會津ほまれ 純米大吟醸 極(きわみ)

「商標」というものには、関係者の様々な想いが込められていて、「何か好いな…」と思えるモノが多々在る。清酒の名称もそういう例に漏れない。

実は<會津ほまれ>という、会津地方の喜多方に在る蔵が送り出している酒に冠せられた呼称が、個人的には非常に気に入っている。嘗て酒蔵では“会津”を多用していたように思うが…何時の間にか“會津”を多用する傾向を帯びたようだ…嘗て会津松平家は、武士達が出動する際に“會津”に由来する「會」を大書された旗を先頭に押し立てて行進したようだから、寧ろ“會津”が好いのかもしれない…と言うよりも、嘗ては“会”よりも“會”が普通に用いられていたというだけもことなのかもしれないが…

会津松平家の武士達は1808年に宗谷にやって来て、一部は利尻島や樺太に渡っているようだが、彼らの在る所に“會”が大書された旗が翻ったことであろう…そんなことも何時も思うのだが…その会津地方で受け継がれた「銘酒の郷」の矜持を“ほまれ”という、大正時代辺りでは寧ろ珍しかった平仮名表記で看板にしたという辺りに、何か強い共感を覚える…

そういう理由以外に、「芳醇な美味い酒」ということで<會津ほまれ>の酒が気に入っている訳だが…特に理由も無く、少々「御無沙汰」気味であった…各地に美味い酒が在って、それを各々に愉しんでいれば、如何に気に入っていても、「申し訳ないが…」ということになってしまう訳だ…

この度…「大変に呼称が気に入っている、あの<會津ほまれ>を久し振りに…」と思い付いた…宗谷にも翻ったであろう“會”の旗の故郷で、「銘酒の郷」の矜持を込めた<ほまれ>の名を冠した酒を送り出し続けている蔵は、きっと驚くような好い製品を出している筈と思ったが…

↓これを視掛けた時、「必ず試飲せねばなるまい!!」と強く想い、思いを遂げるべく、迷わず発注した!!

■純米大吟醸 極 1800ml新発売/日本酒/香り/キレ/ちょっと贅沢/家飲み用/福島の地酒/會津の地酒/冷 酒/晩酌/おつまみ/お土産/ギフト/プレゼント/会津ほまれ謹製/蔵元直送/リピーター【RCP】



↑結果的に顔馴染みな何時もの配達員さん達の一人が担当して下さっていたのだが…「そう言えば拙宅に荷物が在るという情報を視たが…」と電話で一報して「近くに居るので直ぐ伺います」の言を引き出し、「お手数を掛けてしまって恐縮です…」と愛想笑いを浮かべながら受け取った箱の中にコレを確認した…

そういう訳で、「午前中」でありながら、“休日”をよいことに早速試飲していたというような次第である…

この酒に関して「必ず試飲せねばなるまい!!」と強く思った理由は…“大吟醸”を謳いながら、「多少“上等”な清酒」と思える価格帯で販売されているという辺りに在る…

“大吟醸”を謳う酒は…正直なところ「かなり高価…」と思えるモノが多い。それは「一際手が掛る」品物であるからに他ならない。

清酒というのは、酒造業界では「米を磨く」という表現が使われるらしいが、米粒の核心部である“心白”を残すようにして米を削ったモノと、米麹を組合わせて醸すモノである。この削る作業を多くしなければならないのが“大吟醸”というモノなのだ。

「米を磨く」と呼ばれる作業を行う度合いを「精米歩合」と言う。「精米歩合とは、白米(玄米からぬか、胚芽等の表層部を取り去った状態の米をいい、米こうじの製造に使用する白米を含む。)のその玄米に対する重量の割合」のことだ。一概に言えないものの、精米歩合が低ければ低い程に「スッキリした感じ」や“吟醸香”と呼ばれる「酒らしい芳香」が増すものらしい…

清酒の呼称の決め方に関しては、決まりや慣行が在る訳だが、「精米歩合に関する決め事」は以下のような具合だ。

普通酒=規程無し(一般に73~75%程度)
純米酒=規程無し
本醸造酒=70%以下
特別本醸造酒=60%以下
特別純米酒=60%以下
吟醸酒(純米吟醸酒)=60%以下
大吟醸酒(純米大吟醸酒)=50%以下

これだけを視て単純に考えてみても、最低でも“大吟醸”(50%)は“普通酒”(75%)の倍程度も「米を磨く」と呼ばれる作業を行わなければならないのである。だから…その労力の分、高価になることは避け悪い訳だ。

<會津ほまれ 純米大吟醸 極>は、この手が掛る“大吟醸”でありながら、「多少“上等”な清酒」と思える価格帯で販売されている、非常に有難い存在なのだ!

早速、これを味わってみた。この種の銘酒は「ストレートに!!」ということで美味いモノと期待したが…常温でグラスに注いでみて、「期待以上!!」と感じた。この酒を注いだグラスを口に近付ければ“吟醸香”が「ふわり…」と立ち上り、口に含めば“吟醸香”と同時に果実のようにサッパリした味わいが拡がる。清酒を「米が醸すワイン」と言う場合も在るらしいが、何かこれは「高価な白ワイン」にも似た呑み心地、味わいのように思える。が、ワインのような渋みや酸味が在るのでもない…

実に美味く、繊細な味わいであり、呑み易いので「この味の秘密を…」とドンドン盃が重なってしまう感である…「4合のボトルであれば、直ぐに空いてしまうかもしれない?」と一升瓶で取寄せたが…それでも直ぐに空いてしまうかもしれない…

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