<つかだ>―甦る1890(明治23)年の味!!

↓鹿児島県薩摩川内市から、幾つもの山河や海を越え、稚内の拙宅に届いた代物である…何時も「何処からでも…」と酒を取寄せるが、「遠路遥々…」と南九州の焼酎が到着すると、それだけで非常に愛おしく感じてしまう…

【125周年限定品】限定復刻 玄米焼酎 つかだ 1800ml



↑利用頻度の高い4合瓶、5合瓶のモノが無かったので一升瓶で取寄せた…久し振りに「一升瓶の酒」を入手したような按配だが…一升瓶をその辺に置いてみれば…何やら凄い「存在感」だ…

薩摩川内市に本拠地を構える「田苑酒造」は、1979年から現在の社名を名乗っているが、その起源は1890年に創業した「塚田醸造所」に遡るという…

「1890年」と言えば…少し前に読んだ本の伊藤博文が活躍している「第1回帝国議会開院式」やら「『教育ニ関スル勅語』(教育勅語)発布」というような、「歴史の教科書の記述」で名前を視た記憶が在るばかりの出来事が「実際に在った」年で、125年も前だ…

創業当時の「塚田醸造所」から数えて125年を迎えた田苑酒造では、「創業当時の主力製品を再現」ということに取組んだ。そこで登場したのが、この<つかだ>である。

「塚田醸造所」では、玄米と黄麹を使って焼酎を製造し、<つかだ>と命名して売り出したという。「確りした味わい!!」と高い評価を受け、次第に「玄米と黄麹」という酒造りが“旧式”となって行った中でも、<つかだ>は伝統の製法を護り続けたという…

何か「125年も前の味」というものを、「記念事業として甦らせた」ということ自体に、強い興味を抱く…そういうことで、敢えてこれを薩摩川内市から取寄せた訳だ…

「明治時代の看板商品」を意識した、クラシックな雰囲気のラベルが貼り付けられた一升瓶を眺めた後…早速試飲した…

最初はストレート…「うゎっ!」と感嘆した…実に「らしい!!」というのか、「正統派!!」という“米焼酎”である!!材料は、薩摩川内市内で栽培された<ヒノヒカリ>の玄米を使用しているという…「伊藤博文の同時代人」が「実に美味い」と評価していたという、「らしい!!」酒の味…何かそれだけで「ぐっと来る」ようなものを感じた…

そして“お湯割り”を試す…日本酒の熱燗でもなく、他の焼酎とも違う「米焼酎なりの味わい」が深く滲むような感である…“芋”とは明らかに違い、“麦”とも異質な“米”の「甘味」が、お湯割りでは「静かに口中に拡がる」ような気がする…

凄い「存在感」を示す一升瓶に収まった酒だが…「美味い!!」と調子に乗って、存外に早く空いてしまうのかもしれない…とりあえずこの、「伊藤博文の時代の人が愉しんだと目される味」の<つかだ>は、「在るだけ販売」の限定品らしいのだが、とりあえず試す“価値”は高いと思う!!

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