「少し変わったこと」をしたかもしれないので…顛末を書き綴っておきたい…
ウラジオストクの「地域情報サイト」が在る。
↓なかなかに豊富な内容が詰まっている…
>>VL.RU
↓中に、地域での様々な催し等の紹介を行っているコーナーが在り、その中には地域内で催されるエクスカーション、ツアーを紹介している内容が含まれる。
>>VL.RU:Экскурсии и туры во Владивостоке
この「ウラジオストクのエクスカーションやツアー」という中身を何気なく視ていて、一つ「これは!?」というモノを眼に留めた。
«Маяки Владивостока»…「ウラジオストクの灯台」と銘打ったモノである。
↓該当のツアーの詳細ページを開いて、内容を視てみた…
>>Маяки Владивостока во Владивостоке 10 июня 2018
«Маяки Владивостока»(ウラジオストクの灯台)というツアーは、小さなボートを仕立てて、ウラジオストク沿海を巡って海上から灯台や巨大な橋梁を眺めるというモノである。概ね2時間程度の航海という内容だ…
これで料金は…「3,000ルーブルで釣銭」というような価格が示されている…「面白そう!」と思った…
<VL.RU>のこのコーナーでは、「Регистрация」(登録)というボタンが在って、そこをクリックすればフォームが現れて自身の氏名と連絡先等を入力するようになっている。後は、ツアーを催行する会社の御担当等とやり取りをして参加すれば善いという訳だ…
試しに…この「Регистрация」(登録)というボタンをクリックして「参加希望」という意志表示をしてみた…
殆どその直後に…<VL.RU>から「ツアー主催者に御申込を御伝えしました」というメール連絡が入った…
こういうことをやっていたのは昼頃だったが…夕刻近くになり、「ツアー主催者」からのメール等が受信された様子が見受けられない…
こういうサービスだが、ウラジオストクと言わず、実はサハリンにも在る…以前に利用してみたことも在る。
サハリンで利用した際には、サイトに在る連絡先に自身で連絡し、ツアー参加を進める仕組みだった。ウラジオストクに関しても、原理としては同じ訳だが…サハリンでの事例では、最初にツアー参加を打診した所で「満席…」で参加が叶わず、「次善…」と思いながら訪ねた2軒目で巧くツアーに参加出来たということが在った…
そんなことを思い出し、サハリンと1時間の時差が在るウラジオストクでは「未だオフィスアワー…」と思いながら、視ていたサイトに在った「ツアー主催者」のウラジオストクに在る会社へ電話を架けてみた。
「御社の«Маяки Владивостока»(ウラジオストクの灯台)に関して、VL.RUを介して申し込んだのだが…」と切り出して名乗れば、「先程、その申込を拝見しました。ありがとうございます」と会社の方は応じる。そして言葉を継ぐのだが、ツアーに関して、その時点で「最少催行人員」の申込が無く、どうやら「私一人…」かもしれない感で、「催行未確定」なのだということだった。
「そう…やるか、やらないか判らない?」と応じれば、先方は「明日の11時か12時頃までに何とか確定したいと考えていました」と言い出す。それを聞き、「今、私は時差が在るサハリン島に居る…そちらの12時は、こちらの13時…とりあえず明日にでも連絡を取りましょう…」ということになった。
そして迎えた翌日…先方は「サハリンから来る、外国人らしい客が申し込んでいる…」と張り切ってくれたらしく、「催行決定」ということになった。勿論、大歓迎である!
数人が参加の小規模なボートを使うツアー…昨年の<サハリンの涯>と称してクリリオン岬を眺めて、クズネツォフ岬辺りで寛いだという時の状態を思い出す…そう思っていれば、先方では「融通を利かせて、集まり易い集合場所や時間を調整したい」と言い出すので、こちらの予定を御伝えした。ツアーが夕刻開始であれば、当方は昼にウラジオストクに着いて宿に入り、その辺で昼食を愉しんで散策で、ツアーが「その日の主要な用事」になる訳である…
そういうやり取りの中、旅行会社の御担当がサハリンのネベリスク地区、ゴルノザヴォツク生れであるというような話題も飛び出して興味深かった。先方は「ところで…弊社のツアーに関心を寄せて頂いた理由は?」と言い出すので、「写真を撮るのが好きで、海からあの巨大な橋梁を眺める画や、灯台を眺める画は是非撮りたいと思った。御社のツアーのような、ボートで沿岸を巡る機会でも設けなければ、そんなことは出来ない…」と申し上げた…
そして、<中央広場>で集合と決まった。やり取りの中、先方は「多分“地理不案内”な、外国人らしいサハリンからの訪問…何処が集合場所として妥当?」と御気遣いを頂いた節が伺えた。滞在する宿や近隣の通や、食事を摂るべく寄ろうと思っている場所を挙げながら「あれの辺りで集合か?」等と尋ね、ウラジオストクを訪ねた経過も在る旨をお伝えしたところ、「待ち合わせのメッカの<中央広場>で善い」と考えて頂いたのであろう…
人数が予定より少ないので、やや割高な3500ルーブルの料金となるということだったが「想定の範囲」で、「2時間のボートでの航行」で「数人参加」なら「そんなもの…」と納得出来る範囲だ。
これで「大変に愉しみ!!」ということで、集合場所と時刻も確定したので、安心してウラジオストクへ飛べば善い…後は天候が悪くならないことを願うばかりだった…
そしてウラジオストクへ…
到着したウラジオストクは「好天の午後」という様相で、集合時間となった17時45分辺りに至っても好天である。空に若干の雲が散っている感で、夕刻の光の変化の中で、面白い情景が眺められる期待が膨らんだ…
ツアー会社の方…リュドミーラ・ニコラエヴナ・コルニチュナさんとおっしゃった…エネルギッシュな、何か“学校の先生”のような雰囲気が漂うという方だった。話しの中で「孫」という語も出る訳だが…雰囲気としては「社会人になって日が浅いお子さんが在る?」位の年代に視えたのだが、かなり若い頃にお子さんを授かったのであれば、孫が在っても不思議でもない世代なのかもしれない…
そんなことはどうでも構わないのだが…<中央広場>で車に乗って、移動を開始した。用意のボートに乗る場所へ移動ということだが…金角湾の“黄金橋”を渡って、少し先に在る、小型のトレジャーボートが集まっている船着き場へ向かったのだった…
ツアー参加者…リュドミラさんが最初に声掛けをしたと見受けられる、地元の写真家、モスクワの人達、カムチャッカの人達だった…リュドミラさんは、「今回のツアーは、出来るかどうかという感だったのですが、こちらの方が最初に申し込まれて、それが切っ掛けで催行に至りました」と皆さんに話していた。実際、私が問い合わせた後に「折角申し込みが在ったから…」と張り切ってくれた雰囲気は感じていたのだったが、正しくそういうことで、催行を決めた後にも申し込みが在ったように見受けられる…
ボートには船長と、私を含む6名のツアー参加者、リュドミーラさんともう一方のガイド担当のエレーナさんと合計9名が乗った…そして出航である!
波静かなウラジオストク辺りの海だが…小さなボートで速度が上がれば、多少揺れて飛沫も上がる…揺れ具合は然程気にならなかった…元気に甲板に陣取っていて、少しばかりの飛沫は浴びたが…
高台から視たことが在る“黄金橋”ではない方の巨大な橋梁、ルースキー島を他の地区と結び付ける“ルースキー橋”を遠くに眺めながら、“トカレフスキー灯台”を海上から眺めに行く…
そこからのコースは、“ルースキー橋”の下を通って、スクリェプリョフ島の灯台、バサルギナ灯台を巡り、ルースキー島の極東大学キャンパスが視える辺りに寄って、そこから船着き場に引揚げた…何やら「18時半頃スタートで2時間程度」という話しが…船着き場に着いて一息入れて、<中央広場>に車で送って頂いた頃には22時半を過ぎていて、何やら「随分ゆっくり…」だった…
今般は非常に天候が好く、「うわぁ!」という絶景の連発で、予定以上にゆっくりと海上で景色を眺め、各々の参加者が写真を撮る等していた…灯台の歴史や、昔の灯台守の仕事が大変であったというようなガイドのお話し、参加者間での色々なお話しとなかなかに愉しいひと時で、暗くなって来て「あれ?こんなに時間が経った??」という具合だった…
実際…私は「今年の(ここまでで)最も良かったかもしれない日!!」というようにさえ思った。
今般、この«Маяки Владивостока»(ウラジオストクの灯台)を手掛けた会社との縁が出来た…また、ウラジオストクを訪ねる機会が在れば、このツアーや他のモノ等、事前に尋ねてみることとしよう。実際、「“次”が在れば、是非とも御連絡を…」という話しもしながらリュドミーラさんと別れたのだった…序ながら…リュドミーラさんのお子さんが日本に滞在していたというような経過が在って、何度も来日した経過が在るようだ。そんなことも話題にしていた…
今般の「少し変わったこと」というのは、このツアーへの参加だった訳だ…
ツアーのボートに乗った時、一緒に居た地元の写真家氏が、私が提げていたカメラを視て「フジの“X”だね?」と話し掛けてくれた。<X100F>であると応じたが、彼は「最近出た<X-H>というのが凄く良さそうだ…」としていた。そして彼はSONYのデジタル一眼を使用していたのだったが…その脇で、私は<X100F>を使っていて、何やら写真は非常に多く撮った…ゆっくりと写真は整理してみたい…
こういう状況で宿にとりあえず引揚げ、室内で飲むモノを近在の店で一寸求めて、一息入れて直ぐに眠ってしまった…そして…2日目は早起きで、明るく天候が好いので客船ターミナルの辺りへ散策に出て…24時間営業の店で持ち帰り珈琲を求めてから宿に引揚げ、
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