『兄弟の血―熊と踊れII』

愉しい小説の一部には、「作品で描写された出来事の後、彼らはどうした?どうなった?」と「少し気になる…」が余韻のように残る作品も在る…

以前に読んだスウェーデンのミステリーに、そういうような「この後の彼ら?」と気になった作品が在ったのだが…“続篇”に出くわした!!

当然ながら、入手して大変に愉しく読了した…

↓上巻…

兄弟の血ー熊と踊れ2 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ アンデシュ・ルースルンド ]




↓下巻…

兄弟の血ー熊と踊れ2 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ アンデシュ・ルースルンド ]




↓「この後の彼ら?」と「気になる…」を残した前作はこれだった…これも夢中で読了したのだった…
>>『熊と踊れ』

実在の事件を参考に構成されたという前作…兄弟で続々と起こした強盗事件の顛末が、特殊な感じで育った兄弟の少年時代も交えて展開する…そして、彼らを追う刑事との対決…夢中になった物語だった…

(前作の結末の一部を明かすような型にもなって恐縮だが…)兄弟達は逮捕され、収監されることとなるのだが、“続篇”は兄弟の長兄であるレオが出所する場面から始まる…

レオが秘めている思いは如何なるものか?早速にレオは行動を起こす…

章の題にもなっているが「おまえがおれの兄貴を巻きこむなら、おれはおまえの弟を巻きこんでやる」が象徴しているが…レオとヨン・ブロンクス刑事との対決の行方が描かれる本作…レオの少年時代の挿話と、進行中の行動とが交錯しながら描かれ、展開する事件はスリリングでスピーディーだ…

或る意味で“天才”であるレオ…それを追うヨン…そして今般はスッキリしない行動を見せるヨンを調べる女性刑事のエリサという人物も在るが、この人物も好い…

本作もまた…「彼らはどうした?どうなった?」と「少し気になる…」が残る感でも在る…

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