<知多>のハイボール…:札幌にて…(2020.09.05)

↓気に入っている国産のウィスキーをハイボールで頂く…実に好い感じだ!
05-09-2020 evening at Sapporo (5)
↑写真を撮ろうとしたら、店の方がボトルをさり気なく置いて下さった…

「30℃を伺う日中の気温」という様相で、「未だ夏?」という感の札幌であった…

↓扉を開け放して「夏の体制」で営業している飲食店が散見したが、ウィスキーを頂いた店もそんな様子だった…
05-09-2020 evening at Sapporo (4)

こういうような一時…酷く好い!!

御酒(うさき)…(2020.06.07)

↓「酒全般を指し示す“一般名詞”」というようにしか思えない<御酒>という銘が刷り込まれたラベル…何か強く主張するモノが感じれる…
07-06-2020 my Sake from Okinawa pref (3)

↓「酒全般を指し示す“一般名詞”」というようにしか思えない<御酒>という銘のラベルは、やや個性的な形のボトルに貼り付けられている。このボトルは、<万国津梁の鐘>(ばんこくしんりょうのかね)と呼ばれる、「海洋国家たる琉球王国の気概」が滲む銘文が刻まれた釣鐘をイメージした形にしたのだということだ…
07-06-2020 my Sake from Okinawa pref (2)

“物語”は1935年に遡る…

当時の<東京帝国大学>で麹の研究を手掛けていた皆さんが沖縄県を訪ね、方々の酒造会社に伝えられていた麹を採集し、各々に優れた特徴を有するモノということで研究対象とすることにして、集めた麹を標本として大切に保存していた。東京も第二次大戦の戦禍―激しい空襲…―という中に突入したが、関係者が大切な標本を他県へ持ち出す等して、苦労して保存したという。そういう他方、標本の麹が採集された沖縄県も激しい戦禍により、酒造会社等は大きく損なわれてしまった…

そういう時期から長い年月を経た1998年…<東京帝国大学>の伝統を受継いでいる東京大学で、1935年に当時の研究者達が沖縄県を訪ねて採集した麹の標本が「未だ在る…」と“発見”した。所縁の会社にそれらを分けるようなことを考えたが、標本の麹を採集した酒造会社の多くは、戦禍の中で姿を消してしまっていた…<瑞泉>は、琉球王室の政府による厳しい保護管理の下で泡盛製造に携わっていた職人集団の流れを汲むグループが明治時代に起こした酒造会社の流れを汲んで現在に至っているという老舗である。1998年に発見された、戦前の麹を受取って酒造りをしてみようと決め、挑戦を始めた…

<瑞泉>の職人達…色々と試行錯誤を繰り返し、1935年頃から密かに伝えられた麹を使って、醪を造って醸造し、1999年6月に無事に新たに蒸留した泡盛を完成させた。1999年頃、未だ存命だった、戦前の泡盛を嗜んだことも在る高齢になっていた<瑞泉>の元役員が出来上がった酒を試飲し、「或いは記憶の中の酒よりも佳いかもしれない」とし、敢えて銘を冠するのでもなく、古くから泡盛そのものを指し示す呼称である<御酒>(うさき)という銘を関するということにしたのだそうだ…

↓そういう「重い物語」を負った酒であるが…休日の日中にゆったりと頂いてみた…
07-06-2020 my Sake from Okinawa pref (5)

口にしてみると、酷く「軽やかな味わい」という感だった。米と麹で造った醪を蒸留する泡盛という酒の“原点”を想起させる感の一杯…「一杯」に留まらず、ドンドンとタンブラーに注いでしまいたくなる感だ…

「酒」は「モノそのものの味」を愉しむという代物であるが、同時に「込められた物語」を感じて愉しむモノでもあると思う。この<御酒>(うさき)には色々なモノが込められている。それも合わせて、ストレートでグッと頂くのがなかなかに好い感じだ…

↓<瑞泉>による<御酒>を紹介するコンテンツは下記…
>>琉球泡盛 瑞泉酒造 御酒~甦る泡盛の源流~

泡盛 御酒(うさき) 30度 720ml [瑞泉酒造 ずいせん / 4合瓶 四合瓶]


<いりおもて>…(2020.03.25)

↓動物の画?これは沖縄県の西表島に棲息するというイリオモテヤマネコだ…
25-03-2020 my one.. (2)
↑希少な動物であるイリオモテヤマネコの画は、一升瓶に貼り付けられたラベル…これは泡盛だ…

拙宅の「飲物の買い置き」が少なくなり、「少し目先を変えて?」というような考えが頭の中を過ぎった時、「そう言えば酷く御無沙汰…」と泡盛を思い出した。

泡盛は、言ってみれば米焼酎の一種になると思うが、沖縄で伝統が受継がれて来た蒸留酒だ。米―タイ米を使う場合が殆どと聞く…―と水と黒麹とで醪を仕込んで蒸留する訳だ。

↓無色透明な蒸留酒である。愛用のタンブラーに注いで愉しむ…
25-03-2020 my one.. (3)

黒麹と米が醸す味わいを蒸留…この<いりおもて>はスッキリとして呑み易く、非常に気に入った!

西表島には酒造会社は立地していないが、近くの石垣島には幾つも在る。その石垣島の酒造会社の一社が、西表島を応援する意味も込め、イリオモテヤマネコのラベルで<いりおもて>という銘を冠し、売上の一部を西表島の自然保護等の活動に活かすべく、西表島を管轄している竹富町へ寄付しているのだという…

実は…自身は未だ沖縄県に足を踏み入れたことが無い…未だ視ぬ遠い島々や海と天、そしてイリオモテヤマネコのような希少な動物等、そして街並みに想いを巡らせ、スッキリ呑み易い泡盛を啜ってみるのも悪くない…

25-03-2020 my one.. (4)

泡盛 請福酒造 いりおもて 1800ml 30度 沖縄 石垣島



<知多>のハイボール…(2019.12.14)

10月に札幌で立寄った店が好かった…今般、思い出して再訪した…

↓御願いしたハイボールが「画になる…」と思い、提げていたカメラをグラスに向けていると、御店の方がウィスキーのボトルを出して辺りに置いて下さった…
14-12-2019 Sapporo vol01 (6)
↑何か…「CM?」というような画になった…

CMと言えば、立寄った店では酒造会社による新旧CMの映像を店内のモニターで流している。BGMは別に流れているので映像のみだが…それが少し面白かったりする。

この<知多>というウィスキー…スッキリした「麦焼酎?」と思う場合も在る味だと思う。

↓この店では、45㏄のウィスキーをソーダで割ってハイボールを作る…美味かったのでもう1杯…
14-12-2019 Sapporo vol01 (8)

<サハリン>(Sakhalin)…(2019.12.14)

「醸造酒とジュースが入ったカクテル」というモノ…余り頂かないのだが…気に入ったモノを1杯程度であれば、何か問題が在るという程でもない…

↓これは在るのが判っている中では「頼まない訳には行かない!!」と感じるモノが在る…
14-12-2019 Sapporo vol01 (9)
↑このカクテル…<サハリン>(Sakhalin)という名だ…

10月にも頂いたカクテルで、実はこれとの“再会”を心待ちにしていた。今般、それを果たした形になった…

<ハイボール1923>…(2019.10.22)

<狸小路>の“末”という感さえ漂う場所に、何やら「御洒落なバー」という風な店…祝日のやや早めな時間帯で店は空いていたので中へ…

↓最初にとりあえず頼んで味わった“呑みモノ”がこれだ…
22-10-2019 Sapporo in evening vol01 (26)
↑ロックグラスに30㏄のウィスキー…氷とレモンピール…そして炭酸…半ばロックのようなハイボールだ…

ウィスキーの飲み方にも色々と在ると思うが…こういうのも好い!日本初の本格的なウィスキー蒸留所が開設された年に因み「1923」の名を冠している…

なかなかに満足度が高かったので、こうして写真に収め、ブログ記事も起こして記憶に留めておきたい…

<明月プレミアム> パック=明月を愛してくださる方々への「特別な時を刻んだ焼酎を」

↓1.8l入りの“パック”という酒…扱い易く、意外に好いものだが…少し変わったパックを取寄せた…

明月プレミアム パック 明石酒造 芋焼酎 宮崎県 1800ml 25度



↑これは宮崎県えびの市の老舗、明石酒造が手掛ける<明月>ブランドの本格焼酎(芋)の一つだが、「えびの市内で限定販売」ということにしている<プレミアム>だ。えびの市内の業者から取寄せた…

1.8l入りの“パック”で本格焼酎(芋)を取寄せるというのは、1.8l用のサーバーが拙宅に在るからに他ならない…

↓サーバーは、現在の拙宅へ引っ越して日が浅かった頃に「セルフサービスの引っ越し祝い」のように入手したのだったが、その入手の件を下記で纏めている…
>><黒明月> 一升甕=焼酎サーバー

実は、最近は「拙宅の買置き」として日本酒を仕入れる機会が少し多く、本格焼酎(芋)は“何時もの店”で時々頂くというような按配だった…サーバーも「完全に空…」となって少し経っていた…そこで「中身を補充」と考えた…

サーバーの「中身の補充」ということで、何時もは<黒明月>の“パック”を仕入れるのだが…今般は<明月プレミアム>のパックが、何やら「地元の<明月>ファンの熱い要望」で出ているようなので、それを仕入れてみることにしたのだ…

<明月プレミアム>?どういう感じなのか?

↓2015年11月に初めて試した時の経過を纏めてある…
>><明月プレミアム>

<明月ブランド>の明石酒造は、1891(明治24)年に明石仁衛門が焼酎製造を始めたことを以て会社の起こりとしている。125年の伝統を誇る老舗だ…この明石酒造の<明月>というブランドは「人々の心が満月のように、まあるく明るく円満に、そして平和にとの願い」が込められたものとのことで、1950(昭和25)年に初めて登場したという。このブランドだけでも、なかなかの伝統である…

明石酒造が在る宮崎県えびの市は、熊本県、鹿児島県、宮崎県の境を成している山々の麓の平地を主な区域としている。古くから豊かな農地で、戦国期には日向国を地盤とする伊東家と、薩摩・大隅を地盤とする島津家が争う舞台ともなった地域である…

↓戦国期に現在のえびの市の辺りで展開した戦いについて、最近読んだ範囲では下記の作品に少し詳しい描写が在って興味深い…
>>『破天の剣』

島津家が薩摩・大隅を統一し、日向で伊東家と争うような時代…島津家は九州制覇に「あと一歩…」となるのだが、豊臣秀吉の“鎮西入”で挫折する…そういう時代、島津家は長兄の義久以下、義弘、歳久、家久という四兄弟が在って、それぞれに活躍した。

『破天の剣』は四兄弟の末弟、島津家久を主人公としているが、現在のえびの市に相当する地域を差配していた経過が在る次兄の島津義弘が勇戦する場面が作中には在るのだ…作中、島津義弘は伊東勢を見事に退ける…

因みに…この争いに島津家が勝利し、伊東家は北部九州で大きな勢力を持っていて縁戚筋でもあった大友家に支援を請い、大友宗麟が日向侵攻を企てる。この大友宗麟との抗争で、島津家久は先頭に立って戦う…『破天の剣』の面白い部分に入るのだが…

えびの市辺りを舞台にした、少し面白かった時代モノの小説を思い出しながら、早速にこの<明月プレミアム>をストレートで試飲…材料由来の甘味と、酒らしい辛さが絶妙なバランスだ…正しく“明月を愛してくださる方々への「特別な時を刻んだ焼酎を」”とパックの脇に書いてあるとおりだ!!

<明月>ブランド…北海道では一般に流通していないようなのだが…是非、普通にその辺の店で売られて欲しいものだ…それはそれとして、こうした遠い地域の地元ファン向けのモノが拙宅に居ながらに楽しめるというのは…「好い時代」と評して構わないのかもしれない…

<天下之銘酒 国酒 五橋>(清酒 紙カップ)

山口県の岩国市に立寄った。夕刻に、あの錦帯橋がライトアップされた様を視た…

↓こういう様子だった…
Kintaikyo Bridge at Iwakuni on NOV 23, 2016 (11)

その麗しさに心奪われたまま、岩国の宿に引揚げた…引揚げる前に、宿の近所でコンビニに道草をした…暗い早朝に福山を発って、大崎下島の御手洗と竹原に立寄り、列車を乗り継いで岩国に至った長い一日を振り返りながら、地元の銘酒でも頂きたいと思った訳だが…

↓こういうモノに出逢った!
my cup of sake on NOV 23, 2016
↑視たばかりの錦帯橋の様を描いたイラストが付いたカップ!!思わず笑みが零れた…正しく「岩国の銘酒」である!!宿の部屋で、「素敵なカップだ…」と写真まで撮ってあったのだ…

名前の“五橋”は、5つのアーチを組合わせて巧みに組上げた錦帯橋に他ならない…イラストをよく視れば、橋の向こうの山頂に覗く岩国城まで描かれている…

頂いたカップ酒は、所謂“普通酒”だが、「酒らしい」感じの芳醇さと、スッキリとした呑み易さが合わさった、なかなかに好いモノだった。非常に気に入ったので、翌早朝にも再度求めて「朝から元気よく!」とこの<五橋>を頂いてしまったのだった…

旅から戻り…「あの時の<五橋>が…」と早速に懐かしくなっていたのだが…

↓手軽に取寄せられる術が在ったのだ!!!
>>日本酒ショップ 五橋

早速、この<五橋>を取寄せた…岩国を出て、名古屋辺りを経由して北海道に渡り、更に北海道の北端部の冷たい海を望む海岸に在る小さな街の、私が暮らすアパートにこの<五橋>がやって来た!!

「おいでませ!」と山口県辺りでは来訪者を迎える場面で言うらしいが…とにかくも「大歓迎!」ということで、早速頂く…岩国で、錦帯橋を視た感動の中で愉しんだ、あの味は変わらない…

酒は…米や水や麹のような材料、杜氏達が受継ぐノウハウ、関係者の皆さんによる製品への矜持や愛着、酒を口にする人の想いや歓び、地元の人達の思い入れと思い出が出来た土地への情のようなもの、その他色々が結び付いて巷に送り出されて受け継がれて行くものであろう…色々なモノが“橋”のように結び付いて、眼前のカップに入った銘酒が在るのだ!

大変に嬉しく頂いている<五橋>…注意すべきなのは、美味いからと、折角取寄せたモノを慌てて全部空けてしまわないようにすることだ…

このカップの他にも、<五橋>の酒を若干入手した…実は暫く酒類の買い置きを切らしていたのだが…これで暫くは安心だ…

<櫻正宗 焼稀 生一本>(2016.08.01)

↓渋いラベルの一升瓶…
my favourite on AUG 01, 2016 (1)
↑“伝統”を感じさせる雰囲気が非常に好い!!

↓灘の老舗の一つ、<櫻正宗>が送り出す<焼稀 生一本>だ…
my favourite on AUG 01, 2016 (4)
↑「最高級酒造好適米である兵庫県産・山田錦全量使用の生一本(自蔵単一醸造場にて醸造した純米酒)」とのこと…

古くは、最上級の酒に「稀」という焼印を押していたことがあり、一部に「焼稀」と呼ばれていたのだという。その呼称を冠した生一本…名前は伊達ではない!芳醇な感じで後味が好いので、ついつい杯が重ねられてしまう…抜け難い何かを持っている銘酒だ!!

<櫻正宗>は「創醸1625年」を謳う…伊丹で起こり、18世紀に入って灘に移ったようだ…天保年間、1840年代に入る頃に「清酒」(せいしゅ)にオンが通じるとして蔵の酒に「正宗」という名を冠して出荷するようになり、その酒に「正宗」と名付けることが大いに流行った…明治時代に“商標登録”という考え方が登場した時、「正宗」を登録しようと主張するが、「それ?一般名詞ではないですか?!」ということになってしまったのだという…そこで1884(明治17)年に<櫻正宗>を商標登録したのだという…

老舗の銘酒…折角取寄せた容量の多い一升瓶だが…存外に速く空いてしまうかもしれない…

【神戸の自醸酒★日本酒党の皆様と一生のお付き合い!】 櫻正宗(さくらまさむね) ”焼稀(やきまれ)” 生一本 純米酒 1800ml瓶



天野酒 花紋原酒

大阪府河内長野市で、享保年間―時代劇ドラマ『暴れん坊将軍』の主人公のモデルとされる徳川吉宗が活躍していたような18世紀前半辺り…―に創醸という蔵の後裔である会社、西條合資の製品である、近在の名刹に因んだ命名でもある<天野酒>ブランドの清酒…一寸気に入っているのだが…

↓こういうモノも入手していた…

花紋原酒 天野酒



↑(飽くまでも)「当地としては」という留保は外せないが、「暑い」感じもした「20℃到達」という「(当地の)夏らしい」感じだった一日がダラダラと暮れようとしているような中、「伝統を受継ぐ銘酒」をストレートで頂くのは心地好い…

一般的な本醸造の清酒で、精米歩合は65%だが、“原酒”なので度数は「18度以上19度未満」となっている。

何となく…会津地方辺りの銘酒のように、「芳醇」というタイプの味わいがする。そして、清酒としてはやや強めな按配が、何となく好い。個人的には、やや度数の高い蒸留酒も好むので、こういう“原酒”の「“当たり”の強さ」が妙に心地好いのかもしれない…

河内長野辺り…訪ねてみた経過は無い…羽曳野市の領域に在る誉田八幡宮や、河内長野の手前の、寺内町の風情が残る富田林には立寄っているが…この<天野酒 花紋原酒>を頂きながら、畿内各地を行き交う人々の通り道だった、古い名刹も在る地域を思う…「(当地の)夏らしい夕べ」には好適かもしれない…

天野酒 吟醸原酒

↓こういう酒を入手した…

吟醸原酒 天野酒 1800ml



↑大阪府河内長野市の老舗が醸す酒…“原酒”と称し、やや度数が高い代物だ…「18.0度以上19.0度未満」ということだ…

“天野酒”(あまのさけ)を醸す西條合資は、享保年間に興った蔵の後裔であるという。「1718(享保3)年創醸」と言うが、この時代というのは時代劇ドラマ『暴れん坊将軍』のモデルとされる、かの徳川吉宗が活躍していたような時代である…

“天野酒”という名は、地元の名刹、天野山金剛寺に由来するのだという。現在の清酒の“原型”のようなモノは、僧房で造られ、寺院を介して流通していたという歴史が在るらしく、天野山金剛寺もそうした酒造の歴史に縁が深いのだという。

そういう「旧い歴史」を意識した命名の銘酒…何やら手にするだけで嬉しくなるが…この「吟醸原酒」を頂いてみる…

これは…“吟醸”の規格で55%に精米して本醸造の酒を造る際に出来た原酒なのだそうだ…仄かに吟醸香が立ち込める中、芳醇で力強い味わいが在る…

非常に気に入ってしまい…一升瓶で取寄せたのだが、見る見る空いてしまう…

<會津ほまれ 華吹雪仕込 純米酒>

「會津ほまれ」という呼称が酷く気に入っていて、幾種類もの「會津ほまれ」が送り出す清酒等を愉しんで来た経過が在るが…

↓現在は、他のモノと合わせてこれを愉しんでいる…

■華吹雪仕込 純米酒 1800ml華吹雪100%使用/淡麗辛口/旨み/ふくよか/深み/キレのある味わい/冷/常温/ぬる燗/会津ほまれ謹製/蔵元直送/喜多方名水/福島の地酒/会津の地酒/【RCP】



↑以前から「會津ほまれ」は何種類かの“純米酒”を世に送り出しているが、これは少し新しいラベルが貼られている…

“純米酒”?「米と米麹のみ」の清酒で、“醸造アルコール”を加えない、伝統的な感じもする清酒である。「“會津ほまれ”の“純米酒”」と聞けば、「伝統を受け継ぐ、芳醇な酒」を期待するが、期待に違わない美味い酒だ!!

会津地方が在る福島県では、「五百万石」、「華吹雪」、「美山錦」、「夢の香」と4種類の酒造好適米を生産しているそうだ。“酒造好適米”というのは、米飯として普段頂く米と同じ系統の“ジャポニカ米”ではあるが、少し違う特徴を有しているという。有名な種類の酒造好適米が幾つも在るが、それらは米飯のように炊いてみて、美味しく頂ける訳でもないらしい…“酒造好適米”は、公的な統計で使われる農産物規格規程(農産物検査法)の醸造用玄米(じょうぞうようげんまい)に分類される品種で、「米飯として炊いて頂く米」とは、別枠な扱いなのだ…

今回頂いている「會津ほまれ」の“純米酒”は、「華吹雪」という品種を用いているそうだ…「華吹雪」とは、青森県の農業試験場で開発された品種で、1988年に品種登録されているという。東北地方の風土に合った品種で、粒が大き目なために“心白”が大きく、芳醇な純米酒を醸すことに適していると評価されているそうだ…

伝統が活かされて「ほまれ」の語にその伝統への矜持が滲むが、新しめな品種の米を使って、より良いモノを追い掛ける進取の精神で「美味い酒」を問い続ける「會津ほまれ」…この<會津ほまれ 華吹雪仕込 純米酒>を頂いて、益々好きになってしまった…

會津ほまれ 純米大吟醸 極(きわみ)

「商標」というものには、関係者の様々な想いが込められていて、「何か好いな…」と思えるモノが多々在る。清酒の名称もそういう例に漏れない。

実は<會津ほまれ>という、会津地方の喜多方に在る蔵が送り出している酒に冠せられた呼称が、個人的には非常に気に入っている。嘗て酒蔵では“会津”を多用していたように思うが…何時の間にか“會津”を多用する傾向を帯びたようだ…嘗て会津松平家は、武士達が出動する際に“會津”に由来する「會」を大書された旗を先頭に押し立てて行進したようだから、寧ろ“會津”が好いのかもしれない…と言うよりも、嘗ては“会”よりも“會”が普通に用いられていたというだけもことなのかもしれないが…

会津松平家の武士達は1808年に宗谷にやって来て、一部は利尻島や樺太に渡っているようだが、彼らの在る所に“會”が大書された旗が翻ったことであろう…そんなことも何時も思うのだが…その会津地方で受け継がれた「銘酒の郷」の矜持を“ほまれ”という、大正時代辺りでは寧ろ珍しかった平仮名表記で看板にしたという辺りに、何か強い共感を覚える…

そういう理由以外に、「芳醇な美味い酒」ということで<會津ほまれ>の酒が気に入っている訳だが…特に理由も無く、少々「御無沙汰」気味であった…各地に美味い酒が在って、それを各々に愉しんでいれば、如何に気に入っていても、「申し訳ないが…」ということになってしまう訳だ…

この度…「大変に呼称が気に入っている、あの<會津ほまれ>を久し振りに…」と思い付いた…宗谷にも翻ったであろう“會”の旗の故郷で、「銘酒の郷」の矜持を込めた<ほまれ>の名を冠した酒を送り出し続けている蔵は、きっと驚くような好い製品を出している筈と思ったが…

↓これを視掛けた時、「必ず試飲せねばなるまい!!」と強く想い、思いを遂げるべく、迷わず発注した!!

■純米大吟醸 極 1800ml新発売/日本酒/香り/キレ/ちょっと贅沢/家飲み用/福島の地酒/會津の地酒/冷 酒/晩酌/おつまみ/お土産/ギフト/プレゼント/会津ほまれ謹製/蔵元直送/リピーター【RCP】



↑結果的に顔馴染みな何時もの配達員さん達の一人が担当して下さっていたのだが…「そう言えば拙宅に荷物が在るという情報を視たが…」と電話で一報して「近くに居るので直ぐ伺います」の言を引き出し、「お手数を掛けてしまって恐縮です…」と愛想笑いを浮かべながら受け取った箱の中にコレを確認した…

そういう訳で、「午前中」でありながら、“休日”をよいことに早速試飲していたというような次第である…

この酒に関して「必ず試飲せねばなるまい!!」と強く思った理由は…“大吟醸”を謳いながら、「多少“上等”な清酒」と思える価格帯で販売されているという辺りに在る…

“大吟醸”を謳う酒は…正直なところ「かなり高価…」と思えるモノが多い。それは「一際手が掛る」品物であるからに他ならない。

清酒というのは、酒造業界では「米を磨く」という表現が使われるらしいが、米粒の核心部である“心白”を残すようにして米を削ったモノと、米麹を組合わせて醸すモノである。この削る作業を多くしなければならないのが“大吟醸”というモノなのだ。

「米を磨く」と呼ばれる作業を行う度合いを「精米歩合」と言う。「精米歩合とは、白米(玄米からぬか、胚芽等の表層部を取り去った状態の米をいい、米こうじの製造に使用する白米を含む。)のその玄米に対する重量の割合」のことだ。一概に言えないものの、精米歩合が低ければ低い程に「スッキリした感じ」や“吟醸香”と呼ばれる「酒らしい芳香」が増すものらしい…

清酒の呼称の決め方に関しては、決まりや慣行が在る訳だが、「精米歩合に関する決め事」は以下のような具合だ。

普通酒=規程無し(一般に73~75%程度)
純米酒=規程無し
本醸造酒=70%以下
特別本醸造酒=60%以下
特別純米酒=60%以下
吟醸酒(純米吟醸酒)=60%以下
大吟醸酒(純米大吟醸酒)=50%以下

これだけを視て単純に考えてみても、最低でも“大吟醸”(50%)は“普通酒”(75%)の倍程度も「米を磨く」と呼ばれる作業を行わなければならないのである。だから…その労力の分、高価になることは避け悪い訳だ。

<會津ほまれ 純米大吟醸 極>は、この手が掛る“大吟醸”でありながら、「多少“上等”な清酒」と思える価格帯で販売されている、非常に有難い存在なのだ!

早速、これを味わってみた。この種の銘酒は「ストレートに!!」ということで美味いモノと期待したが…常温でグラスに注いでみて、「期待以上!!」と感じた。この酒を注いだグラスを口に近付ければ“吟醸香”が「ふわり…」と立ち上り、口に含めば“吟醸香”と同時に果実のようにサッパリした味わいが拡がる。清酒を「米が醸すワイン」と言う場合も在るらしいが、何かこれは「高価な白ワイン」にも似た呑み心地、味わいのように思える。が、ワインのような渋みや酸味が在るのでもない…

実に美味く、繊細な味わいであり、呑み易いので「この味の秘密を…」とドンドン盃が重なってしまう感である…「4合のボトルであれば、直ぐに空いてしまうかもしれない?」と一升瓶で取寄せたが…それでも直ぐに空いてしまうかもしれない…

<黄金の冬眠>

↓札幌方面から稚内にやって来た友人に土産を頂いた…

【北海道産さつま芋使用】 本格芋焼酎『長期甕貯蔵 黄金の冬眠』25度 720ml



↑北海道内で生産された黄金千貫(サツマイモ)を用いて、札幌で製造された本格焼酎(芋)という代物…初めて視た…

友人からの土産…何処から視ても、他地域からすると“遠隔地”という感じになる地域に住んでいると、友人が何かで当地にやって来て、一寸会うというようなこと「それ自体」が「最大の、何よりも嬉しい土産」のようなもので、特段に御気遣いは無用なのだが、それでも何か持って来て頂いたというのは嬉しいものである。

それにしても…「札幌で黄金千貫の焼酎」というのをやっているのは知らなかったので、「嬉しい土産」ということもあって、早速にストレートで試飲してみた…

これが!!なかなかに好い!!非常に「材料由来の甘さ」が前面に出た味わいで、スッキリと口当たりが好いのである!!

一寸「意外な感じ」の銘酒だと思った…土産に頂いた「思い出の品」として、ゆっくり味わいたい感である他方、呑み易いので直ぐに空けてしまいそうな気もしてしまう…

<白雪 樽酒>(カップ)

伊丹に立ち寄り、現在でこそ伊丹を本拠地とする酒造会社は少な目になってしまったものの、伊丹が永い酒造の伝統を誇るということに触れた経過が在った…

↓その伊丹で視付けて入手し、口にして以来気に入っているのがこれだ!!

白雪 樽酒 180ml【父の日】【母の日】【ギフト・プレゼント・贈答】



↑関西方面から稚内に戻り…「拙宅の食糧庫代わり」とでも言いたくなる程な近所の店で、同じモノを売っているのを発見した!爾来…時々求めている…

この<白雪 樽酒>だが…所謂“端麗辛口”と言うよりも、“芳醇”な「日本酒らしさ」というような味わいに寄った感じだ。そういう「寧ろ“伝統的”な銘酒」という雰囲気を放ち、それが「杉樽に保存されて、芳香が適度に付いた辺りでカップに詰めた」という具合なのだ…

実は…今日もこれを一寸頂いてしまった…夕刻に、何となく「無事に一日が過ぎた…」というような安堵感と共に、「ついつい求めてしまう…」というような具合になってしまっているモノだ…

<菊正宗 嘉宝蔵 灘の生一本 純米酒>

記念館を訪ねた経過が在って、親近感を覚えている<菊正宗>なのだが…

↓こういうモノを頂く昨今である…

「菊正宗 嘉宝蔵 灘の生一本 純米酒 720ml」【b_2sp1202】




「灘の生一本」(なだのきいっぽん)というのは、「灘産のまじりけのない上等の清酒」ということになる。この酒はその「灘の生一本」を謳うのみではなく、「嘉宝蔵」(かほうぐら)という看板も添えている。「嘉宝蔵」というのは、<菊正宗>に在って、「冬季を中心に、丹波杜氏の指揮下で、伝統を重んじて醸している酒」に与えている呼称だ。

「伝統を重んじる手法で醸した、まじりけのない上等の清酒」ということになる、この<菊正宗 嘉宝蔵 灘の生一本 純米酒>…所謂「端麗辛口」というモノの典型というような味わいの酒なのかもしれない…美味い!!そして、呑んだ後に仄かな余韻のようなモノが残る…一口頂いて、一杯空くと、直ぐに注ぎ足したくなるような…そういう具合の酒である…

或いは、江戸時代の後期に至って、灘から江戸に船で運ばれた「下り」の酒の中には、この<菊正宗 嘉宝蔵 灘の生一本 純米酒>のような雰囲気のモノも在ったのかもしれない…製法そのものは、丹波杜氏が江戸時代以来積上げて来た技法を駆使しているというのだから…とは言え、江戸時代位まで遡ると、現在出回っている清酒とは一寸違う感じのモノも多かったように想像はするが…

とにかくも、この<菊正宗 嘉宝蔵 灘の生一本 純米酒>は、「日本酒の味わいの本流」というような感じがする逸品だ!

<神戸焼酎 らんぷ>

神戸空港へ向かう途中に“灘”へ立ち寄り、日本酒関係の場所を視て来たが、最初に立ち寄ったのが<菊正宗>だった…

こういう具合に、関係の場所を訪ねてみると親近感も沸き、そこの製品を眼に留めると入手してしまう場合が多い…

<菊正宗>は「端麗辛口の清酒」を得意とするメーカーで、出回っている製品もそういうイメージの清酒が主流だが…

↓<菊正宗>はこういう製品も世の中に送り出している。これは酒粕を利用した焼酎である…

「菊正宗 神戸焼酎らんぷ720ml 25度」



↑<らんぷ>と名付けられているが、何か神戸の街に似合いそうな「旧い街灯」を意識したような、ずんぐりした硝子の容器に収められた酒である…

「酒粕を利用した焼酎」というモノ…方々の日本酒を手掛けるようなメーカーを中心に、色々なモノが出回っている。ここまでに呑んだことが在るモノを思い出すと…(1)少しアッサリした米焼酎的な感じのモノ、(2)酒粕を加熱したような香ばしさが何となく滲むモノ、(3)度数が25度程度になった清酒という雰囲気の味や香りがするモノ、という具合に大別出来るような気がする…この<菊正宗>の<らんぷ>は…「(3)度数が25度程度になった清酒という雰囲気の味や香りがするモノ」という雰囲気だと思う。実際、「清酒を酒粕焼酎に加える」という工程も採り入れているらしい…

「旧い街灯」を意識したような、ずんぐりした硝子の容器から、グラスまたは猪口に中身を注ぐ…口元に持ってくると、正しく「清酒!」という方向が拡がるが、口に入ると「焼酎の“当たり”」というようなモノが感じられる…正しく「端麗辛口な清酒の味がして、度数は普通な25度の焼酎」という飲み物だ…少し不思議な感じがする…

適当な猪口で、少し美味い「安物ではない!!」というタイプの清酒を味わうような感覚で、常温のまま頂くということを愉しんだが…氷を満たしたグラスに注いで「ロック!」という按配にして頂くのも、非常に好い!!

何か…「こんなモノは直ぐに空けてしまう?!」という気がして、2本取寄せたが…大正解!!「連休が本格化する前に、とりあえず発送…」という具合に神戸の<菊正宗>から送って頂いて、連休中に稚内の拙宅へ到着したのだが…早くも一本が空になってしまった…来客が在って振る舞ったという訳でもない…私が拙宅で、或いはチビチビと、或いはガブガブと頂いて、何時の間にか1本が空になったのだ…

何か…「非常に好いモノ」と出会えたような気がしている…

<白鶴 蔵酒>

↓箱には「白鶴酒造資料館限定 原酒」というに書かれているが…灘の<白鶴>の資料館を訪ねた際に試飲したモノと同じモノだ!!

白鶴 蔵酒 500ml瓶



↑通販で入手出来ることを知り…あの、古い建物を転用した資料館の前に桜が咲いていた様子を思い出しながら発注し、到着を楽しみにしていた!!

<白鶴>は18世紀に興った酒蔵を会社の起こりと考えており、それ以来の長い伝統を誇っている訳だが…資料館の「試飲コーナー」で頂いたこの<蔵酒>が凄く好かった。買い込んで帰るのも荷物になるので、敢えてそのようにはしなかったが、後日になって通販で入手出来たのは非常に嬉しい!!

資料館の「試飲コーナー」の係の方が言うには…(1)兵庫県はよく知られる“山田錦”を始め、酒造好適米の栽培が盛んである、(2)六甲の美味い水が利用出来る、(3)江戸時代位からの伝統が活きているというようなことで、灘は佳い酒を造り続けており、<白鶴>もその一翼を担っているという訳だ…

この<蔵酒>は“原酒”と銘打っているモノの中では、比較的軽い感じの17度である。呑み易い。味わいはスッキリとしている。「灘の佳い酒」というイメージの代物だ!!

最初はストレートで…序で氷と合わせて冷やしてという具合にこの<蔵酒>を頂いている。常温、冷温の何れの感じもなかなかに好い!!

<菊正宗 樽酒>

関西滞在中、滞在した宿の近所で「カップの日本酒」を求めて、部屋で休む頃にゆったりと頂く等していた…

「カップの日本酒」そのものは、伊丹に立ち寄った際に「酒造の歴史」に纏わる展示を視て、何か無性に日本酒が欲しくなって頂いたという切っ掛けは在ったのだが…以来、こちらへ「帰国」してからも日本酒をさり気なく入手して頂くということが増えた…

↓<菊正宗>に関しては、こういう酒が出回っている…

「菊正宗 樽酒720ml」【b_2sp1202】



↑吉野杉の樽で保管し、適度に杉の樽の香りが着いた辺りで出荷するようにしているという…“樽酒”という代物だ!!

スッキリした「端麗辛口」を旨とする<菊正宗>…その味に仄かな杉樽の香り…「カップの酒」として頂いていて、気に入っていたモノが、求め易い範囲の価格で“4合瓶”という型で出回っている…これは好い!!

<菊正宗>は、記念館に立ち寄ったことで俄かに親近感を覚えている銘柄だが…こういうモノを愉しむ機会が増えそうだ…

<五百年蔵>

↓薩摩川内市から稚内市へ…遥々やって来た3本の一升瓶…その3本目である!!

芋焼酎 五百年蔵 1800ml 瓶【長期貯蔵 焼酎 ギフト】




明治時代の味を再現した<つかだ>(玄米)、業界ではいち早く手掛けたという長期貯蔵のノウハウで仕上がった<金ラベル>(麦)に対して、この<五百年蔵>は芋の本格焼酎で、加えて長期貯蔵のノウハウが活かされている製品である。実は…<金ラベル>の瓶が空いてしまい…この<五百年蔵>に手を着けたのだった…

<五百年蔵>は、“黄金千貫”を使用した焼酎だが、長期貯蔵の手間を掛けている代物だ。「どういう感じ!?」と期待したが…期待以上に好かった!!

ストレートで頂いてみようとグラスに注ぐと…他の焼酎以上に「とろみ」のようなモノが感じられた。そして口にしてみれば…「スルッ」と滑らかで、口当たりが優しく、材料由来の香りや甘みとアルコールの刺激が拡がる…

お湯割りにしてみる…湯を入れたグラスにこの<五百年蔵>を注いでみると、材料由来の芳香が、そして芋の本格焼酎の「酒らしい香り」が強く立ち込める。口にすれば、ストレート以上に滑らかで、甘味を含む味わいがより強く感じられる。他方で、ストレートの際のような刺激はソフトになる…これは美味い!!

<五百年蔵>…中身の質を保護する意味であろうが、黒っぽい一升瓶で、残量が見え悪い…或いは…想像以上に早く空いてしまうかもしれない…

<麦焼酎 田苑 金ラベル>

↓鹿児島県薩摩川内市から、遥々稚内にまで届いた酒の中の1本である…

麦焼酎 田苑 金ラベル 1800ml【音楽仕込み 長期貯蔵焼酎】



↑何本か纏めて取寄せた中の1本ということになる…最初に開けた<つかだ>が、想定以上のペースで無くなる感じなので、一寸これにも手を着けてみたような次第だ…

麦焼酎というモノは、実はウィスキーと「原理原則」は似ている製造方法で出来る代物だ…ウィスキーは、大概が「各上流所の企業秘密」であるらしいイースト菌で麦を発酵させ、そこから出来たアルコールを蒸留する訳だが…麦焼酎は(殆どの場合)米麹を用いる…米麹の効能で出来たアルコールを蒸留して出来る訳だ…

ウィスキーにしても、麦焼酎にしても、蒸留して出来上がったアルコールの事後処理によって、“製品”として出回る場合の味も変わって来る訳だが…麦焼酎に関して、ウィスキーでやるような「樽に詰めて一定期間貯蔵して…」という工程を入れる場合が見受けられる…この<金ラベル>は、そういう「長期貯蔵」の行程を入れていることを“売り”としている製品である。

実際…「金ラベル」という名に違わず、この焼酎は金色を帯びて輝いている!!ウィスキーに関して語られる「スモーキー」というような感覚は感じられないのだが、「非常にスッキリと柔らかい口当たり」の酒に仕上がっている…“長期貯蔵”というような工程を入れ、少し金色を帯びた麦焼酎に関しては、何時も「凄くアッサリしたウィスキー?」と感じるのだが、この<金ラベル>もそうした例に漏れない…

田苑酒造は、この社名を名乗るようになったのは1979年以降だが、1890年からの伝統を誇る酒造会社だ。この会社では、比較的早い時期から「長期貯蔵」で「より美味い酒」という研究を重ねており、この<金ラベル>はそうした研究の文字どおりの“成果品”でもある訳だ…

この<金ラベル>をストレートで頂けば、正しく「凄くアッサリしたウィスキー?」なのだが…本領発揮は“お湯割り”のような気がする…“お湯割り”にすると、「麦というモノ?甘いのか?」という、名状し難い味わいが口の中に拡がるのだ!!

今宵…「荒天!!」と言われる中、拙宅での“籠城”ということに決した…田苑酒造の在る薩摩川内市のモノではなく、宮崎県えびの市で生産されたモノだというが、拙宅に在る“兵糧”の<ヒノヒカリ>をとりあえず炊いたところだ…そんなことをしながら、“茶替わり”という具合で<金ラベル>を頂いたが…「ついつい更に一杯…」と小さなグラスに注ぎたしてしまうような感じだ…

<つかだ>―甦る1890(明治23)年の味!!

↓鹿児島県薩摩川内市から、幾つもの山河や海を越え、稚内の拙宅に届いた代物である…何時も「何処からでも…」と酒を取寄せるが、「遠路遥々…」と南九州の焼酎が到着すると、それだけで非常に愛おしく感じてしまう…

【125周年限定品】限定復刻 玄米焼酎 つかだ 1800ml



↑利用頻度の高い4合瓶、5合瓶のモノが無かったので一升瓶で取寄せた…久し振りに「一升瓶の酒」を入手したような按配だが…一升瓶をその辺に置いてみれば…何やら凄い「存在感」だ…

薩摩川内市に本拠地を構える「田苑酒造」は、1979年から現在の社名を名乗っているが、その起源は1890年に創業した「塚田醸造所」に遡るという…

「1890年」と言えば…少し前に読んだ本の伊藤博文が活躍している「第1回帝国議会開院式」やら「『教育ニ関スル勅語』(教育勅語)発布」というような、「歴史の教科書の記述」で名前を視た記憶が在るばかりの出来事が「実際に在った」年で、125年も前だ…

創業当時の「塚田醸造所」から数えて125年を迎えた田苑酒造では、「創業当時の主力製品を再現」ということに取組んだ。そこで登場したのが、この<つかだ>である。

「塚田醸造所」では、玄米と黄麹を使って焼酎を製造し、<つかだ>と命名して売り出したという。「確りした味わい!!」と高い評価を受け、次第に「玄米と黄麹」という酒造りが“旧式”となって行った中でも、<つかだ>は伝統の製法を護り続けたという…

何か「125年も前の味」というものを、「記念事業として甦らせた」ということ自体に、強い興味を抱く…そういうことで、敢えてこれを薩摩川内市から取寄せた訳だ…

「明治時代の看板商品」を意識した、クラシックな雰囲気のラベルが貼り付けられた一升瓶を眺めた後…早速試飲した…

最初はストレート…「うゎっ!」と感嘆した…実に「らしい!!」というのか、「正統派!!」という“米焼酎”である!!材料は、薩摩川内市内で栽培された<ヒノヒカリ>の玄米を使用しているという…「伊藤博文の同時代人」が「実に美味い」と評価していたという、「らしい!!」酒の味…何かそれだけで「ぐっと来る」ようなものを感じた…

そして“お湯割り”を試す…日本酒の熱燗でもなく、他の焼酎とも違う「米焼酎なりの味わい」が深く滲むような感である…“芋”とは明らかに違い、“麦”とも異質な“米”の「甘味」が、お湯割りでは「静かに口中に拡がる」ような気がする…

凄い「存在感」を示す一升瓶に収まった酒だが…「美味い!!」と調子に乗って、存外に早く空いてしまうのかもしれない…とりあえずこの、「伊藤博文の時代の人が愉しんだと目される味」の<つかだ>は、「在るだけ販売」の限定品らしいのだが、とりあえず試す“価値”は高いと思う!!

<月の女神>

ナイトブルーの少し上品な箱…箱を手にすると、中のボトルに詰まった銘酒の重さが心地好い…

↓これを入手してしまった!!

【化粧箱入】 明石酒造 長期貯蔵 【麦】 月の女神 38度 720ml【あす楽対応_九州】【02P22feb11】



↑今期は存外な量の雪や寒さに見舞われている宮崎県えびの市から、幾つもの山河や海を越えて、拙宅に届いた逸品である!!えびのの老舗、明石酒造の麦焼酎だ!!

「歴史を感じさせる味 月のリズムに揺れながら長い間蔵の隅で 出番を待ち望んでいたコハク色の液 月あかりを受けて輝く 女人が粋に磨きあげた心愉す酔い」と、ナイトブルーの箱に書き込まれている…この<月の女神>は、麦焼酎を木樽で貯蔵して長期熟成したというモノで、琥珀色を帯びた感じなものが、やや厚めな硝子と見受けられる、少し古風なデザインのボトルに収められている…

酒には醸造酒と蒸留酒が在る。醗酵して出来たアルコールを利用するのが醸造酒で、それを蒸留するのが蒸留酒だ。焼酎は蒸留酒で、ウィスキー等と同じグループである…

麦焼酎というモノは、麦を醗酵させたモノを蒸留して造るのだが…原理原則はウィスキー造りに一寸似ている…ウィスキーも出来上がってから樽に詰めて熟成させるのだが、麦焼酎も樽に詰めて蒸留させる場合が在る。

この「樽に詰めて熟成」の麦焼酎に関しては「ややアッサリしていて、口の中に旨味が拡がる…新しい銘柄のウィスキーか?!」と思う場合が在る…実はこの<月の女神>も、そういう感覚を抱くモノの範疇になると思う。

<月の女神>は38度だが…これは「殆ど“原酒”」というような、高めな度数だ。ストレートで口にしてみるが、「アッサリとして、口の中に旨味」という感じだ。しかし、少しすると「体の中が軽く火照る?」ような気がしないでもない。実に美味い!!「一口…」と少量をグラスに注いで空けた後、「もう少々…」と更に欲しくなる…

<月の女神>については「製造時に女性杜氏が活躍」ということに因んで“女神”としてみた経過が在るようだが…方々の神話で月を司る神は“女神”という例が見受けられるようだ。アルテミス(ギリシャ神話)とかディアーナ(ローマ神話)というのは女神だ…そういう意味でも、<月の女神>という命名は好いかもしれない…序ながら…明石酒造の“明月”ブランドに少し関連が在る“月”というのも好い!

この<月の女神>…少量ずつ、ストレートで愉しむという感じが似合いそうだ!!

「超白」こと<明月プレミアムホワイト>

「プロ野球のキャンプ」というような話題が在るので、“宮崎県”と聞けば、「温暖な地域」というイメージが強い…

↓しかし…こういう様子もまた、宮崎県内では見受けられる…
Ebino (Miyazaki pref.) on DEC 17, 2014 (20)
↑宮崎県えびの市内の様子だ…2014年12月17日に立ち寄った際の写真である…

えびのは、宮崎県、鹿児島県、熊本県の3県が境を接しているような山間に広がる地域だ。

古くは“真幸院”と呼ばれていたようだ。戦国時代には薩摩・大隅の島津家と日向の伊東家の抗争の舞台にもなった―最近読了した、戦国期の“島津四兄弟”が活躍する小説『破天の剣』に、真幸院での激戦の様子が描かれる…なかなかに凄い…―地域で、かの島津義弘公―そう言えば…えびのを含む「所縁の地」の皆さんが、「“大河ドラマ”の主人公に島津義弘公は?」と提案しているらしいが…或いは「『破天の剣』を原案に、島津四兄弟を軸にした“九州の戦国”のドラマは如何か?」というのも一興と個人的には思う…『破天の剣』の主人公は末弟の家久であるが、一門の総帥となる長兄の義久、誰もが畏敬する猛将の義弘、直ぐ上の兄として何かと家久に関わる智将の歳久、「実は“訳在り”」な家久に深い愛を注いでいた父や祖父と「ドラマ向け」な劇中人物達が多数登場する…真幸院から、耳川、沖田畷と九州各地の大名達との壮大な合戦場面も「映える」筈だ…“敵役”という型になる大友宗麟や龍造寺隆信も、ドラマでは非常に面白く、画になる劇中人物になり得ると思う…そしてクライマックスは、豊臣秀吉の九州侵攻ということになる…―が大活躍した経過も在る…

えびのは、古くから山間に開けた平地が豊かな農業地帯となっていて、様々な作物が育てられているようである。そして山間なので、良質な水にも恵まれている。

↓えびのではこういう看板も視掛ける…
Ebino (Miyazaki pref.) on DEC 17, 2014 (1)
↑“明月”という本格焼酎…創業は明治24(1891)年に遡るという、老舗の酒蔵で、えびの市内で宮崎県内の農産物と、地元の良質な水を活かした酒造りを続けているという会社だ…

この“明月”ブランドの焼酎が気に入ってしまい、時々取寄せては愉しんでいる…

極最近、九州方面では「経験の埒の外」という程度の降雪・積雪と低温に見舞われてしまい、山間で低温になり易いえびのを含む地域では、水道に障害が発生するなど随分と大変だった様子で、加えて交通、運送も乱れてしまったようだが…

↓それでも「漸く回復…」という中で送って頂いた、“明月”ブランドの新しい焼酎が、幾つもの山河や海を越え、稚内の拙宅に届いてくれた!!!何時も「遠い所から、こんなに寒々しい街まで来てくれてありがとう!」と、届いた焼酎を慈しみながら楽しむという感だが…今般は「場合によって、南九州の山間部は、北海道の海岸部と比肩出来る程に低温で、雪も存外に積もって大変であったろうに…そんな中、よくここまで来てくれた!!」と熱烈歓迎である…

明月プレミアムホワイト 明石酒造 20度焼酎 宮崎県 900ml 20度



↑思えば「素晴らしき時代」になった…実はこの焼酎…「宮崎県限定」なのだ!!それを北海道の北端部に居ながらも愉しんでしまうことが適うのだ!!

何か“明月”ブランドの各製品に共通のデザインであるラベルを“真っ白”に染めたようなラベルが酷く特徴的なのだが…これは「超白」と書いて<プレミアムホワイト>と読ませているらしい…「宮崎限定」として、宮崎県内でポピュラーだという20度になっている。価格は「日常的に求める」ような範囲の、手頃な感じだ…

<プレミアムホワイト>は何が“プレミアム”なのか?

<コナホマレ>という芋を使用しているようだ。「でん粉製造の原料」と聞けばジャガイモを思い浮かべてしまうが、九州方面ではサツマイモを用いる。そして、サツマイモの様々な品種の中には、でん粉の成分が多いモノが在る。<コナホマレ>もそうしたモノの一つだという…<コナホマレ>に漢字を充てると…「粉誉」なのであろう…こういう、でん粉の成分が多い品種の芋は、麹と反応して良質なアルコールを産むとされている…

豊かな田園であるえびので生産される<ヒノヒカリ>を用いた米焼酎とのブレンドが施されている…“明月”ブランドの芋焼酎の中には、米焼酎を加えている製品も見受けられる。これもそのノウハウを用いている。

そして<宮崎酵母>という、宮崎県の「代表選手」的な酵母を用いている…

この「3つのプレミアム」が在るというのだ…

早速、この「3つのプレミアム」が在るという<プレミアムホワイト>を頂いた!

最初はストレート!!非常に「柔らかい」感じだ…<ヒノヒカリ>を用いた米焼酎とのブレンドが生きているのか、「サッパリした味わいの清酒」に「芋に由来の仄かな甘み」が「絶妙に交じる」感じだ…「これは何だ?!」と「更にもう少し…」と試してみたくなる…そんなものが在る!!

そしてお湯割り…ソフトな甘みと芳香が、何かサッパリした感じで口の中に入って来る…

これは素晴らしい!!流石に大小様々な酒蔵が犇めく宮崎県で、敢えて「県内限定」を謳って125年もの歴史を誇る老舗が“プレミアム”と銘打って送り出した製品だ!!

正直…これは“危険”だ…呑み易く美味い…ついつい量が進みそうな酒である…

<明月プレミアム>

「迂闊なことをしてしまった…」と“小さな後悔”を重ねること頻りであったのだが…拙宅の“甕型サーバー”に入れて在る<黒明月>を切らしてしまい、漸くサーバーに注ぐための1.8lパックを仕入れたのであったが…何時も<明月ブランド>の焼酎を御願いしている、えびの市内の業者さんのウェブサイトを視ていて…「これ!?!」と眼に留まったモノが在り、併せて頼んでみたところである…

↓こういうモノを入手してしまった…

明月 プレミアム 明石酒造 芋焼酎 宮崎県 900ml 25度



↑プレミアム(premium)…「割増」という意味や、「高級な」という意味が在るらしいが、何か「金色と白」というような高級感が在るラベルが好い…「高級な」という意味も在る語を冠した呼称で、ラベルも高級感が在るようなデザインながら、「特別に高い」ということはない、「何か…好さそう!!」と普通に買い求められるような範囲の価格だ…

実はこれ…「えびの市内でのみ売られている」というモノらしい…何時もお願いしている業者は、えびの市内で「普通の御近所の小売店」として営業の傍らに通信販売も手掛けているということのようなので、この「えびの市内限定販売」というモノを持っていたのであろう…

↓2014年にえびのに立寄った経過が在る。
>>宮崎県えびの市の雪景色(2014.12.17)

このえびの市内に入った際、「そう言えば<明月ブランド>の焼酎を御願いした経過の在る業者が市内だった筈で…恐らく“地元の酒屋”然とした店だと思うが、もし気付いたら立寄って“市内限定販売”の焼酎というモノでも土産に求めてみようか…」と思わないでもなかったのだが…降り頻っていた雪―宮崎県内でもえびの辺りは雪が降ることも在る地域らしいが、12月の降雪・積雪は少々珍しいらしい…―の中、「或いは、北海道内で見掛ける“積雪期が始まる頃”のような雰囲気も些か…それでも、北海道では視たことが無い種類の木々が…」と感じ、考えながら、歩行者の姿を殆ど見掛けないような田圃の間の道で、吉都線の2駅間に相当する区間を延々2時間程度歩き通し、辿り着いた駅で発車時刻表を視て「これを逃すと、次は約2時間後…」と知ったことから、都城へ向けて急いで列車で去ってしまい、結局は「地元の酒屋に寄って…」は実現しなかったのだった…

えびのというのは、宮崎県、鹿児島県、熊本県の3県が境を接するような山々の麓の宮崎県側を占める辺りで、古くから豊かな農地が拓けた地域である。<明月ブランド>の明石酒造は、1891(明治24)年に明石仁衛門が焼酎製造を始めたことを以て会社の起こりとしている。既に120年を超える伝統だ。

明石酒造の<明月>というブランドは「人々の心が満月のように、まあるく明るく円満に、そして平和にとの願い」が込められたものとのことで、1950(昭和25)年に初めて登場したようだ。これもなかなかに伝統的なもの―65年だ…―となっている…

えびのという立地…豊かな農作地帯が産み出す、豊かな材料を調達可能な地域であるが、それ以上に「えびの高原の原生林を伏流する良質清冽な水に恵まれている」というのが、酒造会社として非常に恵まれている。こうした恵まれている環境の下で、120年の伝統が活かされる酒造りに関係者の皆さんが励んでいることになる…

その<明月ブランド>の明石酒造が、「(敢えて)えびの市内限定販売」ということにした<明月プレミアム>…「どういう感じなのか??」と強く興味が湧いた…

早速!!最初はストレートで試してみる…

<黒明月>は、近所の店で時々頼む<黒霧島>や、主に出先のコンビニで“ペット容器”に入った少量を愉しむ<黒白波>のような、「最近の“主流”?」と思える感じなのだが…この<明月プレミアム>は、<明月>に似ているような気がした。「主張し過ぎない程度に主張する」という、“柔かさ”のようなモノが感じられる口当たりだ…

そして<明月プレミアム>をお湯割りに…鹿児島から取寄せた、小さなお湯割りグラスを用い、沸かした湯―<高牧の森の水>の出番!!―を先に注いで、後から<明月プレミアム>を注ぐ…材料の“黄金千貫”に由来する甘味が仄かに感じられる他、「酒らしい辛さ」も滲む…なかなかに個性が感じられる…

明石酒造のウェブサイト等で視ると…<明月プレミアム>には米焼酎をブレンドしてあるのだという。そして、それは<明月>にも共通する。違いは、ブレンドして出来たモノを熟成する工程のようだ…<明月>は「1950年代以来、地元で親しまれている」という代物だ…それの熟成に「一手間加える」というのが、<明月プレミアム>であるようだ…その結果として、「より心地の好い口当たり」を実現したことになる…

些か失礼ながら…決して大きな街でもない感のえびのの地に在って、120年の伝統を受継ぎながら未来に向かう「地域の酒造会社」として、「永く地元で愛されたブランドの代表的なモノを、より洗練された型に仕上げ直す」という意味で、この<明月プレミアム>は「(敢えて)えびの市内限定販売」ということにしたのであろう…それを通販に乗せたえびの市内の業者の想いとしては、「えびの縁で各地に居る皆さんに向けて…」ということであったのかもしれない…そういうことと想像しながら、「偶々<明月ブランド>の焼酎を気に入ったというだけのことで、一寸えびのに寄ってみた…」という、言わば“外人”な私が<明月プレミアム>を愉しませて頂いた訳だ…

北海道のような地域に居れば、“宮崎県”と聞くだけで「北海道が厳冬季である2月にプロ野球のキャンプ!!温かい!!」と思うのだが、えびのは山間で雪も降り、屋外でスケートリンクも出来るような高原を擁した、「存外に厳しい冬」も在る土地だ…或いは、そういう「気象のメリハリ」の故に、良質な米や野菜を産する土地としての歩みを辿ったのかもしれないのだが…そして豊かな農村であるが故に、戦国時代等には諸勢力が争う舞台にもなったのだった…

何か勝手に気に入ったえびのを想い起こし、宮崎県辺りを彷徨した経過も在る種田山頭火が詠んだという「どうしようもない私が歩いている」というフレーズを思い浮かべながら歩き回ったあの「雪の田園」を想いながら、<明月プレミアム>の杯は重ねられて行く…

そして些か心地好くなりながら、不意に思い出す…<明月プレミアム>と併せて仕入れた<黒明月>を“甕型サーバー”に注ぎ足したかったのだが…仕入れた<黒明月>が何処かへ逃げて行くでもない…それはまた、思いついた時で善かろう…

「(敢えて)えびの市内限定販売」という<明月プレミアム>を、えびのとは縁薄い、「異郷=サハリン」を望む、雪が被った北の海岸でゆったりと頂く…何か「途轍もない贅沢」をさせて頂いているような気分になる…或いは、拙宅で焼酎の在庫が切れていたという中、“渇望感”のようなものが在って、殊更に<明月プレミアム>を「美味い!!」と思ったのかもしれないが…

<黒明月> 1800mlパック

↓「自宅で“焼酎バー”気分♪」のサーバーを愛用し始めた…

↑これが非常に気に入っている!!

“雪”の故に非常に思い出深くなった、宮崎県えびの市の老舗、明石酒造が造る本格焼酎<黒明月>が詰まった、素晴らしいサーバーだったが…愉しく呑んでいる間に、サーバーが半ば空になってしまった…

↓そこで御登場願ったのがこれだ!!

明石酒造 宮崎県 【芋焼酎】黒明月 1800ml パック



↑紙パックに入った<黒明月>だ!!

「1800ml入り」ということで…大きなモノを想像したが…宮崎県えびの市から、幾つもの山河を越えて、稚内の拙宅へ着いたコレの包みは、想像以上に小さかった。考えてみれば…「1リットル入りの牛乳パック」などよりも一回り大きい感じのパックを用意すれば、1800mlは入る訳だが…他方で「一升瓶の量感」を頭に思い描いていたので、受取った際には若干「拍子抜け」してしまった…

我が“サーバー”は「一升甕」ということで…理論的には「1800mlパック」がスッポリ入ることになる…早速開けてみたが…“甕”に“パック”の中身が殆ど入ってしまった!!厳密には、未だ“甕”にほんの少し焼酎が残っていたので、“パック”にほんの少しだけ焼酎が残ったが…

この“パック”…意外に好い!!量感の在る一升瓶…空けてしまった後の始末に、「やや手が掛かる?」感もしないではないが…この“パック”なら簡単で、永く愛用する“甕”に中身を移すだけなのだ!!実はこうした“パック”で焼酎を求めたのは初めてなのだが…今後はこれを愛用することになるかもしれない…当然、味は親しんでいる<黒明月>そのものだ!!

本格紫芋焼酎 <紫> (熊本県人吉市 渕田酒造場)

熊本県人吉市…熊本県の南寄りの内陸部で、山間になっているのだが、鹿児島県や宮崎県と境を接する地域ということになる…

人吉の駅には、列車の乗換で何度か寄っている…

↓こんな感じの駅だ…

↑2013年12月に立寄った際、やや時間が在ったので辺りを歩こうとしたが、風雨が強めで、少し慌しく駅に引揚げて、乗車する列車を待った。そして、この時は福岡在住の友人と連絡を取り、「夜に博多駅に至るので…」と話して、夜は友人と夕食を愉しんだのだった…

↓人吉駅ではこんな駅弁が売られている…“川の幸”である鮎が使われている代物だ…

↑この時は、早朝に鹿児島中央駅を発って北上中で、食事らしい食事も摂っていない感じだったので、列車待ちの時間に駅の待合室で頂いた次第だ…

御近所に、この人吉に縁が在る知人が居て、用事が在って暫らく人吉を訪ねていた。暫らく御目に掛らなかったのだが、久し振りにお会いすると「土産が…」というお話しで…

↓こういうモノを頂いた…
souvenir from Hitoyoshi on 2015MAY02.JPG
↑<紫>と名付けられている…

大切な用事を無事に足して、連休で交通等が混み合う時季に、巧く“間隙”を縫って元気に稚内へ帰って来てくれたところに御目に掛ったというだけで、私は嬉しく、それで充分なのだが…御土産まで頂いたのは恐縮の至りというものである…

何やら“F”と「渕田酒造場」という会社のイニシャルから取ったマークが付けられ、「スッキリしてお洒落!!」というイメージの紫の箱に、些か“高級感”も漂うような白い摺り硝子のようなボトル…人吉で生産される紫芋を使ったという焼酎だ。

“人吉”と言えば「球磨焼酎」が知られる。この「球磨焼酎」というのは米を使う焼酎だ。市内や近郊に随分多くの酒造メーカーが在るという…この熊本県、鹿児島県、宮崎県が境を接するような辺りの、「山間の平地」というような地形の地域は、古くから“米処”でもあるらしい。そして寒暖差も大き―4月後半の人吉は、早朝に7℃というような次元で、日中は気温がグングン上がって20℃を超えるという感じだったそうだ…「低温安定」な稚内では考え難い状態だ…―く、色々な野菜も作っている地域であるという…更に、この県境の地域では、各県で各々に伝統を誇る酒造会社も在る…

人吉では、「球磨焼酎」が知られるように、米を使った焼酎造りが盛んな他方、他の材料を使用する焼酎造りも行われている。この<紫>はそういう事例の一つということになるであろう…

芋の焼酎は…材料由来の香りが、“クセ”として敬遠される場合も在るが…この<紫>は、断じてそういうことは無いと思う。ストレートで試飲すると、「程好い甘味を酒に加える、材料由来のモノ」という按配である。箱やボトルのデザインのように、なかなかに上品な感じがした。これは秀逸である!!

概して、紫芋等を使った焼酎は、「少し“柔らかい”」ような感じがするのだが、この<紫>もそうした例に漏れない。

更に…<高牧の森の水>を沸かしたモノを使って<紫>をお湯割りに…正しく「微糖のハーブティー」だ!!“クセ”と感じられるモノは無く、「材料由来の仄かな甘味」が際立つ感だ!!

人吉の、伝統を誇るメーカーによる逸品だが…一寸見た範囲では、広く通販されているでも無い様子だ…何か「隠れた名品」という感である…

ストレートで試飲し、“茶代わり”にお湯割りを頂いているが…未だ朝…しかし、こういうのは「休日らしい」感じで悪くない…

<黒明月> 一升甕=焼酎サーバー

“新宅”へ移った…永く住んだ旧宅より狭いが、それなりに居心地は好い。

“新宅”のキッチンに、年季が入ったカウンターテーブル―東京に住み始めた頃、新宿の百貨店で求めた。“四畳半”には「やや場違い?」な感じながら、食事から書物から、何でもこのテーブルを使っていた。稚内にも送り込み、永く旧宅に鎮座していた。これを…自力で担ぎ上げて、歩いて“新宅”へ運んだ訳だ…―を配置した。「外食率」が高いので、食事にこのカウンターテーブルを利用する可能性は低そうだが…何か「カフェバーのカウンター」風に利用するイメージだ。手が届く場所にカップやグラスを置いて、カウンターテーブルに合わせてある椅子を置いた側にシンクやコンロが在って、湯を沸かして珈琲を淹れたり、お湯割りや熱燗も愉しみ易い…

このカウンターテーブルの様を眺めていて…そしてゴチャゴチャとモノが辺りに散らかっていない「新しい!!」感じの部屋の中にカウンターテーブルが据えられているのを視て…「脇に“サーバー”でも在って、何やら美味い酒が注がれて…」という様子を夢想してしまった…

↓そういう時に、これに気付いた!

名入れラベル芋焼酎 黒明月一升かめ 1800ml 【専用箱入り】明石酒造 宮崎県【楽ギフ_名入れ】【焼酎サーバー】【お中元】【父の日】


感想(38件)



↑このところ気に入っている、宮崎県えびの市の老舗、明石酒造の<黒明月>が、甕のような“焼酎サーバー”に入って売られている!!

この商品は、「名入れラベル」が“売り”であるが、敢えて「名入れにしない」ということも出来る…

甕のサーバーから、気に入っている銘酒が注がれ、それを頂く…何やら「非常に贅沢?」な気分にもなれそうだ…そういう代物に、何かを記念して名前や「贈る言葉」が入るというのは、非常に好いかもしれない…

手近な範囲で、「焼酎サーバーの酒が注がれるバー」というような場所も思い当らない…「私が気に入っている!!」という銘酒を甕のサーバーに備えて、随時頂くことが出来る!!素敵だ…

↓拙宅―運送屋さんが宛名を視て、旧宅へ向かったらしい…新宅に持って来て頂いた…―に届き、早速にキッチンに鎮座…


何か、「大き過ぎないか?」と事前には思ったが…例えば「半径6cm×半径6cm×円周率3.14×高さ17cm」とすれば…約1922mlの容量となる訳で…存外に「収まりの好い」感じの大きさだった。

実は過日、五合壜の<黒明月>を空けたところで…勿論、中身はその五合壜と同じ酒だが…こうしてサーバーに入って登場すると…「気分!!」というものなのか、何となく五合壜より美味く感じる!!

この一升甕のサーバーだが、「中身の酒が無い」状態で売っているモノが多々在るのだが、この<黒明月>の例のように、確りと中身も入っている例…存外に少ないような気がした…このサーバーもなかなかに好いので、今後は“詰め替え用”に「1800ml紙パック」の<黒明月>を求めてみるのも好いかもしれない…

これが送り出された、宮崎県えびの市…花や新緑が眩しく、好天の日には多少汗ばむ“初夏”風になっているだろうか?そんな地域から、幾つもの海と山河を越えて稚内までやって来た、甕入りの<黒明月>…愉しく愛飲したいものだ…

<一願坊主>

拙宅の本格焼酎…切れそうになり…「まぁ、いいか…」ということにしようかとも思ったが…それでは「宵の徒然や、休日の朝に困る」ような気がして…思わず取寄せた…

あの宮崎県えびの市から、幾つもの山河や海を越え、拙宅に焼酎が届いた!!昨年12月の「雪の日」に立寄ったえびの…最近は、美しく桜が咲いたと歓んでいれば、強めな風雨が来襲し、あっという間に桜が散ってしまったのだとか…白い積雪の上にカラスが黒く大きな点のように散っていたあの田園は、今頃は“田の神さぁ”に見守られて、農家の皆さんが一生懸命何かをやっているのであろう等と想像する昨今である…

↓かの“明月ブランド”の明石酒造の製品を取寄せてみた…

一願坊主 明石酒造 宮崎県 720ml 25度



↑「宮崎県内限定販売」を謳う製品が、概ね3千キロメートルも北の街に、“中2日”というような按配で着いてしまう…便利な世の中だ…

品名の<一願坊主>…これはえびの市の加久藤地区に在る“金松法然”(かねまつほうぜん)に因むものだという。

その“金松法然”の挿話は、“明月ブランド”のCMで取上げられている。焼酎を愛する上人様…1杯の焼酎を供えて祈ると、「1つだけ願いを叶えて進ぜよう…」と言って他界したらしい…「2つ以上はいかんぞ!!」と念押ししたらしく、爾来、人々は焼酎を供えて「1つだけ…」と願い事の成就を祈念する社を設けたのだという…それが<一願坊主>という品名の由来だという…

↓本格焼酎「明月」CM


この焼酎…最近は“主流”のようにも見受けられる「黄金千貫+黒麹」だというが、“古風”を意識して「無濾過故の素朴な味わい」というものを目指したようだ。

なるほど、“無濾過”の故の「好い意味でのクセ」が少し残り、最近の“主流”と見受けられる焼酎よりも、確かに“素朴”な感じはする…この加減!!何か好い!!「初めてもモノ…一寸試そう…」とでも思えば、何か杯が進んでしまう…

“金松法然”…永い時を越えて、多くの人達の“一願”と向き合ってきたことになるが…他方で「焼酎の守護神」のようにもなっている様子も覗える…

実を言えば…えびの駅に辿り着いた際、この“金松法然”の社にも寄ってみたかったのだが…反対方向に歩み始めて、何やら2駅分も歩いてしまうことになったのだった…

そんな笑い話のようなことを思い出しながら…夕べの穏やかな一時の供に…<一願坊主>は美味い…

<花春 濃醇 純米酒>

“会津の酒”…松平家の治世下に在った江戸時代辺りからの伝統が受継がれていて、南東北屈指の米作りが盛んな県で育まれた酒造好適米も駆使され、山間の佳い水が使われている…剛直なイメージの会津の武士達も嗜んだかもしれない酒の伝統を受継ぐ逸品…そういうイメージの“会津の酒”には、勝手に愛着を抱いている…

↓その“会津の酒”である。創業家が会津で酒造業を起こしたとされる享保年間から数えて、約300年にも及ぶ「永い伝統」を受継ぐ、<花春>の純米酒である!!

濃醇 純米酒1800ml【がんばろう!福島】【東北復興_福島県】



↑このところ…焼酎を頂く機会が増えていて、清酒をじっくりと頂いたのは暫くぶりという具合になった…

一般的に、“日本酒”または“清酒”とは下記のようなモノである…

・醸造酒であること
・米、米麹及び水を原料として発酵させて、こしたもの
・米、米麹、水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの
(その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が米―麹米を含む。―の重量の百分の五十を超えないものに限る。)
・上記の定義のうちアルコール度数が22度以下のもの

これが「法的定義」ということになる…

この“日本酒”または“清酒”の中、“純米酒”というのは…

・原料に米、米麹、水だけを使った清酒
・精米方法等に工夫を施したモノは“特別純米酒”とも称する

ということになる…厳密には、米や麹米の種類にも制約は在るらしいが…

今般、<花春>の“純米酒”を入手した。

花春酒造のサイトで本品は「会津酒米“まいひめ”を自家精米で丁寧に磨き上げ、低温熟成でじっくりを造り上げた」、或いは「酸度と日本酒度の絶妙なバランスが、濃醇な“中辛口”を実現」と謳われている。

早速にこの<花春 濃醇 純米酒>を試飲した…所謂「冷」…ストレートに一合入る茶碗のような利き猪口に酒を注いで、そのまま頂いてみた…

この酒!「中庸の魅力」とでも表現すれば善いであろうか?花春酒造が謳うとおり、酸味や甘味のバランスが好い。「絶妙なバランス」である。「強過ぎる」味が「出過ぎない」ことで、「非常に心地好く入り込む」という仕上がりになっている。「真っ当過ぎる!?」までに“普通”…そんな表現が思い浮かんだが、「「真っ当に“普通”であること」というのは、実は意外に難しいような気がする。が、この<花春 濃醇 純米酒>はその「意外に難しい」をさり気なく実現している!これが「伝統を受継ぐ」こと故に可能な“技”というものか?そんなことを思いながら、酒器は空になり、更に一升瓶から酒を注いでしまう…

実は…「一升瓶のみの販売」であった<花春 粕取焼酎>を発注した際…「同時発注なら、同一サイズの方が、輸送の扱いがし易い?」というような「余計な考え…」で、この<花春 濃醇 純米酒>も一升瓶を入手したのだったが…「正しい判断」だったと思う!小さい壜なら、あっという間に空いてしまうであろう…

<花春>の名は、桜が咲く時季の、花を愛でる酒席の晴れやかなイメージから起こったもののようだ…当地では花の時季は、未だ少し先だが…<花春 濃醇 純米酒>は、少し晴れやかな気分にしてくれる代物だ…

<花春 粕取焼酎>

このところ愉しんでいた“明月ブランド”の藷焼酎の在庫が少なくなってきたことに気付き、「無くなってから求めれば…」と思うと同時に、「完全に無くなると、按配が悪い…」と思案した…結局「無くなってしまう前」に何か求めておこうということにした…

また“明月ブランド”でも好いのだが…何となく「一寸御無沙汰の“会津の酒”というモノが…」と思い立った…

実は「日本酒を醸造している場所」を初めて見学したのは、会津若松市内でのことで、以来「日本酒!好い…」という感覚も抱くようになった。それ以前は“酒”と言えば、ウォッカ、ブランデー、ウィスキー、ジン、テキーラ、各種カクテルだったのだが…更に数年を経て、今度は「藷焼酎を蒸留している場所」を枕崎市内で見学する機会を得て、日本酒への関心から「併せて…」と嗜み始めた本格焼酎にも傾倒するようにもなった…

“会津の酒”…松平家の治世下に在った江戸時代辺りからの伝統が受継がれていて、南東北屈指の米作りが盛んな県で育まれた酒造好適米も駆使され、山間の佳い水が使われている…剛直なイメージの会津の武士達も嗜んだかもしれない酒の伝統を受継ぐ逸品…そういうイメージの“会津の酒”には、勝手に愛着を抱いている…

↓そういう訳で視付けた“会津の酒”がこれだ!!

25度 粕取焼酎1800ml【がんばろう!福島】【東北復興_福島県】10P11Jul13



↑上記サイト―酒造会社によるショップ―では「熟成した芳醇な酒粕を原料とし、300年を超える歴史ある蒸篭取りで蒸留した粕取焼酎」と謳われている。これは日本酒ではなく、焼酎である…

日本酒も、本格焼酎も各々に好いのだが…このところは本格焼酎を頂く比率がやや高い…本格焼酎の25度を、ストレート、お湯割り、ロック等で頂く機会がやや増えている昨今だ…そういう中なので、日本酒を醸造する際に出来る酒粕を材料とする25度の焼酎というモノが、何やら非常に魅力的に見えた…この種のモノは、「日本酒の旨さ」と「焼酎の強さ」を併せ持っていて、何か非常に私の好みに合うモノが多い…

酒粕には、些かのアルコール分が含まれているという。その酒粕を蒸留して、中のアルコールを抽出する…恐らく、相当に大量の酒粕を蒸留しなければ、充分な量のアルコールは得られないであろうが…そうやって出来上がるのが“粕取焼酎”だ…対して…酒粕に更に麹を加えて、米焼酎の醪に似た一味違うモノを造り、それを蒸留する“酒粕焼酎”というモノも在るのだそうだ…或いはこの“粕取焼酎”と“酒粕焼酎”とだが、「材料に酒粕を使用」という意味で、区別をせずに“酒粕焼酎”で総称してしまっている場合も在るのかもしれない…

今回入手したのは“粕取焼酎”である。明確にそのように謳っている…“花春ブランド”の日本酒を造る際に出来る酒粕を、蒸し料理に使う蒸篭(せいろ)のような感じの伝統的な道具―「300年」と称している…現在の会社の“御先祖”ということになる酒蔵の時代から受継がれるノウハウということになるであろう…―で蒸留し、より度数が高めなアルコールを抽出している訳だ…

昔は「日本酒醸造を手掛けている蔵」では、半ば“セット”のように“粕取焼酎”も蒸留していたらしいが…最近ではその限りでもなかったり、やっていても極限定的な蒸留に留まっている場合が多いと見受けられる。「当社の清酒粕で造る“粕取焼酎”」と大々的に通販までやっている事例…時々は視掛けるのだが、存外に少ないように思う…寧ろ“酒粕焼酎”としているモノの方が、視る機会が多いような気がするが…

とにかく、この“会津の酒”の酒粕から蒸留する“粕取焼酎”に大変な興味を覚えたので取り寄せた…

会津若松から稚内まで…荷物は「中1日」で到着した…嘗て会津の武士達が宗谷までやって来た時代の旅は2ヶ月近くを擁したらしいことを思うと、速さに驚く…こういうのは比較対象が適切でもないかもしれないが…とにかく素早く到着である…

早速試飲する…一合入る、殆ど茶碗のような“利き猪口”を持ち出し、そこにこの“粕取焼酎”を注ぐ…見た目は清酒と見分けが付かない感じの代物だ…透き通っている…

殆ど茶碗のような“利き猪口”を傾ける…「うわっ!酒粕…」という感じ…材料の酒粕の香が拡がる感じがする。何か、米焼酎と清酒との中間のような、或いは「他の何物でもない」ような味だ…

とりあえずストレートで試飲してみたが…何か…「癖になる」ような気がする味だ…この商品は「一升瓶入り」のみなので、一升瓶で仕入れた訳だが…何か「何時の間にか呑んでしまいそう」な気がする…

ところで“花春ブランド”の花春酒造…正しく「会津の老舗」である。

その創業は享保3(1718)年、徳川幕府八代将軍吉宗―かなり永く続いた時代劇シリーズ『暴れん坊将軍』のモデルになった将軍だ…―の時代に遡るという。正しく「約300年の伝統」だ!!

花春酒造の創業家では、江戸時代には屋号を「井筒屋」、酒銘を「天正宗」としていたそうだ。会津は松平正容(まさかた)の治世下であったが、18世紀の会津では今日まで続く伝統産業が芽吹いていた。酒造業もそうしたものの一つである。無理に関連付ける意図は無いが…会津の武士達が宗谷に大挙してやって来た“北方警固”を推進した、19世紀末頃の松平家の国家老―江戸と領地を往来する主君に代わって、領地の治世を取仕切る重臣…―だった田中玄宰は、この酒造業を含む各種の産業振興に心を砕いたそうだ。そういう意味で…“会津の酒”は珍重してみたい気分になる…

18世紀に興って次第に盛んになった会津の酒造業は、19世紀には江戸に酒を出荷する等、なかなかに発展していたのだが…戊辰戦争で城下が大きな被害を受けたことから、苦しい時代に入ってしまう。井筒屋も酒蔵等の城下で使用していた施設を損なうという苦難に直面していた…そんな時代…当時の井筒屋関係者は酒造りの再開に努力する…

そんな苦しい時期に酒が出来た時、「人々の心に花のように明るく春のように和やかな気持ちを取り戻す」ことを願い、漢詩「花開酒国春」より「花春」と酒銘を改めたのだそうだ。この「花春」が今日まで続いている銘ということになる。1953年に現在の株式会社組織にした際、社名も<花春酒造>ということにした訳だ…

永い伝統を受継ぐ、会津の老舗による“粕取焼酎”…一寸面白いモノに出くわした感である…

『明月』

眼に留めて入手した“明月ブランド”の焼酎が美味かった…造っている場所が宮崎県えびの市…戦国時代には薩摩・大隅の島津家と日向の伊東家の争いの舞台ともなった地域…何処か惹かれるものが在った訪ねてみた…

↓なるほど…「地元の銘酒」である…


↓えびのを訪ねた時、地元の農業を護る“田の神さぁ”も、田の脇で寒そうに佇んでいた…


↓「温暖な地域」という印象も強い“宮崎県”とは思い悪い光景だが…


↓こういう木が在るのは“宮崎県”に他ならない…


このえびので造られている“明月ブランド”の焼酎…何か妙に恋しくなり、年末にえびのの業者に発注し、拙宅に送って頂いた…

↓今般は、これを入手した!!

明石酒造 宮崎県 【芋焼酎】 明月 25度 900ml

価格:1,048円
(2015/1/5 19:48時点)



↑言わば“オリジナル”の<明月>である…

最初はストレートで…非常にスッキリしている!!「芋らしい味わいながら、独特のキレがあり、まろやかな舌触り、コク深いのど越しはふるさとの味わい」と謳っている焼酎だが「なるほど!!」という感じだ…

そしてお湯割りに…すると、材料由来の甘味が際立つ!!これは素敵だ…地元のえびのでは「一番人気!」らしい…

この<明月>は「世の中を明るく照らし、人々の心が満月のようにまぁるく明るく、そして円満になりますようにとの思い」で命名されたのだという…「芋らしさ」を損なわずに際立てる程度に米焼酎がブレンドされているというが、その辺が「スッキリ飲み易い」ことの“秘訣”のようだ…

大変気に入った“明月ブランド”の“オリジナル”を試すことが叶った!!マダマダ挨拶言葉は「あけましておめでとうございます」なこの時季…<明月>を頂いて、「心が満月のようにまぁるく明るく、そして円満になりますように」と念じながら杯を傾けると、善いことでも在るかもしれない…

ところで…今日の稚内は月が明るかった…

さつま小鶴 復刻版

札幌都心の百貨店に立寄り、食品売場の酒類コーナーを何気なく眺めた…

↓こんなモノを視掛け…900ml入の方を、思わず求めてしまった…

薩摩芋焼酎 小正醸造 さつま小鶴 復刻版(白ラベル) 25度 1800ml



↑「“昔の焼酎”はこんなラベルだったのか?」と想像させてくれるような雰囲気なのだが…名付けて“復刻版”という代物だ…更にこれも「昔風」らしいが、微妙に濁っている…

とりあえず“居候場所”に持ち帰り…お湯割を…お湯割りにしても、微妙な濁りは残るのだが…凄く「芋!!」という香が立ち込める…香だけで少々酔いそうな程だ…酒らしい「当たり」と、「微妙な甘さ」が、「昔風??」というものなのか…「クセになる味」という感で、つい量が進む感じもする…

数日は、これを愉しむ展開になることであろう…

『銀滴 復刻版』

宮崎県えびの市から取寄せた焼酎…次々に壜が空いているのだが…

↓残っていた最後の1本に手を着けた…

銀滴復刻版 2014 王手門酒造 芋焼酎 宮崎県 720ml 25度

価格:1,758円
(2014/12/13 19:20時点)




この“銀滴ブランド”…王手門酒造の製品だ…

王手門酒造は明治28(1895)年に飫肥で起こっている。昭和10(1935)年には<銀滴>が昭和天皇への献上酒に選ばれる名誉に輝いた。なかなかの歴史を誇る名門だ!!平成15(2003)年には、飫肥から同じ日南市内の北郷(ほんごう)に移転している…

伝統の“銀滴ブランド”…この『銀滴 復刻版』というのは、「創業間もない頃、地元で愛飲されていた当時の“銀滴”を昔ながらの製法で復活させた」という代物で、「無濾過で仕上げ」とのことである…

「無濾過で仕上げ」等、“昔風”を謳う焼酎…何度か試しているが…この『銀滴 復刻版』も“生”で一寸頂いてみると、材料由来の芳香が強めで、カッと熱くなるような少し強い刺激が心地好い…「濃厚で芳醇」という按配だった…

この『銀滴 復刻版』を、“黒ぢょか”に注ぎ、水も注いで日中の間置いておき、夜になって温めて「“前割り”によるお湯割り」という要領で頂いたが…この方式で“甘味”と“芳醇さ”が他のモノ以上に際立つ感じだ!!これはなかなかに素晴らしい!!

実は今日は、「少々久々…」ということになる友人と出くわして、ゆったりと語る時間等も在り、何か「愉しく呑みたい」気分だが…この「昭和天皇も召し上がったであろう味」をゆったりと愉しんでいる…実に好い感じだ!!

思い出の在る飫肥で興った伝統の酒造による“昔風”な本格焼酎…非常に好い!!

公式:(酒の容量)×(度数)=(含有アルコール容量) (含有アルコール容量)÷(酒の容量+加える水の容量)=(出来上がる“水割り”の度数)

算数の苦手な“文系”の私だが…思い付いて算数に勤しむ…

「25度の焼酎」が100ml入り容器に1杯在ったとする。アルコールは25ml程度含まれていることになる…

100mlの焼酎に50mlの水を加えると…25mlのアルコールは…16.67%ということになる。

100mln焼酎に100mlの水を加えると…25mlのアルコールは…12.5%ということになる。

100mlの焼酎に150mlの水を加えると…25mlのアルコールは…10.0%ということになる。

100mlの焼酎に200mlの水を加えると…25mlのアルコールは…8.33%ということになる。

↓纏めると…
(酒の容量)×(度数)=(含有アルコール容量)
(含有アルコール容量)÷(酒の容量+加える水の容量)=(出来上がる“水割り”の度数)
↑こういうことになる…

「25度の焼酎をグラスの2/3程度入れ、残る1/3に水を注ぐと16度程度」…これは、鹿児島辺りで、グラス1杯分程度の分量で“ペット容器”に入ってコンビニで売っているモノの感じだ…

「25度の焼酎を1杯と、同じグラスで1杯の水を混ぜると13度弱」…これは…「“黒ぢょか”で温めるために“前割り”」という作業をしようと殊勝なことを思い付いた場面でやることだ…

実は今…昨日愉しんだ<明月ほまれ>について…“黒ぢょか”に上記の要領で“前割り”を用意し、それを温めて“茶代わり”に頂いている…小ぶりなグラス1杯の<明月ほまれ>に対し、同じグラスで1杯の水というように“黒ぢょか”に入れたので…「概ね5:5」の水割りとなった…度数は13度弱ということになるが、それを温める…

昨日は、「単純なお湯割り」で<明月ほまれ>を頂いたが…「更に滑らか!!」という感じだ。材料由来の仄かな甘味と芳香が、優しく拡がる感である…

朝から何か好い感じだ…

<明月ほまれ>(明月飲み比べセット より)

「明月飲み比べセット」が、宮崎県えびの市から幾つもの山河や海を越えて、北海道の北端部の海岸を望むような拙宅へ着いて以来というもの…「120年超の伝統」を誇る、宮崎県えびの市の明石酒造で蒸留されている“明月ブランド”に魅せられてしまった。

「何となく扱い易い…」ということも在り、酒類は“900ml”(五合)、“720ml”(四合)等の小さ目な壜を求めることが多い。が、そうすると…「気に入った!!」という場合は直ぐに空いてしまう…

そこで…「明月飲み比べセット」は“900ml”が3本在ることから、「順番に開けて試飲し、以降はローテーションのように順次愉しむ」という方式で頂くこととした…

既に<明月まさり>(“ムラサキマサリ”という、生産量も少な目であるらしい、中身が紫色の芋を使っている…)や<黒明月>(このところの焼酎の“主流”になっているように見受けられる、黒麹を使用したモノ…)は試飲した…

↓残るのは、白銀のラベルが美しい<明月ほまれ>である…

宮崎県 明石酒造 【芋焼酎】明月ほまれ 900ml 25度

価格:1,247円
(2014/11/28 13:50時点)
感想(1件)



↑それにしても…“明月ブランド”各製品のラベル!!非常に美しいと思う!!

焼酎は、芋の種類や麹や水や、場合によっては製造時の細かい条件等、「味の違い」の原因になる様々な要素を有している。今般のように、同じ蔵(製造業者)で手掛けられた、同じブランドながらも違う種類の焼酎を順に呑んでみるようなことをすると…「各々の違い」が際立って面白い!!

<明月ほまれ>の“ほまれ”は、使用されている芋の品種名である“コナホマレ”から来ているのであろう。「○○ほまれ」というのは「酒の名前らしい」感じがして好い!!

“コナホマレ”は2000年に命名登録されたという、比較的新しい品種だ。写真等を視る限り…“黄金千貫”のような従来からポピュラーな種類に外見等がやや似ているようだが…でんぷん質が非常に豊富な品種であるらしい。蒸かすと色白でふっくらとした感じになるらしい…“コナホマレ”という命名は「でん粉収量が非常に多い」(でんぷんの“粉”と“誉”か…)という含意らしい…

<明月ほまれ>は、宮崎県内で栽培された“コナホマレ”を利用して造られている。「白麹で仕込んだ原酒を2年間熟成させ、まろやかな口当たりと上質な後味に仕上げた」と明石酒造のサイトには紹介されている。

そしてこの<明月ほまれ>を開けてみる…

“生”で一寸試飲…驚く程の滑らかさ!!「すうっ」と呑める…そして口に“余韻”が拡がる…“余韻”が「優しい」感じだ…これまで試した<明月まさり>、<黒明月>、<明月ほまれ>の三者では、<明月ほまれ>は際立って「滑らか」な印象だ。25度の製品でありながら、20度の製品を口に含んだように、本当に「すうっ」と入る感じだ。美味い!!

そして“お湯割り”…「鹿児島の流儀」な、やや小ぶりで目盛の入った“販促グッズ”のグラスを用いて、「湯を先に入れて後から焼酎」の要領で概ね“5:5”に…この<明月ほまれ>の“お湯割り”!!非常に滑らかで、「優しい」感じの仄かな甘味が際立つ!!こういう味…“食虫酒”と言うのか…「何か肴を摘みながら…」という具合に呑むと、酒も食も進みそうだ…或いは…“コナホマレ”という、相対的に新しい、未だ然程広く栽培されているでもない芋を用いながらも、「120年超の伝統」を踏まえた技で丁寧に蒸留し、「原酒の2年熟成」ということまでして、「新たに創る“伝統”の味わい」というようなものを打ち出しているのかもしれない。

↓“明月ブランド”の焼酎との善き出会いをもたらしてくれた「明月飲み比べセット」である…

宮崎県 明石酒造 明月飲み比べセット明月ほまれ 明月まさり 黒明月 900ml x 3本

価格:3,386円
(2014/11/28 13:51時点)



↑「一寸美味い、メジャー過ぎないモノで、同時に評価も高い、好いモノ…」というようなことで本格焼酎を求めて試そうということなら、この「明月飲み比べセット」は実に善いと思う。

何となく「本格焼酎(芋)の買い置きが切れてしまって…」と気付き、何処と無く“渇望感”めいたモノも在ったのかもしれない…そうした中で“明月ブランド”に出くわし、スッカリ気に入ってしまった!!酒というモノは、「好い!!」と思えるモノを、「(各自の)適量」という程度に愉しむのが最良と考えるが…この“明月ブランド”の本格焼酎は、何れも美味いので「やや多め?!」に呑んでしまうかもしれない…殊にこの<明月ほまれ>に至っては…「休日の“茶代わり”に、“ハーブティー”と称して“お湯割り”…」ということをしてしまいそうな予感さえ孕む…

それにしても…今般の「明月飲み比べセット」の御蔭で、「これを造っている宮崎県えびの市とはどのような場所か??」という興味が“臨界点”にまで高まっていることを感じないではない…

<黒明月>(明月飲み比べセット より)

NBAのウォリアーズが7連勝!!永かった“低迷期”の只中にこのチームと出会い、「何時かは栄光を…」と「斯く戦い、斯く破れり…」の有様を見詰めながら熱い声援を送り続けているが…今季は「チーム史上最良」という「開幕以来12勝2敗」なのだ。

こうなると、「一寸お祝いを…」と夕刻に一寸呑みたい気分にもなる…そういう中、実に佳いタイミングで、宮崎県えびの市から“明月ブランド”の焼酎が届いた…

“明月ブランド”が届いて、早速に<明月まさり>を愉しんだが…こればかり呑んでいては、直ぐに空いてしまう…折角なので「他のモノとローテーションで愉しむ」ということにしてみた…

↓という訳で取り出したのはこれ…

明石酒造 宮崎県 【芋焼酎】黒明月 900ml

価格:1,048円
(2014/11/27 14:33時点)



↑“明月ブランド”の一つ、<黒明月>である!!

焼酎には<黒○○>という名前が多い…例えば近所の店では…「<黒白波>が在ったが、<さつま白波>は視なかった」とか「<黒霧島>が在ったが、<霧島>は視なかった」というような場面が、存外に多いような気がしている。もしかすると…!?<黒○○>に対して<○○>が在ることについて、「忘れられている…」とか「知られていない…」という可能性さえ排除出来ないかもしれない…

非常にポピュラーな<黒○○>…この<黒○○>の“黒”とは何か?これは焼酎造りに使う麹から来ている…

麹は日本酒、味噌、食酢、漬物、醤油、焼酎、泡盛等を製造する際に、広く用いるモノである。

日本で広く用いられていて、昔の焼酎造りでも専ら用いられていたモノは“黄麹”と呼ばれていた。各地の日本酒造りから、南九州の焼酎造りまで広く用いられていたが、南九州は気温が高めなので扱いがやや難しかったそうだ…

そして“黒麹”…これは1910年に沖縄県で用いられていた、泡盛製造に用いられる麹をベースにしたモノが鹿児島県で普及し始めたというモノだ。これの御蔭で、焼酎製造は効率が格段に向上したという…これは

そして“白麹”…これは1924年に登場したそうだが、“黒麹”の突然変異をベースに培養されたモノだという…これは温度管理が“黒麹”よりの容易である等の長所を持っている。少しずつ、この“白麹”が焼酎製造の現場で主流を占めるようになり、1970年代以降には「圧倒的に“白麹”」という様相になったようだ…

やがて…“白麹”の突然変異をベースに、新たな“黒麹”が培養された。これを駆使した<黒伊佐錦>という焼酎が1987年に登場した…

<黒伊佐錦>は好評を博し、以降は“黒麹”を使用していることを謳う商品が続々と登場し、それらが評判になる…“黒麹”と一口に言っても、幾つかの種類が在るようで、「他の材料は同じでも、違う種類の“黒麹”が使われている」というようなモノも…きっと色々と在るのであろう…

違う種類の麹が用いられる焼酎に関して…“黄麹”の焼酎は「フルーティーな香り、味わい」、“白麹”の焼酎は「穏やかでマイルド、芋らしい味わい」、“黒麹”の焼酎は「インパクトのある味、コク、飲んだ後のキレの良さが際立つ」というように評されることが多いようだが…焼酎は同じメーカーでも、同じ材料でも、モノ毎に各々の味が在って興味深い…“黄麹”、“白麹”、“黒麹”とそれぞれの焼酎を呑んだことが在るが、各々に好いと私は思う…

とにかくも…1990年代以降は<黒○○>が「トレンド」で、今や多くの酒造会社が「“黒麹”のモノと“白麹”のモノ」を商品ラインアップに揃えるのが、“一般化”と言っても間違いでもない状況になっている…そして目下「“黒麹”が売れ筋…」という感なのであろう…故に近所の店で「<黒白波>が在ったが、<さつま白波>は視なかった」とか「<黒霧島>が在ったが、<霧島>は視なかった」というような場面が発生するのであろう…

<黒明月>を手に、“黒麹”というような話しに踏み込んでしまったが…恐らく“明月ブランド”の明石酒造としても。「最近の売れ筋」を反映し、また「より美味い焼酎を!!」という工夫で、この<黒明月>が世に送り出されたのであろう…

「一本の酒」が世に送り出され、それを私のような“酒好き”が手にするまでには多くの人達の手を経ている訳で、送り出される製品には製造・販売に携わる多くの人達の想いも込められていることであろう…そんなことも思い浮かべながら…この<黒明月>の封を切った…

近所の店の惣菜コーナーから仕入れた“おでん”を肴に…先ず“生”で…これ!!今「芋の焼酎…」と言ったらとりあえず出て来るような…「トレンド」を踏まえた代物だ!!よく言われる「インパクトのある味、コク、飲んだ後のキレの良さが際立つ」というモノである!!

そして“お湯割り”を…湯で割ると滑らかになるが、材料由来の甘味と芳香は若干際立つ…これも素晴らしい!!

「ウォリアーズ7連勝に乾杯!!」と同時に、「素晴らしき“明月ブランド”との出会いに乾杯!!」という感である…

<明月まさり>(明月飲み比べセット より)

不慣れな県の市町村名が出て来ても、どういう場所なのか判らないに止まらず、位置関係も曖昧になってしまうのだが…宮崎県にえびの市という場所が在る。

えびの市…1966(昭和41)年に飯野町、加久藤町、真幸町が合併して“えびの町”となり、1970(昭和45)年に市制を施行したそうだ…

えびの市は宮崎県の南西部の街で、地図を視ると、宮崎県、鹿児島県、熊本県の3県が交わる山間、または山麓のような位置を占めている…戦国時代辺りにまで遡れば…この辺りは薩摩・大隅の島津家と、日向で勢力を拡大していた伊東家の争いの“前線”であったことになる。市域には、伊東義祐と島津義弘が激突した「木崎原の戦い」(きざきばるのたたかい)の古戦場や、この戦いに臨んだ島津義弘に縁が在るという加久藤城(かくとうじょう)の城址が在るらしい…

えびの市を訪ねた経過が在るでもない…強いて言えば…吉松駅で、えびの市内を通って都城駅を目指す吉都線の列車が発つのを見送ったことが在った…という程度の縁しかない…

↓これがその吉松駅の様子…

↑跨線橋から、自身が人吉まで―途中の真幸駅はえびの市の版図である…―乗車したキハ220を撮ったのだったが、画面右側に車輌側面―白地に青系のラインのモノ―が見えているが、これが吉都線を走る列車だ…

そのえびの市から…隣接する小林市内に在る宅配業者の営業所、更に熊本市内の営業所を経て、「幾つの山河や海を越えたのか?」という状況で…発送の旨の連絡から、「中3日」でモノが届いた!!こうやって遠方からモノが届くと、それだけで届いたモノが愛おしくもなるというものだが…

↓“モノ”とはこれだ!!

宮崎県 明石酒造 明月飲み比べセット明月ほまれ 明月まさり 黒明月 900ml x 3本

価格:3,386円
(2014/11/26 11:37時点)




買い置きの本格焼酎(芋)を切らしてしまい、近所で<黒霧島>(20度)を入手して愉しんだ場面も在ったが…「一寸変わったモノ」も欲しくなり、取り寄せた…「かの<黒霧島>は宮崎県のモノで…」というようなことを話題にしていた経過が最近在ったので、何となく「宮崎県の本格焼酎」というモノに目が向いていた…

<明月>(めいげつ)は、えびの市の“明石酒造”の製品である。“明石酒造”創業は1891(明治24)年に遡ると言う。正しく「えびのの老舗」である。現在は1995(平成7)年に完成した工場で焼酎を蒸留しているようだ…

現在のえびの市に相当する地域で“明石酒造”が創業した1891(明治24)年と言えば…総理大臣は、かの山形有朋や松方正義で、“大津事件”が発生した年で、上野・青森間の鉄道が開通していて、御茶ノ水の“ニコライ堂”が開いた年でもある。“明石酒蔵”は…そんな時代から…120年以上も前から活動しているのである。

伝統の活きる老舗の本格焼酎…3種類各々に良さそうだが…

↓最初に試飲するのはこれにした!!

2014年秋 明月まさり 宮崎県 明石酒造 900ml 25度

価格:1,361円
(2014/11/26 13:06時点)



↑<明月まさり>である…

これを最初に試飲しようと思ったのは…

↓こういう記事を視たからに他ならない…
>>ムラサキマサリの仕込みを行いました!|明石酒造株式会社 [明月]

“明月酒造”のウェブサイトを探していて、偶然視付けたのが上記の記事だ。

私が本格焼酎(芋)の「にわかファン」になったのは、枕崎を訪ねた際に<さつま白波>の“薩摩酒造”の施設を見学する機会が在って以降である。「朝のオープンから程無く…」という時間帯に訪ね、一部にかなり古そうな建物も在る様子がなかなかに好く、「多分中に在るであろう売店でも冷かして、建物内部を一部でも視られれば…」と中に入って視たのだったが…「見学ですか?ご案内します」と登場した係の方に、一人でぷらっと訪ねている状況にも拘らず、マンツーマンで中をご案内頂いた。

↓因みにこれが枕崎の“薩摩酒造”の施設、<白波明治蔵>である…(※中は「撮影は御遠慮下さい」だった…)


焼酎は、皮を剥いた芋を蒸し、“ペースト”のようにしたモノと米麹を混ぜ合わせて甕に入れ、それを暫く置いてアルコール分が発生したら集めて蒸留するのである。“ペースト”のようにしたモノと米麹を混ぜ合わせたモノを“モロミ”と言う。あそこで視た“モロミ”は、ポピュラーな“黄金千貫”と思われる芋を使っていて、「黄色味を帯びた、白っぽい」或いは「クリーム色」と見えるモノだった。

その“黄金千貫”のような「普通の」芋を使うのに対し、最近は<赤○○>というような商品名で方々から出回っているような焼酎は、「違う種類」の芋を使う。<明月まさり>の場合は、恐らく“まさり”という商品名の由来になっているのだと想像するが、“ムラサキマサリ”(漢字は“紫優”となるらしい…)という芋を使っているそうだ。この“ムラサキマサリ”で焼酎を蒸留するための“モロミ”を造ると、“黄金千貫”等で見受けられる「黄色味を帯びた、白っぽい」或いは「クリーム色」と見えるモノにはならない。「赤紫色のペースト??」というモノが出来る…上述の、“明石酒造”のサイトに在る記事でその「赤紫のペースト??」の画が見られる…記事にも在るが、“モロミ”の色が異なっても、蒸留されて出来上がる焼酎に変わった色が出るでもない…蒸留したてのモノは無色透明だ…

“ムラサキマサリ”?芋の品種名だが、これは2001年に命名登録されたモノとのこと。“農林54号”というコードもあるようだ…紫色の中身なのが特徴である。皮も赤系の色を帯びている…(“黄金千貫”等は、皮が白っぽい…)“ムラサキマサリ”は「2001年に命名登録」なので、未だ生産量も然程多くないのであろう…故に「多少割高な芋」ということになる…そういうことなので、こういう「違う種類」の芋で造る焼酎も、少し高めな価格になるのが通例だ…価格に関しては…「出回る数量が相対的に少ない他方で、人気が高い」ということになると…“プレミア”等と呼ばれて、更に割高になっていたりする場合も見受けられるようだ…私自身は、その種のモノを入手したことは無いが…

“ムラサキマサリ”を使った焼酎は人気が高いようだ。一寸有名な<赤霧島>も“ムラサキマサリ”だという…<明月まさり>も、一連の“明月ブランド”の焼酎としては出回っている量が少ないと見受けられるが、それも“ムラサキマサリ”の量が相対的に少な目であるからであろう。

最初は…“生”で一寸…これは「フルーティー!!」という感じだ。これまで<赤○○>という「違う種類」の芋を使う焼酎を何種類か試しているが、それのどれにも劣らない!!材料由来の甘味が活きている。そしてスッキリしている。「120年超の伝統の技」が、「新しい品種の“ムラサキマサリ”と組合った結果」というものである!!

「フルーティー!!」という感じで、適度に甘く、スッキリしているので、“生”でも杯が進みそうだが…次はお湯割りに…これも好い!!材料由来の甘味が深くなる感で、「湯で割る」―鹿児島辺りの“販促グッズ”になっている、「目盛の入った小ぶりな“お湯割りグラス”」で「5:5」にするのが、私の流儀…―関係で、とんでもなく「滑らか」な感じもする…

<明月まさり>を造る明石酒造の在る宮崎県えびの市…一寸調べると、「平成22年国勢調査確定値」で21,606人の人口を擁するそうだ…“小さな街”ということになるが…「120年超の伝統」を活かして、こんなに素敵な焼酎を蒸留している!!素晴らしい!!

「(本格)焼酎のお湯割り」について、半ば戯れに“ハーブティー”と呼んでみることもある。材料由来の芳香や味が際立ち、温かいというのが、如何にも“ハーブティー”であるが…この<明月まさり>はそういう愉しみ方が似合う…“試飲”の一杯で停まらず、つい「もう一杯…」用意してしまった…

“明月ブランド”の焼酎…<黒霧島>に関連する雑談が切っ掛けで「宮崎県の本格焼酎」に何気なく目を向けるまで、正直なところ知らなかった…しかし、偶々触れてみれば、これは好い!!ハッキリ言って知名度は高くはないかもしれない―関係者の皆さんには申し訳ない表現を御容赦願う…―が、知名度の高い他社製品と比べて遜色無い!!「内容は同じ?」という程度のモノが、扱い業者は在る程度限られるかもしれないものの、“プレミア”と無関係に定価で入手出来るのは善いことだ!!

“明月ブランド”の焼酎…ハッキリ言って、近所の店で見たこともない代物だが…これは気に入った!!宮崎県、鹿児島県、熊本県の境目の山間から、遥かな“北の海岸”を望む拙宅へやって来た<明月まさり>である…当分の間は愉しませてくれそうだ…

えびの市のことや、焼酎の「にわかファン」になった経過等、余計な話題も含んだ長文になってしまったが…「宮崎県えびの市の“明月ブランド”の焼酎」との「善き出会い」に感謝したい…

“20度”の<黒霧島>

過日、少し前に南九州を訪ねた経過が在る方と話していたが…日南線の列車に乗車したという件から、話題が<黒霧島>に飛んだ…

今や「クロキリ」と言えば、稚内市内の飲食店でさえも“本格焼酎(芋)”の代名詞のようになっている。更に…“本格焼酎(芋)”と言えば「鹿児島県の酒」というイメージが非常に強い。「クロキリ」について、「鹿児島県の酒」と思い込んでいる方…存外に多いようだが、<黒霧島>は「宮崎県都城市の“霧島酒造”」の製品だ…“霧島”という地名または山の名だが…これは寧ろ「鹿児島県?」というイメージが、少し遠い地域では強いかもしれない…

過日の、少し前に南九州を訪ねた経過が在る方と話しでも、「宮崎県の<黒霧島>が、鹿児島県のモノと思い違いされている例が多いと聞いた」と話題にしていた…稚内市内でさえもよく知られている「クロキリ」の他にも、“霧島酒造”は幾つかの人気商品を造っている…

そんな話しをしていて、何やら「宮崎県の“本格焼酎(芋)”か…」と少し気になったり、「“クロキリ”も一寸御無沙汰か…」と想い起こしたり、「拙宅の焼酎が切れてしまった…」と気付いてみたりしていた…

↓そうした中でこれを近所の店で視付けた!!

20度 黒霧島 芋焼酎 1.8L



↑そして…思わず求めてしまった…

今般求めたのは…「20度」という仕様である…

「20度」?一般的に“本格焼酎”は「25度」のモノが多い。「20度」はやや少数派だ…

聞けば、宮崎県や大分県では「20度」がポピュラーらしい…北海道内でも、「20度」は時々在る…現に私は今日、近所の店で「20度」の<黒霧島>を入手した。或いは、北海道の消費者は「スペックの違い?!“5度”違う?水割りか何かなら、気にもならないで、判らないだろう…」と“大らか”なのだろうか?または「25度」に馴れている人達の他方に、「芋の焼酎?一寸…」と「敷居が高い??」と思い込んでいる人が多いので、「では一寸だけライトなモノは如何でしょうか?」と登場し、それが存外に好評ということなのだろうか?一寸不思議だ…

何故、「25度」のモノが多い“本格焼酎”の中で「20度」が造られるのか?究極的には「或る地域で、“そういうものだ”と思われていて、好まれるから」という以上でも以下でもないのだろうが…面白い噂も耳にした…

宮崎県等の一部で、戦後の一時期に「酒税を納める仕組みを免れた、安価な酒=密造されたモノ」が随分出回り、「酒税の分、一寸高い酒」の売れ行きが鈍ってしまい、「度数を下げて、酒税が安いモノが多く出回るようになると、酒税が集まり易くなる?」と税務当局が「20度」の製造・販売を認め(または暗に酒造業者に奨め)、結果的にこれがポピュラーになった…という“秘話”が在るというが?

上述の“秘話”の真偽はよく判らないが…とにかくも「20度」という仕様の<黒霧島>を入手して愉しんでいる…

これも耳にした噂だが…「“20度”の焼酎は、宮崎等では、そのまま熱燗にして愉しむ」ということが在るというが?これも真偽はよく判らない…しかし!!「“20度”の焼酎をそのまま熱燗」というのは面白そうだ!!また「20度」と言えば、日本酒の“原酒”と近い度数でもある。意外と「日本酒的に愉しむ」というのが合うかもしれない…

早速…戯れに“平蜘蛛の茶釜”―戦国時代、かの松永久秀(弾正)が大事にしていた茶道の道具の名。織田信長陣営に与していた彼は裏切るのだが、信長は“平蜘蛛の茶釜”を寄越せば、裏切りの罪を不問にすると持ち掛けた。松永久秀はそれを拒み、“平蜘蛛の茶釜”諸共に火薬を炸裂させて“爆死”という型で自決してしまった。どんな代物だったのか、知る由も無いが…「扁平な型」に見えるので思い付いた呼び名だ…―と呼ぶ“黒ぢょか”を引っ張り出し、「20度」という仕様の<黒霧島>をそこに注ぎ、熱湯で湯煎…正しく「そのまま熱燗」の焼酎を用意してみた…出来上がりは、鹿児島で酒造会社が販促用に出しているように見受けられる“お湯割りグラス”で頂く…当初は“本郷焼”(会津の焼き物…)の猪口を使ったが、何度も注ぐのが面倒になってしまった…

これ!!美味い…日本酒の熱燗を愉しむ感覚で、焼酎が持つ材料由来の芳香や甘さがじんわりと味わえる!!「妙な噂」に依拠したような、変なやり方かもしれないが、「意外に美味しく愉しい呑み方」に出くわして喜んでいた…

“黒ぢょか”で熱燗にした「20度」という仕様の<黒霧島>を愉しんだ後、一口“生”で頂いた。これも好い!!それこそ、鹿児島辺りのコンビニでは、コップ大の“ペット容器”に入っている、「16度程度の水割り」にした“本格焼酎”が売られていたが…“生”で頂く「20度」は、何処と無くそれに近い感じがした。「たかが5度、されど5度」という感じである…

「20度」という仕様の<黒霧島>…存外に好いモノに出くわした!!

あらわざ 桜島

鹿児島の業者に発注し、3,000kmを超える道程を経て、拙宅に届く本格焼酎…というだけで愛おしくなってしまう一面が在るのだが…

↓これを愉しんでいる!!

【IWSC金賞受賞】【ポイント10倍】芋焼酎『あらわざ 桜島』 25% 900ml【本坊酒造 知覧蒸留所】【焼酎】【鹿児島】【RCP】【10P12Jul14】

価格:998円
(2014/7/12 06:08時点)
感想(10件)




これのメーカー、本坊酒造の製品である<桜島>のロゴが入った、販促グッズと見受けられる小さなグラスでお湯割りにして、この『あらわざ 桜島』を頂いてみる…これが非常に好い!!芳香が立ち上るお湯割を口にすると、芋の本格焼酎に特有な「材料由来の仄かな甘味」が、少し強く感じられる…そしてそれが身体を巡るような感じがするのだが、なかなかに好い…

“あらわざ”というのは「新たな技」という意味のようだ…

↓こういう触れ込みである…
さつま芋の一大産地である南薩摩は、芋焼酎造りにおいて伝統の地であり、この地に本格焼酎「桜島」の仕込み蔵「知覧蒸留所」はあります。ここでは、ステンレス蛇管大型蒸留機に加え、昔ながらの繊細でまろやかな味わいを引き出す錫蛇管小型蒸留機を使っており、それが本格焼酎「桜島」のうまさの原点となっています。 このこだわりの技に、あらたな技、特許「磨き蒸留(2009年・特許取得)」が加わりました。その新技術により開発された本格焼酎、それが新しい技と書いて「あらわざ(新技)」です。南薩摩伝統の技に、新たな技が加わり、またひとつ芋焼酎のおいしさが広がりました。

蒸留機の釜底部に新たに新鮮な空気を送り込む専用パイプを装着し、蒸留中のもろみに空気を満遍なく行き渡らせ対流を発生させることで、蒸留釜内部の安定均一化を実現した独自の蒸留技術です。 この新技術により、原料特有のコク、旨み、香りなど出来上がる焼酎の厚みを損なうことなく、渋味や雑味をやわらげ、なめらかでかろやかな味わいへと仕上がっていきます。蒸留中に「もろみを磨く」ような状態をつくりだす。このことから「磨き蒸留と」名付けました。 蒸留釜の形状、蒸留時間、蒸気圧、もろみの量など、もろみを最適な状態で対流させる独自技術は、“蒸留酒の製造方法”として、2009年に特許を取得しました。

なるほど!!「原料特有のコク、旨み、香りなど出来上がる焼酎の厚みを損なうことなく、渋味や雑味をやわらげ、なめらかでかろやかな味わいへと仕上がって」ということだ…なかなかに好い!

↓実はこういう“御買得セット”という型で求めた中の一本がこの『あらわざ 桜島』だった…

【ポイント10倍】【送料無料】桜島 薩摩紅の知覧蒸留所『焼酎飲み比べ 6本セット』【さくらじま】【桜島】【あらわざ】【別撰】【薩摩紅】【焼酎 飲み比べセット】【楽ギフ_包装選択】【楽ギフ_のし宛書】【焼酎 6本】【焼酎 セット】【RCP】【10P12Jul14】

価格:6,476円
(2014/7/12 06:23時点)
感想(113件)




どうしたものか、何となく芋の本格焼酎が拙宅で在庫切れになって時間が経っていたが…当分は楽しめそうだ…

櫻正宗 正宗 吟醸原酒 720ml

手近に在る色々なモノに「初めて…」という物語が在る。そうしたことを偶々知ると、何か妙に愉しくなることも在る…

日本酒の銘柄で「○○正宗」というようなモノが見受けられる。“正宗”(まさむね)?何か、時代劇の劇中人物の名、武士の名のような語感が在る…或いは、一部の地方で見受けられる姓のようでも在る…学生の頃のアルバイト先で「○宗さん」という方が居たような記憶も在るので、そんなことを思ったのだが…

実はこれ…天保年間というから、1840年前後になるであろうが、灘の酒蔵で自分の所から送り出した銘酒に与えた愛称だったらしい。僧侶と懇意にしていた当主が、経文の文字を視て思い付いたらしいが…“正宗”は「せいしゅう」と読ませたそうだ。「清酒(せいしゅ)」に引掛けた訳である…やがてこの“正宗”の名を銘酒に付けることが流行り、読み方も「せいしゅう」から「まさむね」になって行ったようだ…

↓その「初めての“正宗”」を謳う蔵の製品である!!



櫻正宗 正宗 吟醸原酒 720ml

↑約400年に及ぶ伝統を誇る櫻正宗の吟醸原酒を入手してみた…

平成の時代になって“櫻正宗”という商標と社名を一緒にしたが、本来は“山邑”(やまむら)と号した酒蔵―現在も社の代表は山邑さんで、「11代当主」となっている…―で、起こりは1620年代だという。過日読了した小説に出て来た「島原の乱」に関る動きが1630年代であったことを思い出したが…1620年代と言えば、そんな時期の更に以前で、「大坂の陣」が人々の記憶の端に残っているような時代かもしれない…蔵が起こった場所は、場所は現在の伊丹市に相当するようだ…

1717年…享保年間だから『暴れん坊将軍』の徳川吉宗の時代を“櫻正宗”では正式な操業と位置付けている。社名を変更する前の“山邑酒造”へと連なる組織、「灘の酒蔵」が成立したということであろう…

1840年頃に6代目当主が“正宗”という銘柄を使い始めたというが、1884(明治17)年には“櫻正宗”を「商標条例」による商標として登録している。この辺りの事情は、今般入手の酒のラベルにも解説が在るが、“正宗”を商標と使用としたところ、当局から「一般名詞?!」とされてしまったらしい。(現在でも、“商標登録”を巡って、「一般名詞?!」と揉める場合が在ると聞くが、明治時代からそうした例が存在したことに驚く…)そこで「日本を代表する花」の桜を持ち出して、“櫻正宗”を「灘の山邑の酒」の商標としたというのだ…

現在の“櫻正宗”社の直接の前身ということになる「山邑酒造株式会社」という体裁にしたのは1919(大正8)年だそうだ…1919(大正8)年…稚内では未だ鉄道が開通していない頃である…

という具合に、会社の経過を考えるのに、歴史の教科書に出て来るような用語が連発する、何か途轍もない伝統を誇る蔵から送り出された製品…非常に期待が高まる…

「灘の銘酒」というようなもの…「山邑酒造株式会社」が登場した大正時代辺りまでは、北海道ではとんでもなく高価なモノだったようだ…輸送の手間や経費が大変に嵩んだからだ…確か、増毛町の“国稀”が創業したのは、各地から北海道に届く銘酒が非常に高価だったので、「もう少し手軽に楽しめる酒を造ってみよう…」という切っ掛けであったと聞く…そんな歴史をふと想い起こしたが…2014年の今日では、ネット通販で気軽に申し込み、灘の在る神戸から送り出されて、“中一日”で北海道の北端部に辿り着いてしまうのだ!!

灘からやって来た、途轍もない伝統を受継ぐ銘酒…流石に“吟醸原酒”である。スッキリとした、現代の好みを繁栄した「吟醸らしい」味わいで在りながら、原酒らしい「強さ」が心地好い。「スッキリ」の故に「強さ」が「程好い感じ」に思えてしまう…日本酒度4というのは、最近の“主流”という感じのスペックだ…

酒造という文化が歩んだ長い歴史に思いを巡らせながら頂く、存外に現代的でスッキリした銘酒…これは佳いモノに出逢った!!恒例の用事足しをして、中途半端に遅くなって空きっ腹であるにも拘らず…ついつい量が嵩んでしまう銘酒だ…

対馬の地焼酎 対馬やまねこ 25度

未だ見ぬ土地で醸された酒を頂きながら、未だ見ぬ土地を想う…愉しい営みだ…

↓対馬の焼酎だ!!対馬以外の地域で広く売られているでもない代物らしい…取り寄せた!



対馬の地焼酎 対馬やまねこ 25度 900ml

↑対馬では日本酒も焼酎も造っている。現在は大正時代に興った会社が酒造を行っている…

対馬では密造酒を“ヤマネコ”と称していたことがあるらしい。それに、天然記念物の“ツシマヤマネコ”―野生のモノは対馬でしか見られなくなっている…1998年に「絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)」が登場して以来、一貫してリストに載っている、保護が必要とされる程減少している動物である…―を引掛けて「やまねこ」と命名されたそうだ…

酒造会社では、この焼酎を「焼酎(麦・米)」としている。麦焼酎と米焼酎とを混和しているのか、麦の発酵したモノと米の発酵したモノとを混ぜ合わせて蒸留しているのか…些か解り難いのだが…壱岐の焼酎が「米麹と大麦を1:2の割合で仕込み、もろみを熟成させた後蒸留」ということになっているのと似た要領で造っているのかもしれない…

酒造会社では「伏流水仕込み麦の香りと米の甘さを生かしたすっきりタイプ」を謳うのだが…試飲してみると“麦”と“米”との「佳い所取り」という感じがした。上質な麦焼酎の「クセが極めて弱いウィスキーのような」飲み易さに、米焼酎の「辛い日本酒のような口当たり」が混交し、「スッキリ呑み易い美酒」となっている。壱岐の焼酎については「クセが極めて弱いウィスキーのような」飲み易さを凄く感じるのだが、この対馬の焼酎には「やや日本酒風」な味が加わり、“米”が少しだけ前面に出ているような気がする。そこで敢えて「焼酎(麦・米)」としているのであろうと思った…

同じ酒造会社で造る日本酒の<白嶽>を既に頂いた。島に聳える山の清水をイメージさせる清冽な印象の酒だったが、この焼酎も清冽なイメージだ…

とりあえず…日本酒同様に利き猪口を使ってストレートで頂いてみたが…実に好い!!ロックも、清冽な口当たりが増す感になる…色々な飲み方で楽しめそうである…

対馬の地酒 白嶽 原酒 19度

各地の酒を取り寄せ、酒が育まれた各地の様子を想う…訪ねたことがある地域であれば、様々な見聞を思い出す…訪ねたことが無い地域であれば、未だ見ぬ彼の地の風土や歴史を想う…そんなことが“趣味”と言うのか、「オフタイムそのもの」のようになってどの位になるか?

何か最近は“○○県”と聞けば「○○県と言えば、どういう酒が在る?」というようなことを想う…と言うより「銘酒XXの○○県」と記憶するようになってしまっているかもしれない…

長崎県…時代モノのファンとしては“長崎”と聞けば「グッと来るモノ」も感じるのだが…「長崎県と言えば、どういう酒が在る?」というようなことを想う…

長崎県の地図を視ると、長崎県は多くの島嶼を擁し、山がちな地形であることが判る。その長崎県に在って、「壱岐の焼酎」が非常に有名だ!!平地が多く、“離島部”ながらも県内屈指の平野を擁する壱岐であるが、「大きな島」としては朝鮮半島との交流で大きな役目を担い続けている対馬が在る。対馬は大きな島である他方、「89%が山林」という一面も在る土地だ…

実はその対馬の方達と言葉を交わす機会が在った。「壱岐の焼酎が長崎県では有名だが、対馬は?」とお尋ねすると、「壱岐の焼酎」のように高名なモノこそ無いが、対馬では日本酒も焼酎も造られているというお話しを伺った…

↓ということで対馬の日本酒である!!



対馬の地酒 白嶽 原酒 19度 720ml


白嶽(はくたけ)というのは、対馬に聳える山の名である…醸造している地域の代表的な山の名を冠する銘酒…それだけで気持ちが弾むというものだ…

日本酒は一般に水で度数を調整する訳だが、“原酒”というのは「出来たまま」であり、概して度数はやや高い…この酒は「19度」程度である…

沖縄県の石垣からの菓子が「中1日」で稚内に届いて―御蔭で“ホワイトデー”に利用出来て大変に善かった…―驚いたのだが…石垣より一寸近い対馬の美津島から発送された酒も「中1日」で稚内にやって来た…

「よくぞ稚内まで来てくれた…ありがとう!!」と早速に試飲…山がちな対馬で一際高く聳える白嶽の水を使っているという酒は、実にスッキリとした味わいだ!!久々に1合程度が入る“利き猪口”を引っ張り出して頂いたが…ついつい呑む量が増えてしまう…

対馬の歴史に想いを馳せ、島で一際聳え立つ山の清冽な水の味を讃えた銘酒…なかなか止められない…

花酒 与那国 60度

過日、札幌から稚内へ列車で帰って来た…乗車時間は約5時間…その札幌滞在時、札幌から石垣へ向かうという方のお話しを伺ったが…飛行機の搭乗時間が5時間弱…同じ5時間とは言え、「最高速で運行する区間が時速130km」の在来線の列車と旅客機では速度が違う…移動距離も違う…

今日、石垣から稚内を訪ねて来たという方と言葉を交わした…飛行機の運航時間帯の都合が在り、第1日に石垣から那覇へ飛び、第2日に那覇・羽田・新千歳・稚内と飛行機を乗換えてやって来たのだそうだ…

石垣・稚内となると…3千数百キロメートルも離れているが、東西の隔たりも大きく、両者の間で数時間の時差が在っても不自然ではない程だ…飛行機の乗継のことを聞く限りでは…「日本国内の移動」というよりも「米国東部の大都市から、南西部や北西部の小都市への移動」という位な感じである…

↓そんな遥かな土地から、「素敵なモノ」が届いた!!



花酒 与那国 60度 600ml (3合瓶)

↑受け取って早速に嬉々として包みを開け、早速に試飲である…

これは与那国島の“花酒”(ハナサキ)という代物である…与那国島は、石垣島からも127km隔たった日本最西端の地である。因みに台湾までが111kmである…

この“花酒”(ハナサキ)は、古来の西方が与那国でだけ伝わり、沖縄県の復帰の際にも、日本の酒税法の想定を外れる60度という度数でありながらも“例外”として認められ、今日に至っているのである。

札幌で、この与那国の“花酒”(ハナサキ)を味見させて頂く機会が在った。「60度の酒!?」ということで、何となく“ウォッカ感覚”で味見をしたのだが…主な材料はタイ米のようだが、材料由来の甘さが口の中に広がった…「これは美味い!!」と早速に取り寄せてみたのである…

美味い酒はストレートが好いのだが…一寸だけ氷を入れてロックにしてみた…氷の水分と混ざると、微妙な白濁を見せるが、少し冷たくなると、また口当たりが好くなる…

序でに“お湯割り”も…鹿児島の本格焼酎は5:5とか4:6で、湯に本格焼酎を注ぐ…この“花酒”(ハナサキ)はずっと度数も強いので、湯に注ぐ酒の量は少々セーブする…酒を注ぐと、湯が微妙に白濁する…芋とはまた違う芳香が立ち込める…

ウォッカとも焼酎とも違う…独特な味わいの“花酒”(ハナサキ)…これは好いモノに出くわした!!この身を切るような冷たい風の中、遥かな南の島から「実に温まる」モノが届いてくれた…

冗談交じりに「沖縄県?“出入り禁止”ということでもないが…行ったことがない…」等と言っているが…沖縄県の端、与那国で造られた銘酒は稚内の拙宅に届いた…未だ視ぬ地を思いながら、グラスを傾けている間に…酔って来た…

壱岐 SUPER GOLD (22度 300ml)

「休日であることの好さ」とは?「時間帯を問わず、人目を憚らずに酒を呑めること」であると思う…

↓今朝頂いているのはこれだ!!



壱岐スーパーゴールド 22度 300ml×12本 業務用 「玄海酒造」[長崎県]

↑長崎県の壱岐の銘酒!!

去る12月14日…曲折を経て長崎に至り、「一瞥でも出来れば…」と思っていた<ななつ星>を長崎駅で目撃し、非常に昂揚していた中で宿に入ろうとした直前にコンビニに入り、酒コーナーを視た…長崎県の銘酒を頂きたかったが、「一人で一寸…」というには多めな四合壜しか見当たらず、已む無く<いいちこ>を頂いたということが在った…

そんなこともあって、「長崎県の銘酒」というものへの想いが高まっていた…長崎、島原、佐世保、平戸と長崎県各地を訪ねて、「俄か長崎県ファン」という気分の昨今でもあるのだが…

↓「長崎県の銘酒」と言えば、こういう一冊を興味深く読んでいた経過も在った…
>>『壱岐焼酎』

長崎県は山がちな地形なので、“離島”ということにはなっている壱岐に「県内屈指の平野」が在って、麦や米の豊かな生産が在るのだが…この壱岐は早くから焼酎を造っていて、人口が知れている小さな地域ながらも7つの蔵が在って、しかも「九州各地で盛んな焼酎造りの源流?」というような説まで在るのだ…

今般、長崎県への想いが高じて、この<壱岐 SUPER GOLD>という、壱岐を代表するような銘柄の酒を取り寄せてしまった…壱岐は遠いが…発送翌日には壱岐の酒は北海道に上陸し、翌々日にはサハリンを望む稚内に着くのである…素晴らしい!!

今般は「300ml壜12本」というものを取り寄せた。これであれば、「1回に呑む分」が1本なので、非常に使い易い…誰かに「美味いから、試してみて…」と差し上げるにも悪くはない…

早速ロックで頂いたが…これは最早、「やや度数が低く、癖が弱く、材料由来の仄かな甘味も感じられるウィスキー」という感じである。「日本国内にこんなに美味い酒が在ったのか!?!」と感嘆してしまう…

届いた日の夕べにロックで頂き、その翌日の朝にまたロックで頂いたが、今度は一部を“お湯割り”ということにしてみた…“GOLD”という商標の由来かもしれない色の所為なのか、何か薄い茶のような色合いの“お湯割り”が出来上がったが、これが抜群に美味い!!

こんな酒を育んでいる壱岐…何時か訪ねてみたい…「時間帯を問わず、人目を憚らずに酒を呑める」休日のひと時…朝からこの壱岐の銘酒を愉しんでいる…

貴匠蔵

“貴匠蔵”と書いて「きしょうぐら」と読む…

「貴い存在である匠(=杜氏のようなスタッフ)が仕事をしている蔵」という意味合いであろうか?これは、会社の起りが明治5年に遡るという、本坊酒造の創業の地に在る蔵を指しているらしい。「坊津」(現在の鹿児島県南さつま市坊津町坊)に貫ける道であることから、「津貫」と呼ばれ、古くから焼酎の里として名を馳せている地域に在る、伝統を誇る蔵をこう呼んでいるのだという…

会社のサイトによれば「匠の技は貴し」というのが、“貴匠蔵”という名の由来だそうだ。山間の盆地に在る、旧い石造の蔵らしい…

↓その蔵の名を冠した酒が在る!!



芋焼酎『貴匠蔵』 25% 900ml

↑本坊酒造の製品は北海道内のコンビニで視掛ける場合さえ在るが、これは一寸視掛ける機会が少ない。が、伝統を受継ぐ、なかなかに好い品である!!

結局…本坊酒造が“販促グッズ”として用意している主力商品<桜島>のロゴが入っているような、「鹿児島の流儀で“目盛”が在る」ような“お湯割りグラス”を引っ張り出して、お湯割にして頂くのが、私は最も美味いと思った…

<桜島>よりも、材料由来の香りがほんの少しキツいような感じもしないではないが、それが非常に好い!!呑み始めると…ついつい「おかわり」してしまう…

南さつま芋焼酎 旭川産米麹仕込 あさひかわ (2013.07.05 入手 2013.09.19 試飲)

「酒を入手してから、封を切って呑む」までに、何となく時間を要してしまう場合が在る。時間が掛かった理由は様々だが…

今般は「“取っておき”ということにしたい!!」と温存して、 「酒を入手してから、封を切って呑む」までに時間を要してしまった…

↓その酒…これだ!!
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↑7月に旭川で入手…以降、夏の間は拙宅ではウィスキーを主に頂き、加えてゆったりと呑んでいる場合でもないような状態も多少続き、漸く「そう言えば“取っておき”だった“あれ”が…」と今日になって思い付いたのだ…

“SATSUMA SHOCHU”のトレードマークが確りと入った、鹿児島県の焼酎に<あさひかわ>等と、北海道の都市名が冠せられている…些か不思議な感じがする…そして、妙に高価な「プレミア品」という訳でもないながら、「些か高級そう…」な外観のボトルで登場している焼酎だ…

↓ラベルにはこの焼酎の「謂れ」が綴られている…
南さつまは、古くから薩摩の伝統、文化として継承されてきた芋焼酎の名産地です。
旭川は、北海道の中央、大雪山連峰のふもとの肥沃な大地と、百年の時を超えて湧き出る滑らかで豊富な水が育む美味しい米どころとして有名です。
南さつま市と旭川市は、日本の南と北に位置し、距離は直線で約千七百kmと離れていますが、南さつまの砂像と旭川の雪像が縁で平成九年から交流が始まりました。
この度、旭川市西神楽の夢民村で生産された「吟風」を麹米とし、南さつまで獲れたさつま芋を原料として、宇都酒造四代目の仕込みにより「南さつま芋焼酎あさひかわ」が生まれました。日本の北と南の交流から生まれた芋焼酎をお楽しみください。

↑ということである…

早速…「目盛が入った鹿児島流」の“お湯割りグラス”を用意…湯を沸かしてお湯割を試す…

旭川の「吟風」と言えば…北海道で醸造される日本酒に使用されている酒造好適米であった筈だ!!芋焼酎は麹米と芋とを合わせたモノを蒸留して造る訳だが、宇都酒造が在る辺りでは芋焼酎の代表的な材料である「黄金千貫」が豊富である筈で、正しく「北と南のコラボレーション」である。

ボトルを開けると、焼酎らしい香気が立ち上る…そしてグラスの湯に焼酎を注ぐ…香気は際立つのだが…口に運ぶと、材料由来の香気よりも甘味が寧ろ目立つかもしれない…非常にスッキリとした感じだ…

↓素朴な感じのラベル…なかなかに好い!!
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宇都酒造は、サイトを開設しているでもなく、積極的にネット通販をしているでもない。小規模な、職人気質な酒造メーカーのようだ。<天文館>(鹿児島市内の繁華街の名)というのが代表銘柄なのだそうだ…

<あさひかわ>の噂を聞いていたが、通販等で手軽に入手出来るでもなく…旭川駅構内の観光案内所近辺に在る土産店で初めて視掛けて、「これは!!」と入手したのだった…

遠く離れた地域であっても、各々の特徴に合った産品を一生懸命に作っている人達が各々に暮らしている。或いは…気候の違いから産品は異なっているのだが、北海道も鹿児島県も「農業が盛んな地域」というのは“共通項”かもしれない…そんな北と南の、各々の産品が見事に融合し、美酒が生まれた…浪漫溢れる物語だと思う…そんな物語に思いを巡らせながら…慌てずにゆっくりと、この<あさひかわ>を愉しみたいものだ…

ワイルドターキー レアブリード

考えてみると…9月3日に「サハリン安着」を祝うかのように、軽く食事をした際にウォッカをほんの少し頂いた…その前に8月29日に焼酎を頂いた気がするが…それらを覗くと暫らくビールしか頂いていないような気がする…

そういうようなことで「蒸留酒への渇望」というようなものが湧き上がった…稚内は、早朝にやや強い雨に見舞われたが、以降は晴天基調であった。「若干、湿って生温かい?」という具合で、「よく冷えたウィスキーのロック」が好いかもしれないような夕べを迎えている…

↓拙宅に秘蔵の酒から、こんなモノを引っ張り出した…



ワイルドターキー レアブリード

↑54度のバーボンである!!

この“ワイルドターキー”は「熟成された樽の原酒を、度数調整をせずに直接ボトリングする」モノなのだそうだ…「6・8・12年熟成の原酒を厳選してブレンド」ということである…

“バーボン”を名乗り得るのはケンタッキー州で蒸留されたウィスキーだけである!!遥かなケンタッキーから「生の味」が!!非常に贅沢な感じだ…

振り返ってみれば、学生時代に“並行輸入”等で相対的に安価にウィスキーが入手可能となっていた事実に気付き、“ワイルドターキー”は随分と嗜んだものだった…「アーモンド香」等と評される芳香が漂う、深い琥珀色の酒…個人的には何処と無く懐かしい味わいに思える…

「蒸留酒への渇望」故に、何となく頂いた“ワイルドターキー”だが…「空きっ腹」では「効く」感じだ…“希少品”なればこそ、敢えて“おかわり”はせずに、ゆっくりと愉しみたい…

ボウモア カスクストレングス 56度

↓最近愉しんでいるのがこれ!!



ボウモア カスクストレングス 56度 並行 箱付 1000ml(1L)

↑アイラ島の老舗、ボウモアの“カスクストレングス”…所謂「樽出原酒」ということになる…

明るい琥珀色に輝くこの酒…度数の調整をしていない、「ボウモアの個性」がそのままの酒である…通常のウィスキーよりも度数が高めの56度である…

「キツくないか?!」とも思ったが、ウィスキーというものは「生のアルコール」のような感じがする類の酒ではない…材料由来、或いは長期の熟成に由来する複雑な味わいが詰まったウィスキーの場合は、余り度数は気にならないものである…

とりあえずロックで、この酒をゆったりと味わうのだが…思い付いて“ガス入りミネラルウォーター”で概ね「5対5」程度に割ってみると、「ハイボールと水割りの中間?」というような按配の飲み心地で、酒が持っている「材料由来の、アルコールの苦さの陰に潜む甘さ」が際立つような感じがする…これは素晴らしい!!

並行輸入の「1リットル壜」に入れられた代物を入手して、「何やら多い?」とも当初は思ったが…直ぐに少なくなってしまう…「美味い!!」とついつい欲しくなってしまうのだ…

ボウモアは1779年にアイラ島に起こったと伝えられる蒸留所である…日本史で言えば…『寛政の改革』というようなモノの以前に相当する時代…蝦夷地探索にやって来た人達の一部が、宗谷で越冬を試みて失敗してしまったというような挿話が伝わる時期に近い…そんな、相当に長い伝統を受け継ぐ酒の“ストレート”な味わいを愉しむことが叶う、貴重な一本である!!

ニッカ カフェグレーン 45度 700ml

“ウィスキー”と一口に言っても、スッコチの系譜となるモノだけを考えてさえ色々な種類が在る。

比較的安価なモノから高価なモノまで在って、幅広く売られているものは…“ブレンデッド”ということになるだろうか?そして「大麦麦芽(モルト)のみを原料とする」という“モルト”が、「一寸佳い酒」という雰囲気になるだろうか?

これらに対して“グレーン”という代物は、やや影が薄い…“グレーン”というのは、「トウモロコシ、ライ麦、小麦などを主原料にする」というモノで、通常は“ブレンデッド”に加えられるモノで、「単独のグレーン」は稀かもしれない…

↓そんな「単独のグレーン」を見付けて、試さずには居られなかった…「美瑛の旅」から戻って以来、専らこれである…(偶々、出掛ける前に発注し、帰宅した日に折り良く受け取ったというだけのことだが…)



ニッカ カフェグレーン 45度 700ml

↑何か「非常に素朴なラベル」なのが好い…全く“飾り気”が無い「中身で勝負!!」というような「潔さ」に圧倒される感じもする…

「“モルト”に較べ香味に乏しい」とされる“グレーン”であるので、“ブレンデッド”に加えて“モルト”の「“クセ”を和らげる」とされているようだが…“グレーン”もまた、丁寧に蒸留された「独自の味わい」を持つ代物である。この酒はそんなことに想いを巡らせてくれる逸品だ…

今回入手した“グレーン”は、かのニッカの製品である。北海道民の端くれ―実際に北海道の端の方に住んでいるが…―としては、創業者がウィスキー造りを学んだスコットランドに似た環境を求めて、余市で会社を興して蒸留所を築いたことから歴史が始まっているというニッカには親近感を抱くが…同社では1960年代になって仙台の郊外に宮城峡蒸留所を設けていて、この“グレーン”はそこで製造されている。

ニッカの宮城峡蒸留所では、“カフェ式連続蒸留機”という器具を使用して“グレーン”を製造しているという。“カフェ式連続蒸留機”という器具は「原料本来の香味が残りやすい」という特徴が在るのだそうだ。その器具に因んで『ニッカ カフェグレーン』と名付けられている。

「原料本来の香味が残りやすい」という特徴が在る器具で製造されるらしいが…なるほど、穀物に由来する甘味が感じられる…「材料由来の甘味」のようなものが感じられるという意味で、何処となく“本格焼酎”に近い雰囲気も在るのかもしれない。この“グレーン”は一部の麦焼酎に少々似ている…或いは麦焼酎というモノが、“グレーン”と似たようなモノなのかもしれない…或いは、麦焼酎に関して、「ウィスキーのような“色”を帯びることをしない…」という業界内での暗黙の了解のようなものがが在るらしいから、「麦焼酎と“グレーン”が似ている」という感想も、当然なのかもしれない…

この“グレーン”…専らロックで頂いている。多少蒸し暑い感じ―と言って、私が居る稚内は“猛暑日”に見舞われている地域の“冷房設定温度”より低いかもしれない気温だが…―がする昨今…ウィスキーのロックは素敵だ…