↓これが日田駅の駅舎である…

↑建物そのものは、決して新しい感じでもないが…「手が入った」と思わせる雰囲気であった…
日田駅は久大本線の駅であり、彦山線の列車も乗入れている駅だ。現在の駅舎は1972(昭和47)年に完成したものであるという。そのように言われてみると、なるほど「昭和40年代から昭和50年代位の建物」という雰囲気が在るように見える…
↓到着した列車から降りてみる…

↑小倉からの列車が着いたのは、駅舎に接しているでもないホームである…
このホームから、跨線橋ではなくホーム端の階段を下り、地下方式の通路を経て改札を通って駅舎に出ると…新しい木造建築に入り込んだ際の、「新しい木材の芳香」のようなものが感じられた…
一寸調べてみると…2015年7月から「おんせん県おおいた」という“ディスティネーションキャンペーン”を催すことになって、それに合わせて改装を行ったとのことである。2014年から工事を行い、2015年3月に竣工してオープンしたようだ…
↓日田駅の改装竣工を伝える報道…
>>JR日田駅:木の香り漂う駅舎 42年ぶりリニューアル /大分 毎日新聞 2015年03月29日 地方版
日田の辺りは、古くから林業が盛んな地域であった経過も在り、<日田杉>という木材が知られるらしいが、改装に際してはそうした木材を積極的に取り入れたようだ…
↓驚いたのはこれである…

↑インテリア会社のショールームではない…日田駅の待合室の一部である…
多少驚きながらも、インテリアの感じを視て「所謂“水戸岡デザイン”であろう…」―博多で展覧会を催していたことが在って、折良く博多に居合わせたのでゆっくりと見学したことが在り、巧く言葉にし難いものの、何となく水戸岡氏の“特徴”というようなものが頭の中に在る…―と思っていたが、そのとおりだった。JR九州関係で「弁当の包み紙から新幹線車輛まで」と大活躍の水戸岡氏がデザイン監修で、この日田駅の改装は進められたようだ。
「昭和40年代から昭和50年代位の建物」という雰囲気が在るように見える形状―各地の「○○地域の中心的な都市」という雰囲気の一寸した規模の街で、見掛けるような感じの建物だと直ぐに思った…―だが、少し思い切ってダークグレーの塗装としてみると…何か「新しいデザイン」ということで雰囲気が随分と変わるように思う。そして地元の地名を冠した<日田杉>という木材さえ在るということで、大胆に木造、または木造風な設えを、辺りに木材の芳香が漂う程度に豊富に採り入れている…気になるお値段だが…上記に引いたリンクの報道によれば「1億円」だそうだ…建物を新たに建てるのであれば、その5倍も10倍も必要であろう…
「昭和40年代から昭和50年代位の建物」と言えば…概ね40年ということになり、場合によっては少々の傷みや、「旧い…よな…」という雰囲気も漂うのであろうが…この日田駅の駅舎は、そういう感じ方とは無縁であった。私は建物の型等から「改装」と直ぐに思ったが、例えば関係者等に「新築です!!」とでも言われたら、多分それを信じると思う…
強く感じたのは、この日田駅の駅舎改装のように、多少古くなって、場合によって草臥れた感じであろうと、熱意在るデザイナーを迎えて工夫するようなことをすれば、最低限の改装工事費で「好い雰囲気だ…」と思えるようなモノを造ることが叶いそうだということである…
日田に立寄った際には、この日田駅の駅舎のように「こういうの…好いなぁ…」と思ったことも、「もう少し何とかならないのか?」と思ったことも在った。何れにしても、古くは鉱山関係の輸送手段であったという彦山線を経て辿り着いた日田の訪問は、然程長くはなかった滞在ではあるが、大いに記憶に残るものとなった。
この記事へのコメント
みいまん
そのあたり、九州でいうと、もう一度、肥薩線の人吉~吉松の間を乗りたいですね。
DJ Charlie
日田彦山線は、小倉・博多間を動く際に「未経験ルート」と思い付いて乗車しました。未だ写真を未整理―順次ゆっくりやっていて、なかなか終わりません…―ですが、美しい名の駅が幾つか在ります。
久大本線に関しては、日田・久留米間を動いただけですね…ここは“宿題”になってしまいました…
豊肥本線に関しては、熊本市内部分の熊本・水前寺間位です…人吉・熊本間で乗車したことが在るのですが、<九州横断特急>が動いていますよね…
人吉・吉松!!ここは昨年に<しんぺい>、今年に<いさぶろう>と北上も南下も乗車しました。北上する側は、普通の列車でも一度乗車しています…
九州方面は、「鉄道の旅を愉しみたい」という時にはお勧めだと思います。