「仕事人が用無しになる世の中…なかなか来ませんね…」というような台詞も在った…

『必殺!三味線屋勇次』―新たに知った作品…

「藤田まことさん逝去」というニュースを受けて、“必殺!”が観たくなり、レンタル店で見つけてきた…実を言うと…今回初めてその存在を知り、そして観た作品である…

Movie/必殺三味線屋勇次


本作は映画だ…“必殺!”の映画は何本も制作されている。確か“藤田主水”が主演した作品は5本在り、5本目の最後で「生死不明(=多分死んでいる)」ということになってしまった。本作はそれを踏まえ、“藤田主水”は出て来ない…

本作の主人公は、“必殺!”シリーズの人気キャラクターである“三味線屋勇次”である。普段は三味線を使っている女性達にも人気の、愛想の好い三味線屋だが、裏では“蜘蛛”のように糸を操って悪人を非情に倒す“仕事人”である。時に「“過剰演出”では?」と思える程に“様式”が追求された、勇次の活躍シーン…これも或いは最もシリーズ“らしい”感じである…

本作に“藤田主水”の登場は無いが、藤田まことは別な役で確り登場し、なかなか好い雰囲気である…

『連合艦隊』―制作当時、最高・最大の熱意と制作費を投じた力作…

レンタル店で「借りたかった『零戦燃ゆ』の隣りに並んでいた」というだけの理由で、もう一本借りた作品をご紹介したい…

Movie/連合艦隊-劇場公開版


1981年公開の大作である…随分話題になっていた記憶が微かに在る作品だ…確か、当時は映画館で観ていなかったと思うのだが…

全般に「空母<瑞鶴>が撃沈される場面と、戦艦<大和>の最期を二つのピークに据えて、第二次大戦期を通じた日本海軍の戦いを鳥瞰する」という雰囲気になっている…

正直なところ…話しがやや拡散し、“主要劇中人物”と言える役もやや多く、少し力が入り難い面は在る…現在も活躍している俳優の非常に若かった頃や、他界してしまった俳優の熱演は観応えも在るのだが…

当時最高の特撮技術を駆使した<瑞鶴>や<大和>の最期の画は、今でも色褪せない…<大和>については、当時のお金で9千万円を投じたという1/20模型―全長が13mにもなる…―を駆使している…

とりあえず一見の価値は在る作品だ…

『零戦燃ゆ』―随分以前に映画館で観た作品をDVDで…

少し前に『零式戦闘機』という本を読み、随分以前に札幌の映画館で観た作品を思い出していた。

高校生の頃、時々思い付いて気になった映画を観に出掛けていた。その中で強く記憶に残っている作品が何本か在る。

↓その一つが本作である…

堤大二郎 / 舛田利雄/零戦燃ゆ

これは「“零戦”と共に在った青春を過ごした若者達の物語」という趣の作品である。“零戦”を巡る様々なことが紹介されている『零式戦闘機』を読んでいて、何か本作を観たいという気持ちが強く沸き起こり、レンタル店で探した。簡単に見付かったのは好かったが、最初に見付けた時は貸出中だったので、数日後にレンタル店を再訪して借りたという次第だ…

嘗て興味深く観た作品を改めて観ると、「観た時に強く感じたことが甦る」部分と、「新たな気付き」が在るものだ…

本作の主人公は、パイロットに憧れて海軍に入隊した2人である。全編の“語り手”役も務める“水島”は訓練中に適性が認められず、整備員としてのキャリアを歩む。“浜田”は念願どおりにパイロットとなって零戦に搭乗するようになる。

物語の冒頭部は、零戦の「驚異の性能」が注目された「台湾から爆撃機と一緒にフィリピンへ出動して戦果を挙げた」という場面である。やがて南方に展開し、苦戦するようになる…そして連合艦隊の山本長官を乗せた飛行機の護衛に失敗する場面がある…この護衛の戦闘機の1機に乗っていたのが“浜田”だった…以後“浜田”は連日の出動であった…“水島”は“浜田”を気遣う…連日の出動で活躍を続ける“浜田”も、撃墜されて負傷してしまう…その頃には内地に戻っていた“水島”は、治療のために戻った“浜田”との再開を喜ぶ。しかし、治療が済むと“浜田”はまたパイロットとして前線に出ようとする…

というような感じの筋に、零戦の工場が在る名古屋で出会った“静子”の存在が絡まる…“静子”は“水島”に好意を寄せるようになるが、「“浜田”が傍目に無茶に見えるような状態で前線に出るのを止めさせるには家庭でも持たせる他ない…」と考えた“水島”は、“静子”に「“浜田”と幸せになってくれ…」などと言い出す…そして名古屋の工場に動員されていた“静子”は…

かなり旧い映画で、筋書きを詳しく綴ったところで、然程問題も無いと思うのだが、それでも未見の方のお楽しみを奪わないよう、これ以上の仔細は綴らない…

高校生の頃に本作を見た際、“浜田”の悲壮な感じに心を動かされたが、改めて観ると「苦楽を共にする友を見詰め続ける」という“水島”に寧ろ着目してしまう…そして“静子”である…

本作は1984年作品だ。現在、それなりに名前が売れている俳優の相当に若い頃の姿や、逆に他界してしまった名優の活躍も観られる。更に本作に関しては、エンディングで流れる主題歌を歌うのも、他界して久しい歌手である…

更に言えば…本作の戦闘機のシーン…日本の映画界の善き伝統である特撮が駆使されていて、それなりに見応えもある…

旧い作品ながら、なかなか価値が高い作品だ!!

映画『カティンの森』を映画館で観た…

1月1日は映画館の入場料が1,000円となるサービスデーである。「映画館の無い街」(※来る5月にオープンするらしいが…)から札幌に出て、これを利用しない手は無い!!

ということで足を運んだ札幌都心…足を向けたのは“シアター・キノ”という小さな映画館…80席程度の小さなホールでの上映となる…

↓選んだ作品はこれ…
Katyn_film.JPG
↑ポーランドの巨匠、アンジェイ・ワイダ監督の渾身の一作と言って良いであろう…

アンジェイ・ワイダ監督は1926年生まれというので…83歳…「人生の集大成」的な作品として本作に取り組んだのかもしれない。題材は、かの“カティンの森”事件である。

実はアンジェイ・ワイダ監督自身、“カティンの森”事件犠牲者の遺族でもある。軍人だった父親は、事件で犠牲になり、教師だった母親はその死が受け容れられず、亡くなるまで「何時か帰って来る」と信じ続けていたようだ。フィルムの冒頭の方に、「両親に捧ぐ」という監督のメッセージが小さな文字で出る。が、これは「監督が家族に」という個人次元に留まらず「祖国の人達に今こそ問いたい」とか「世界の観衆に祖国のことを伝えたい」という“熱い”ものが、静かな調子ながら迫ってくる作品だった…

冒頭から、大国の狭間で苦しい道程を歩んだポーランドというものが象徴的に描かれている…

ドイツ軍の侵入を受けて避難しようとしている人達と、ソ連軍の侵入を受けて避難しようとしている人達が、橋の両側から各々に一斉にやって来て、何やら酷く混乱している場面から始まるのだ…

この混乱の中、ポーランド軍の将兵はソ連軍に列車で連れて行かれる…劇中、将校の家族達が只管に行く末を案じ続けている…

そんな中、息子が軍人の大学教授は、街を占領した独軍の親衛隊により、ザクセンハウゼン収容所に連れ去られてしまった…

個人的には「ザクセンハウゼン収容所」という言葉に反応してしまった…この収容所の跡は、確かベルリンの郊外に在り、“Sバーン”と称する大都市と近郊で活躍する電車で訪ねられる場所だった。一度訪ねたこともあった…ベルリンに進撃したソ連軍が“解放”した際には、酷い有様だったということが、展示されていたりする…

結局、その教授は帰国が適わない…

やがて、ドイツ、ソ連の双方で“カティンの森”事件で「非難合戦」も始まり、関係者はその渦の中で翻弄されていく。

映画の終幕近く…“カティンの森”事件の再現映像が在る…惨たらしい画だった…ここに至るまでに、“公式見解”に対して“真実”を求める人達の虚しい闘いも描かれる…何か、事件の犠牲になった人達、その犠牲の真実を求めた人達、そしてその他の全ての人達に「忘れてはならない」と静かに熱く語りかけるような調子で映画は静かに幕を閉じる…

→詳しくは“公式サイト”も御覧頂きたい…

「1月1日の朝から観ます?」という感じもしないではなかったが、「足を運び易い状況下で上映しているからこそ、観ておきたい」という考え方が勝り、鑑賞するに至った作品である…

『機動戦士ガンダム0083』―「今更…」と思いながら観てしまった…

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このところの週末でレンタルし、ゆっくりと観てしまった作品…


機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY Vol.1


機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY Vol.2


機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY Vol.3


機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY Vol.4

計4本…1話30分ものが計13本収録されている…

ジオン軍の残党が、大事件を起こしてしまうという内容だが…数多い、“ガンダム”の設定世界で展開された物語の中でも「秀逸!!」なシリーズであると思う。何度と無く観ているのだが、久々に寄ったレンタル店で見掛けて、思わず…お奨めである!!


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『機動戦士ガンダム MSイグルー―黙示録0079 第2話・第3話』―熱いものが在る作品…

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長く観る機会を設けられなかったシリーズの、“新しい方の作品”に触れる機会が出来て大満足の後、「あれももう一度…」と思い立ち、一度観ていた旧いものをまた観てしまった次第である…

本作はあの“ガンダム”のシリーズである。地球周辺の宇宙空間に人口天体“コロニー”を築いて人間が住むようになって半世紀以上が経った頃、“コロニー”の一つが“ジオン公国”を名乗り独立を宣言し、地球連邦との間に戦争が始まる。人型の新兵器“モビルスーツ”も登場し、戦いは苛烈を極める…という、あれだ…

“MSイグルー”はリアルな雰囲気のCGで創られたシリーズで、何か「“ガンダム”の設定を拝借したSF戦争ドラマ」という趣に仕上がっている、大変気に入っているシリーズだ。これまで30分もの3話から成るシリーズが3つ制作されている。最も新しいものを最近観たが、今般、2番目のシリーズを再度観た。

2番目のシリーズは、第2話と第3話が“続きもの”のような感じになっている。第2話の副題は『光芒の峠を越えろ』、第3話は『雷鳴に魂は還る』で、続けて観た。


アニメ/機動戦士ガンダム Ms イグルー: 黙示録0079: 2


アニメ/機動戦士ガンダム Ms イグルー: 黙示録0079: 3

このシリーズは、ジオン軍の“第603技術試験隊”という、とある部隊での物語である。“第603技術試験隊”とは、「試作装備の試験・評価を行う」ための部隊である。徴発した民間貨物船である“輸送艦ヨーツンへイム”に受領した試作兵器と、それの試運転に従事するパイロットらを乗せ、それぞれの現場で活動している。輸送艦は“中佐相当官”という肩書きの艦長が指揮を執り、将校の階級に“相当官”を付した肩書きの者達を含む“船乗り”が動かしているが、“第603技術試験隊”はエリート女性士官、キャデラック特務大尉が統括し、技術将校が実務を行っている。その技術将校の一人、オリヴァー・マイが“語り部”として、“第603技術試験隊”が登場する2つのシリーズ6本を通じて活躍している…

『黙示録0079』とされたこのシリーズは、ジオン軍と地球連邦軍の戦争の最終盤の物語である…

当初は優位に戦争を進めたジオン軍は、次第に地球連邦軍に押されて苦境に陥っていた…地球連邦軍は大規模な宇宙艦隊を繰り出し、ジオン軍の拠点を制圧し、彼らの“本国”である“コロニー”の“サイド3”を伺おうとしている。ジオン軍は、本国防衛拠点である“宇宙要塞ア・バオア・クー”が地球連邦軍の狙いと見て、戦力を結集している…“決戦”が間近だ…という状況で第2話が始まる…

“第603技術試験隊”は「既に制式化が決定した」という「駆逐ポッド“オッゴ”」の評価という、奇妙な指示を受けた。「駆逐ポッド“オッゴ”」とは、主戦兵器“モビルスーツ”の機数が不足し始めたため、既存の“モビルスーツ”用火器を搭載して宇宙空間で戦闘参加が出来、簡易な構造の故に超短期間で量産が可能、という触れ込みの「ドラム缶状の本体に、移動装置と火器装着部分、簡易マニュピレーターを付けた作業ポッド風の代物」である…

この「駆逐ポッド“オッゴ”」が“輸送艦ヨーツンへイム”に多数積載された。それを検分していたところに、カスペン大佐という男が新鋭モビルスーツに乗ってやって来た。彼は、“戦闘大隊”の指揮を執るためにやって来たと言い出し、“技術試験隊”としては、実戦出動の対象を観測・記録すれば良いなどと言う。更に「駆逐ポッド“オッゴ”」に搭乗する「新たなる精鋭」が間もなくやって来ると言い出す。

何やらおかしな雲行きになってきた“輸送艦ヨーツンへイム”に「新たなる精鋭」がやって来た。「新たなる精鋭」とは…17歳程度の少年達だった…

第2話は、この“少年志願兵”の悲壮な戦いの物語である…敵、地球連邦軍と遭遇し、これと交戦する。地球連邦軍側は、宇宙艦に搭載した戦闘ポッド“ボール”を繰り出す。両軍の戦闘ポッドが激しくぶつかり合う…

そして第3話…“宇宙要塞ア・バオア・クー”を巡る“決戦”である…

“第603技術試験隊”は「モビルアーマー“ビグ・ラング”」を受領した。その「モビルアーマー“ビグ・ラング”」とは、高速を利用した一撃離脱戦法を専らとする「モビルアーマー“ビグロ”」の本体が、宇宙艦と見紛う巨大な本体に連結された、無茶苦茶な機体であった。が、その巨体は「駆逐ポッド“オッゴ”」編隊を前線で回収して武器を補給するという機能を有しているためのものだった。「モビルアーマー“ビグ・ラング”」で“決戦”に加わり、資料収集を行うというのが“第603技術試験隊”の任務となった…

そして、これに搭乗するパイロットがやって来ないという問題が生じた。止む無く、受領した「モビルアーマー“ビグ・ラング”」を点検していた技術者のオリヴァー・マイが、自らパイロットを務める羽目となった…

“少年志願兵”が搭乗した「駆逐ポッド“オッゴ”」の一群が、“決戦”の戦場に出動した…激しい戦いの最中、オリヴァー・マイの乗る「モビルアーマー“ビグ・ラング”」が姿を現した…「僕は戦う男としてここへやって来た…」とオリヴァー・マイ…そして必死の戦いが…

“宇宙要塞ア・バオア・クー”を巡る戦いの結末は…もしかすると実際の戦史以上に有名かもしれないが、その戦いの終結で物語はエンディングである。

既に一度観ていた作品にも拘らず、今般もこれを何度も繰り返して観てしまった…なかなかお奨めの作品である。

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『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線 第1~第3話』…“ガンダム”の新たな魅力!!もっと観たいシリーズ!!

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かなり久々にレンタルDVDを利用…そして少し気になっていた作品を漸く観ることが叶った訳だ…

観たのは、あの“ガンダム”の関連作品である…

地球周辺の宇宙空間に人口天体“コロニー”を築いて人間が住むようになって半世紀以上が経った頃、“コロニー”の一つが“ジオン公国”を名乗り独立を宣言し、地球連邦との間に戦争が始まる。人型の新兵器“モビルスーツ”も登場し、戦いは苛烈を極める…という、あの“ガンダム”も最初の作品の登場から30年を経ているが、未だにこの“世界”を舞台にした新作が創られる…拡がり、深みが凄い!!

そんな“ガンダム”関連の新しい作品がこの『MSイグルー2』だ…と言っても、登場してからやや時間が経っているのだが…1話が30分で3話…DVD3本のシリーズである。


アニメ/機動戦士ガンダム Msイグルー2: 重力戦線 1: あの死神を撃て


アニメ/機動戦士ガンダム Msイグルー2: 重力戦線2


アニメ/機動戦士ガンダム Msイグルー2: 重力戦線 3

とりあえず第1話から…DVDスタート!!

勇壮な音楽が鳴り…地球を眼下に、宇宙艦が戦っている…青い地球に光が放たれ、やがて地上に輸送カプセルが続々と…ジオン軍の侵攻が開始された…

CGアニメ!!画が素晴らしくリアルな感じで、引き込まれる!!

そしてナレーション…

「鷲は舞い降りる。これはスペースノイドにとって大きな飛躍なのだ。ギレン総帥は決断された。ジオン独立戦争開戦壁頭、我々は正義の剣を地球へと打ち込んだ。しかるに、地球連邦の者共は未だ重力に呪縛され、惰眠を貪っている。総帥はこのキシリアに命じられた。最早、我が腕により正義の鉄槌を下すため、重力戦線を形成すると。真の自由のため、我々は重力の坩堝へと舞い降り、地球の解放を約するものであると。我が第1地上機動師団は既にして空挺堡を欧州方面に構築し、西方を平らげるべく進軍しつつあり」

ジオン軍の指導者の一人、キシリア・ザビ少将の声である…彼女は地球への侵攻の責任者である…

この声をバックに、世界各地で展開されるジオン軍の進撃の画が出て…そして世界地図が燃えてタイトルの『重力戦線』…

これを観て「おぉ!!」と感嘆してしまった…それ以降は、貪るように第1話、第2話、第3話と続けて観てしまった…そして、“1泊2日レンタル”なので、繰り返し観てしまった…ソフトを入手してしまっても構わないのかもしれないが…「観たくなったら、またレンタルしよう…」などと考えていた…

『MSイグルー2』は、第1話冒頭で描かれたジオン軍の侵攻を受けて、彼らを迎え撃った地球連邦軍将兵の物語である。18mに及ぶ“巨人”、「モビルスーツ・ザク」を駆使するジオン軍に対し、スケールアップした対戦車ミサイルや、重戦車で立ち向かうという話しである。3本在るが、各エピソードに各々の主役が居る…それぞれに味わい深い…

3つのエピソード全てを通じ、各主人公の「中に居るもう一人の自身」と言うのか、「幻覚」と言うのか、“死神”というキャラクターが出て来る…これが印象的だ…或いは、『重力戦線』というシリーズそのものが、「各エピソードの主役達と“死神”」という、“裏テーマ”で貫かれているのかもしれない…

“死神”と言えば…構成単位の全滅を繰り返しながら戦闘を続ける大隊、連隊、旅団と次々に改組する部隊が在り、ここの指揮官の“少佐殿”というキャラクターも、なかなか記憶に残る…この人物も3話全てに登場する…

全体の演出の雰囲気は…例えば『プライベート・ライアン』のような、近年の戦争映画のムードである…CGだが、ことに人物の顔のアップ等は「生身の俳優が演技?」と一瞬思ってしまう程で、凄く引き込まれる…

本作は「アニメの“ガンダム”」という感覚ではなく、「“ガンダム”設定を拝借したSF戦争ドラマ」程度で観て、丁度良い位のように思う。“ガンダムのファン”以外でも愉しめると思う!!

実は“MSイグルー”というのは、「ジオン軍の新装備試験を行う、とある部隊」を舞台にした3話シリーズが2つ制作されている。それも素晴らしいCGアニメなのだが、その流れでこの『重力戦線』も登場している…非常に愉しいシリーズで、新しい物の登場を願うばかりだ!!

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『ウォーリー』―本当は映画館で観たかった作品…無理してでも行っておくべきだった…

稚内には映画館が無い…(来年オープンするという話しは在るが…)ということで、時々出くわす「これは!!」という作品も、観ないで時間が経つことが多い…

『ウォーリー』はそんな作品だった…

↓こういうソフトが出回っているのだが、それはそれとして、昨夜WOWOWで放映されたものを観ることが叶った!!

Disney/ウォーリー (+dvd)
↑観ることが叶い「実に好かった!!」と思い、「出来れば、また機会を設けて…」などと考えながら、「感想を整理しておこう」等と思った次第である…

一人ぼっちで地球に残っている、ゴミ処理ロボットのウォーリー(WALL.E)…汚れた地球を離れて宇宙に居る人間達が送り込んだ調査ロボットのイヴと出くわす…ずっと一人ぼっちのウォーリーは、何とかイヴと仲良くなって手をつないでみたいと思うようになる…やがてイヴは再度やって来た宇宙船に回収される…ウォーリーはそれを必死に追い、大冒険をする…

一口で敢えて言ってしまえばそんな物語なのだが、なにか「ほろり」とするものが在る…

ウォーリーは、ソーラーバッテリーで無限に働き続ける…既に駄目になってしまった同型ロボットの部品を“棲家”のようになっている待機コンテナの中に集めている。不具合箇所はそれを使って自分で修理する…人間がウォーリーにゴミを片付ける仕事を与えて宇宙に去ってしまってから、既に700年も経ってしまっていた…ウォーリーはその間、ビデオ映画や音楽を愛するようになっていて、それを“棲家”で愉しみ、またライターや電球や、その他気になった物を何となく集め、そして一匹のゴキブリを唯一の友としている…そんな所にやって来たイヴ…これは大事件である…

“ネタばれ”と非難されるかもしれないが、一寸だけ…

イヴを回収した宇宙船に貼り付いて、ウォーリーが向かったのは…既に700年も人間達が暮らしている巨大宇宙ステーションだった…そこに描かれる“人間”…非常に衝撃的だった…これ以上綴るのは遠慮しておくが…

ウォーリーは、そのプログラムのために動きを停止したイヴが、具合でも悪いのかと考え、必死に面倒を見ようとする…だ…そしてイヴの役目を必死に助けようとする…そうした中で“人間”が殆ど失っていたものを甦らせる…

何か観ていて、「あっ!危ない!」と思わず言葉が漏れてしまったり、拍手が出てしまったりで、かなり入り込んでしまった作品だった…

↓こんなものを見つけた…

Accessories/ウォーリー: ワッペン

敢えて入手するか否かは別に、あの心優しく、やや不器用な少年のようで、適当にクラシカルなデザインの愉快なウォーリーの姿が巧く捉えられていて、思わず頬が緩む…

これを単独で入手しても…ずっと一人ぼっちのウォーリーが可哀相だ…

↓という訳で、イヴも居る…

Accessories/ウォーリー: ワッペン

何か久々に、心温まる作品に触れられた感じがする…

『ユナイテッド93』…“9.11”に寄せる作品…

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朝、不意に「今日が9月11日」ということを思い出した…

それを思い出して、思い浮かんだ映画が在る…



ユナイテッド93 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]

↑「映画館が無い街」(※来年オープンするという話しが在るが…)の住民としては“貴重”な「封切りで、映画館に足を運んで観た」という作品だ…

実はこの時の“感想記事”が出て来た…

↓下記に再録する…
**** 2006/8/12 ****

「映画『ユナイテッド 93』 を公開日に観た!!」

たまたま8月12日に札幌入りする話しが持ち上がった…翌13日には引揚げなければならない…「好き好んで」ではない型でこちらに入ったが、「休む前に、一寸映画の1本を観に行くのも…」などとは考えていた…そんな中で、この作品の上映開始を知った…

という訳で、自宅で買ったり、借りたりのDVDで観るのとは大違いの新作をじっくりと鑑賞した次第である…

報道などの“記録”に対し、映画は“創作”ではあるが、“記録”の部分を意識して巧く“創作”を行うと、それは「忘れてはならない“記憶”」というようなものに昇華するのだと思う。本作は、あの“9.11”を巡る物語である。

9.11”は飛行機の操縦訓練を受けた者を含む犯人グループが、あの晴れた朝に旅客機を次々と乗っ取り、米国東海岸の“目標”に自身も乗客・乗員も乗せたまま飛行機で突入するという、誰もが「映画のコマーシャル?」と考える他ないような出来事が実際に起こってしまったのだった…

あの事件の際、乗っ取られてしまった中の1機、“ユナイテッド93便”―ニューヨークからサンフランシスコへ向かう便だった…―だけは、乗客が「犯人グループから機を奪い返して、何とか安全な場所に着陸を…」と奮戦し、“目標”ではない箇所に墜落した…

墜落して、機中の人達は全て犠牲になってしまった…尊い命は帰って来ない…だから、これを事件の“記録”ではない“記憶”に昇華させて伝えていこうと制作陣は考えたのであろうし、監督らが遺族に制作意図を伝えた際にも、遺族は応諾して協力さえしたのであろう…

この作品…冒頭はホテルの部屋らしき場所に居る犯行グループが出て来るものの、最初の方は、何か「旅客機の運航に携わる人達…」というようなテーマドキュメンタリーでも観ているような気になってしまう。問題の93便が出て来る…実はユナイテッドの米国国内線には何度か搭乗した思い出がある…しかも!!多分、劇中でも出ていたB767だ…客室乗務員の制服も、座席も何もかも、私が覚えているとおりだ…座席ではやや曇って聞こえる機長のアナウンスが、映画なので綺麗に聞こえたが、話し口調や言う内容も覚えているものを呼び覚ます…

93便機内の顛末に関しては、新しい映画なので、未見の皆さんのためにここでは言及しない…が…この作品には、「人気スターの○○!!」と一寸ばかり映画が好きな人が判る次元に著名な俳優は出ていない。航空会社で飛行機に乗務した経験のある俳優や、エキストラとして航空管制や防空指揮所で働いている人達もスクリーンに登場し、ディーテールを作り込んでいる…そして乗客・乗員に扮した俳優の選任に関しては、実在の人達の年代、性別、人種などを考慮しているという…何か大スクリーンで観ていると、自身もあの93便のキャビンの隅に紛れ込んで、乗っ取り事件発生の事態で不安に震えている“乗客その1”になったような気がしてくる…

痛快で愉しい作品では決してない…が、「“記録”ではない“記憶”に昇華させて大事件のひとつの側面を伝える」というような、映画という創作の“力”を強く感じさせる1本だ!!

本日のお泊りは…“911号室”なのが奇妙な縁だ…

**** 2006/8/12 ****
↑上記は、確か映画を観た直後に綴ったものだ…

あの2001年9月11日…日本時間では夜に発生し、私は事件を翌早朝に知った…

その時点で、“速報”という意味では優位なテレビ報道は、崩壊したビルに居たかもしれない人達の安否情報が中心で、「何がどうなった?」ということが判らなかった…そこでBBCの英語によるウェブサイトで顛末を調べたことを記憶している…(未だにBBCのサイトで資料を見ることが出来る!!→BBC News | World | America | America's day of terror)

印象深い映画を御紹介したが…序に9.11に関するドキュメンタリーも御紹介したい…



9.11 ~N.Y.同時多発テロ衝撃の真実 [DVD]


アメリカ3大ネットワークの1つ、CBSテレビによるドキュメンタリーである。街の消防署の取材が行われていた…若い消防隊員が“一人前”を目指して奮闘する様の取材が計画されていたという…その最中、緊急事態に消防隊員達が出動する。取材のカメラも同行するのだが…行った現場では、巨大なビルが大打撃を受け、やがて倒壊してしまうというとんでもないことが進行してしまう…グッとくるものがある…事件で犠牲になった人々や生き残った人々、被害者の救出に力を尽くした人々に贈る、凄い作品である…

ということで、この9月11日…「平和や、手を差し伸べあう社会の尊さを思い起こす」ということも、時にはしてみたい気がする…

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『ジョンQ』… 描かれた問題は異なる社会体制下でのことながら、かなり考えさせられた作品…

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最近、シカゴを訪ねたことなどを思い起こすということをしていて、「そう言えばシカゴのパトカーが沢山出る映画のDVDを持っていた…」と思い起こし、何気なくそれを観たのだが…パトカーが出て来る件とは別に、内容が何か考えさせられるもので、結局2回観てしまった作品が在る…

↓これである…『ジョンQ』だ…



Movie / ジョン Q 最後の決断 John Q


↑“ジョンQ”とは、主人公の男が名乗った名前である。演じているデンゼル・ワシントンが電話で「ジョン…Q…」と相手に名乗るのだが、“Q”は劇中に台詞として出て来る“クインシー”というミドルネームのイニシャルだ…

なかなか衝撃的な内容の作品である…

主人公のジョンは重機工場に勤務している。妻と9歳の息子が居る。工場はどうも不景気で、最近は“半日勤務”という話しになっていて、給与も減額で生活は楽ではない…借金も在り、そのカタに車が持っていかれてしまうなど、どうも冴えない…それでも、妻や息子と平穏に暮らしていた…

そのジョン一家に突然異常な事態が…

少年野球の試合に出場した息子を応援していると、出塁して進塁しようと走った息子が急に倒れて意識不明に陥ってしまった…ジョンと妻は慌てて病院に息子を運んだ…

病院で手当てをして、とりあえず少し落ち着いたが、病院経営者と心臓外科部長との面談で愕くべきことが…息子は治癒可能性が殆どない心臓の病気で、命を救うには心臓移植を試みる他無いというのだ…

ジョンと妻は、何としても息子の命を救おうと、心臓移植に可能性を求めるが、医療費は非常に高額である…

ジョンは、医療保険に加入している。問題は無いと思ったが…“保険”に問題が在ったのだ…

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というような、米国で大きな問題になっている医療保険に関することを扱った作品で、米国では公開当時にかなり話題になったようだ…

この問題に直面したジョンは、何とか息子の医療費を支払おうと奮戦するが、なかなか思うように行かない…そして…「支払いが滞ると退院させる他ない」というような話しになり、妻がジョンにそれを電話で告げた…

思い詰めたジョン…彼は心臓外科部長と話すが「埒が開かない」となり、病院のERに何人かのスタッフや居合わせた患者を人質に立て篭もり、病院側に「息子を移植待機リストに登録し、治療すること」を要求するという事件を起こしてしまう…

これ以上は、これからこの作品を観る方に迷惑なので、敢えて詳述はしない…劇中の“事件”がどうなるのか?是非御覧になっていただきたい。

何かこの作品を観て…非常に考えさせられてしまった…

劇中の「ジョンの医療保険」ではないが「本人が余り詳しく判らない間に“セーフティーネット”のようなものが脆くなっていて、それを必要とする場面で深刻に困ってしまう」というような事態…

或いは「そういう仕組みの中で利益を得ている者も在る…」というような事態は、実は深く静かに潜航しながらも「この国でも、もしかすると?」という感じが凄くしてしまうのである…

何か…「条件が悪くなったのでは?!」と不満や、そこまで至らないまでも疑問を呈してみると「無いよりマシだろう!!黙ってろ!!」と一蹴されてしまうような…『ジョンQ』の劇中で描かれた米国で、或いはこの国で「そういう傾向」が強まっているような気が、漠然とではあるものの、してしまう昨今である…

所謂“バブル崩壊”と言われる事象が見受けられた後、「失われた10年間」等と言われた時期が在り、「実感の乏しい好況」を経て、「100年に一度!!」等と称される“不況”の昨今に至っている。この間というのは、何となく上述の“傾向”が色々な型で助長され、最近では「気付かない間に追い詰められて…」というような雰囲気も出ているような気がするのだ…

『ジョンQ』の主人公は、息子の一件で思い詰めてとんでもない騒ぎを起こしてしまうが…全く“救い”が無い訳でもない…

この作品は、米国のように、直接に作中で社会問題が語られているのとは異なる日本では、興行的には“期待過多”に終始したかもしれないが…今改めて観ると、何か「染みる」ものが在る…

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『アンタッチャブル』… 何度観たか判らない位に観た…

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そこそこに知られてはいて、「記録的大ヒット」だったととか、「“名画”だ」という高い評価を受けているという程でもないものの、「個人的な非常に強い思い入れ」が在る映画というものが誰にでも幾分在るように思う…

私にとって、「世間の評価と無関係に、非常に強い思い入れがある作品」がこの『アンタッチャブル』ということになる。

実は…不意に無性に観たくなって、朝早くからDVDを引っ張り出して、徒然に観てしまった…

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朝から改めて観たが、何度観ても好い!!

/アンタッチャブル (Cled)


映画『アンタッチャブル』は、「実話に依拠した虚構」ということになる。

主人公のエリオット・ネスと、彼が追うアル・カポネは実在の人物で、エリオット・ネスが率いて“アンタッチャブル”と綽名された、買収を撥ね付けたグループが活躍し、アル・カポネを脱税で有罪に追い込み、彼をアルカトラス監獄へ送り込んだというのは史実である。

「実話に依拠した虚構」は、誰の言かは忘れたが“小説よりも奇なり”と言われる事実の設定などを拝借し、非常に面白いドラマを見せてくれる。

『アンタッチャブル』については、日本でも嘗て放映されたテレビシリーズもある。私自身は残念ながら観ていないのだが、そうしたものが醸し出していた雰囲気とも相俟って、悪名高いギャングの領袖に立ち向かうエリオット・ネスは、犯罪に立ち向かう捜査機関として高名なFBIの捜査官か何かと思われがちである。が、彼は財務省の役人だった。史上殆ど例を見ない禁酒法について、密造酒や密輸品をを売買するなどの違反者を取り締まる任務にあたっていたのは財務省だった。日本では、最近由緒ある名称だった“大蔵省”が財務省に切り替えられたが、米国の財務省も、連邦政府の歳入・歳出に関連した事務や、連邦準備銀行などと連携した金融政策などを扱う場所である。米国財務省の一寸変わった役目を思い起こすと、彼らは大統領などの要人警護任務にあたっているシークレットサービスを指揮下に置いている…

未だこの作品を未見で、これから観る人の楽しみを奪うような野暮な真似にも繋がるので、作中のディーテールを語ることは“最小限”に止めたいが…

エリオット・ネスは捗らない仕事に失意を覚えながら帰宅する途中、誇り高き老警官ジミー・マローンと出会い、彼を誘って4人の“特捜班”を結成する…

が、実際には、エリオット・ネスは日本の役所で言う課長とか主幹というような立場で、ワシントンから十数名の部下を引き連れてシカゴに乗り込み、淡々と仕事をした。手段を選ばずに敵対組織を排除した―警察の手入れを装って敵対組織のアジトに制服着用の部下を送り込み、壁に向かって立たせて後ろからマシンガンを掃射して全員を殺害したという“ヴァレンタインデーの虐殺”事件などが知られる…―と伝えられるカポネ一家と対峙する危険な任務に取り組んだ訳だが、任務期間中に命を落とした者は居なかったらしい。

静かな殺気を滲ませる、悪の領袖たるカポネは、劇中では荒っぽい言葉遣いをし、暴力も振るうが、実際の彼に会っている人たちには「物静かな紳士」という印象を残しているそうだ…

カポネの部下でフランク・ニッティという殺し屋が登場し、ジミー・マローンをマシンガンで殺害してしまい、更に映画の終盤で自身も絶命してしまう。が、彼は実際にはカポネが収監された後の組織を引き継ぎ、長くシカゴの暗黒街に君臨した…

というようなことだが、信じる正義を大切にし、それを護ることに矜持を持つというようなテーマを教えてくれたのは、「実話に依拠した虚構」の方である…

映画のストーリーでは協力を一旦断ったジミー・マローンが、エリオット・ネスを訪ねて教会へ連れ出し、「とことんやるのがシカゴの流儀だ…エリオット…おまえはそれでもやるか…」と尋ねるシーンがある。好きなシーンである。何か新しいことを始めようとする都度、このシーンを思い浮かべる。こういう作品の舞台である「強くて偉大である」シカゴは、私を掴まえて離さない…

この映画を初めて観たのは、大学に進む前に遊んでいた時期だった…何時の間にかかなり旧い話しだ…多分あの頃、映画の中のエリオット・ネスに「かくありたい…」を観ていたのかもしれない…自らが「もっと若かった頃」というものを“時代”と呼びたくなるような年齢に差し掛かり、改めて大好きな映画を観て、そんなことを思い起こした…

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『空軍大戦略』―本物のWW2機が大空を舞う迫力!!

4月4日の放送から、IRON MAIDENの『Aces High』をピックアップ作品として御紹介したことに若干関連するのだが…

あの歌詞に登場する世界を描いた名作映画を取上げてみたい…


/空軍大戦略(Uled)

↑『空軍大戦略』という邦題が知られているが、現代はBattle of Britain…英国を攻撃するルフトワッフェ(独空軍)に立向かった英国軍や人々の戦いを描いたドラマである。

独軍のフランス侵攻・占領という事態を受け、英軍がフランスで独軍に抵抗するが、結局本国への引揚げを余儀なくされる。独軍は英国侵攻を目論む…ルフトワッフェ(独空軍)の最高責任者にして総統の側近であるゲーリング国家元帥は、「空爆で英国を我らの手に」と豪語し、爆撃機群と戦闘機群を英国上空へ差し向け始めた…

ということで始まる物語だが、当時の記録や証言に鑑みた、戦いの歴史を実にリアルに、またドラマとして見易く纏めた秀作である。この「英国の戦い」と呼ばれることとなる、独軍の侵攻を退けた戦いを題材にした映画(テレビドラマ)作品では、間違いなく屈指のものである…

フランスの沿岸部に独軍が設けた基地から飛来する爆撃機群や戦闘機群を見付けるため、英軍は沿岸部に観測所を設け、更に当時の新鋭装備だったレーダーで探索網を築き、必死に乗員を確保して迎撃戦闘機を送り込んで独軍を迎え撃った。恐ろしい空爆に晒される市民達は、手を携えあって必死に生き延びていた…こんな様子がリアルに迫る!!不滅の作品だ!!

映像としては、数多く在る英国のスピットファイアと、撮影当時はスペインで使用されていたという往時の独軍爆撃機等「本物の航空機」を大胆に駆使した場面が素晴らしい!!

更に、勇壮な音楽も魅力だ!!

↓映画のDVDの他、サントラのCDも出ている…


空軍大戦略/Battle Of Britain - Soundtrack

映画の最後の方は…知られている史実なのでここで明かしても大きな問題はないと思うので書くが、独軍は英国侵攻の断念を余儀なくされてしまい、その辺りまでが描かれている…

実は映画のDVDを愛蔵していて、何度も観ている。これは「いい加減何度も観たから…」と売りにだしたいという気が起こらない“宝物”の一つになっている…

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『アレクサンドル・ネフスキー』―作品が“満70歳”であろうとも…

古今東西の様々な映画を愉しく見る。映画というものは、殊に評価が高い作品は、色々な型で世代を超えて人々が観るもので、なかなかに愉しい。

「映画が嫌い!!」と言う方には余り会ったことはない…作品に関しては、好き嫌いは色々と分かれると思うが…それでも「1938年 ソ連作品」等と言えば「何だよ…それ?」と言い出す方が多数派を占めるような気がする。

↓その「何だよ…それ?」を敢えて御紹介してみたい。



【送料無料選択可】洋画/アレクサンドル・ネフスキー [廉価版]


最近は「高度なCG」など「画を創る技術」が途轍もなく進歩していて、新しめな作品ではそういうものが惜しみもなく使われている。が、これに関しては好き嫌いが分かれるような気がする…

他方、旧い映画には「?!」という画も無いではないが、評価の高い作品に関しては、「技術」というよりも「労力」でなかなか凄い画を創っているものがある。この種のものについては「見応え!!」と感じる人が多数派であると思う。

御紹介する『アレクサンドル・ネフスキー』は1938年と“満70歳”の作品だが、典型的な後者の作品である。

ロシアが強大な帝国となって行く遥か以前…東方からのモンゴル系勢力、西方や北方からのドイツ系勢力の圧迫を受けていた時代の物語である。

アレクサンドル公は、モンゴル系勢力と何とか折り合いを付けながら統治をしていたのだが、近在にドイツ系勢力が侵出している状況を危惧していた。そんな時、近隣の街が彼らの侵攻に晒されてしまった…

侵出するドイツ系勢力の行く手に在る街では、街を護る戦いを始める。この戦いの指揮を託されたのがアレクサンドル公だった。アレクサンドル公を先頭に戦いが繰り広げられ、ロシアの街から侵出勢力が排除された…

という、単純とも言えるような筋立てだが、2時間弱の上映時間の30分以上が“合戦シーン”という、なかなかに凄い映画である。今日であれば、大胆にCGも駆使されるような場面に、夥しい人馬が投入されているのが凄い…クライマックスは“氷上の決戦”と呼ばれている。凍てついた川で、両軍が激しく戦う場面だ!!

この映画は、「画が白黒」ということが「カラー映像以前の時代」ということを覗わせるが、それ以外に“旧さ”を感じる要素が殆ど無いような気がする。

「何か面白そうな…一寸変わったものを…」と思い付いている方には薦めたい作品である。





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