運行日誌:2016.11.28-29:連泊…

例によって早めに休み…早めに起きて、また暗い間から動き始めることも出来そうな感じな朝だったが…何となく宿でゆったりしている…“帰国”までの“仮の自宅”のように利用することにしたのは、大坂難波駅から一駅の桜川駅に程近い―地下から上がる出口の一つから看板が見える…―宿だ。旭川で利用した経過が在る宿のチェーンなので「安価で居心地も悪くない」と少し期待したが、期待に外れず、満足している…

昨日は通天閣に近い宿を朝5時台に発ってから京都へ向かい、京都から大阪へ引揚げて宿に入った…

大阪に至った昨日、阪急の梅田駅で<スルッとKANSAI>を求めた。有効期間の間、ネットワーク加盟の関西私鉄各社の列車に乗り放題という大変に有難いモノだ。が…今般のシーズンの発売で、現行方式は終了となるようだ…やや懐かしい“テレホンカード”のようなモノを改札口の機器に通して利用する方式だが…聞けばこういう方式が廃止されて行く場合も在るようで、そんなこんなでこれの発売が見合わせになってしまったというように聞いたが…

その<スルッとKANSAI>の“第1日”は以下のように利用した…

動物園前 >> 天神橋筋6丁目 >> 淡路 (大阪市地下鉄・阪急)(直通)
淡路 >> 烏丸 (阪急)
四条 >> 烏丸御池(乗換) >> 蹴上 (京都市地下鉄)
蹴上 >> 烏丸御池(乗換) >> 京都 (京都市地下鉄)
京都 >> 丹波橋 (近鉄)
丹波橋 >> 北浜 (京阪)
北浜 >> 日本橋 (大阪市地下鉄)
日本橋 >> 桜川 (近鉄・阪神)(直通)

結局、「かなり身軽」なつもりでも、旅の荷物一切を持って動いた訳で、多少の居心地の悪さは否めなかった…それでも相当に歩いた…“願い”が通じて雨は降らず、ずぶ濡れの私を見かねて<Hooters Osaka>の店員さんが下さった小ぶりな傘が文字通りに「無用の長物」だった…好かった…

早朝、「7時半に開く」ということであった<無鄰菴>を訪ねた…

<無鄰菴>は、かの山県有朋の別荘である。或いは「関西方面に出る場合の別宅」という感じなのかもしれない。

<無鄰菴>の建物は“普通”な範疇で、自身が過ごしたであろう和風の小ぶりな家と、来客対応に用いたらしい小さな洋館が在るばかりだ。或いは、大変な権勢を誇ったという大政治家の邸宅という想いで視ると「拍子抜け」かもしれない…

山県有朋は、家を手に入れると作庭に凝ったという。著名な造園家と綿密に打ち合わせて、自身もアイディアを出したり、作庭現場を視に足を運ぶなどもしたらしく、それは熱心だったという。<無鄰菴>は、山県有朋が京都で過ごした時に寛いだり、来客を迎えた場面で散策した然程広くもない庭だが、なかなかに好い。1941年に京都市がここの寄贈を受けていて、現在も管理して公開している。実務は造園業を営む会社が手掛けているようだ…狭い庭を広く見せようと、手前の建物側に高めの樹木を配し、奥側には低目の樹木として「遠近法で広く見せる」というような工夫も在るらしい。そうしたことを見抜いて、丁寧にメンテナンスされた庭…美しい!!苔むした緑の地面、池や小川、色付いた木々が「小粋な合奏曲」のようだ!

<無鄰菴>の建物は、大政治家の邸宅と思えば「拍子抜け」な他方、大政治家の別荘ならではの「歴史的決断」の舞台でもあった…

1903年の4月21日と伝えられるのだが…元老であった山県有朋と伊藤博文、首相の桂太郎、外相の小村寿太郎が<無鄰菴>の洋館、2階の部屋に集まった…2時間程度の会合だったと伝えられるが…ここで「日露開戦も止む無し…」と話し合われたのだという…その部屋が公開されていた!!

こういう「なかなかに凄いじゃないか!」に触れた後、近くの南禅寺辺りを歩き回った。「観光地!!」である…人も多くなっていた…平日の朝だが…

あの南禅寺辺り…明治時代の琵琶湖疎水に縁が深い地域である。記念館が在るのを視掛けたが、残念ながら月曜日は休館だった…

そして京都駅辺りに移動し、梅小路公園に向かった。

梅小路公園では、時々紹介されている<市電カフェ>―旧い京都の路面電車の車輛をカフェにしてしまったもの…―に立寄り、日本酒を醸す伏見の会社が造ったというビールを頂いて休んだ…

“梅小路”と言えば…「蒸気機関車!!」である…今年の春にオープンの<京都鉄道博物館>を訪ねて、蒸気機関車を始め、気に入っている車輛等を眺めて楽しんだ…

<京都鉄道博物館>に関しては、何れ詳しく整理したいが…平日であるのになかなかに賑わっていた。小さな子どもを連れた家族連れが多い…そして館内各所は…「子どもの写真の撮影スタジオ」という様相だ…

更にそこから西本願寺へ歩いた…西本願寺では「空が黄色?!」と思える程度に、巨大な銀杏の木の葉が色付いていて見事だった…

とにかくも写真は沢山撮った…SDカードは予備を出し、カメラのバッテリーも大坂へ引揚げようという辺りで切れた…宿でバッテリーを真っ先に充電したことは言を俟たない…

カメラのバッテリーも、私自身の身体も充電が済んだ…今日からは身軽に動き回ることが叶う…軽い足取りで、何処へ向かうか思案中だ…

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