広島の路面電車:北九州からやって来た602(2015.10.28)

路面電車が愉しいと思うのは…様々な時代に製造された、新旧の車輛が各々に元気に軌道上を往来している様子が視られるからなのだが…広島は殊更に多様な車種が見受けられる…

↓こんな様子!「美しい!!」と思った…
Tramcars at Hiroshima on OCT 28, 2015 (1)
↑“アーバン・グレイ”とでも言うような色合いの街並みに、赤とクリーム色のやや年季が入った路面電車が映える…やや細身のシルエットが美しい!!

この602という車輛…3輛在った600型の中、唯一残っている車輛だという。1輛は事故関係で損なわれ、もう1輛は老朽化で不具合が目立つようになったことから廃車になったそうだ…

この602は、1975年に西鉄が北九州市内の路面電車を廃止した関係で余剰となった車輛を、車庫火災で車輛が不足していた広島電鉄が引き取り、1976年に広島へやって来て活躍するようになったのだという。北九州時代は500型と呼ばれていたもので、初登場は1948年である。既に67年経つ!!

1970年代辺りには、各地で路面電車の縮小や廃止が相次いでいたが、そういう時期を中心に路面電車がマダマダ活躍中の広島へ各地からやって来たという車輛が多く存在する。それらの中には現在も運航中である車輛が多く含まれており、広島の軌道は「動く博物館」の様相を呈しているかもしれない…

それにしても…たった1輛だけ残った602…主に、運行密度が濃い朝のラッシュ時を挟む時間帯で動いているようだが…永く活躍し続けて欲しいものだ…

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