『従属の代償 日米軍事一体化の真実』

↓詳しく語られているのか否かもよく判らず、通暁している人が多いとも思い悪いテーマだが、大変に大切な内容なのだと思う。そういうことを解り易く説く本書に出逢えたことが善かったと思っている。

従属の代償 日米軍事一体化の真実 (講談社現代新書 2754)



↑非常に「新書らしい」という感じの読書体験が出来たと思う。

防衛を巡って様々な用語が飛び交う場合が在る。そういう用語が一定期間飛び交うと、特段にその種の話題が出るでもない様子になってしまい、何時の間にか忘れている。そんなことが多いように思うのだが、本書はその種の用語に纏わる経過を少し掘り下げながら、1950年代という少し旧い辺りから2020年代の近年の新しめな様子迄を要領よく纏めていると思う。そうした中で「何時の間にかこういうような様子になっている…?!」という提起をしている。知っているような知らないを、広い層の読者が判り易いように纏めて伝えるという「新書」の感じというものだと思う。

結局、様々な経過を経て、日本国内に「対岸の敵性施設を狙い撃つ」という性能を有したミサイルが配置されるようになり、同盟国の指揮下で「何時でも撃てる」というような様子に「なっている?!」という様子な昨今である。「本当にこういうので善いのか?!」とううのが筆者の問題提起であるというようにも思う。

「シームレス」という「だ段差が無い」という用語の下で、実質的に「米軍の一元的な指揮の下」という状況で、「ミサイル」と呼ばれる「誘導弾」を方々に配置している日本の様子に関して、鳥瞰的に解説しているのが本書であると思う。こういうような事柄は「知っておくべき」というように思う。こういう一冊は貴重だ。出くわしたことを善かったと思う。

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