白石駅(肥薩線)に停車中の<SL人吉>(2015.10.23)

「10月下旬」を「旅の時季」としたのは…“イベント列車”、“観光列車”として運行される「蒸気機関車が牽引する列車」を観たい、出来れば乗車したいという想いが頭の隅に在ったからである…

<SL人吉>とは、熊本・人吉間で運行されている「蒸気機関車が牽引する列車」である。列車の好評を踏まえて特に用意した3輛の客車の先頭に立つのは、1922(大正11)年製造であるという8620型機関車だ。

この型は「蒸気機関車国産化技術の確立」という意図も込めて1914(大正3)年に登場し、1929(昭和4)年までに672輛が製造されたという。「ハチロク」という愛称が知られる。<SL人吉>の機関車、「58654」も、この「ハチロク」の中の1輛ということになる。

「ハチロク」は日本全国各地で活躍したが、同型の機関車が台湾や樺太でも活躍したことも知られている。

「蒸気機関車が牽引する列車」に関しては、停車駅や走行する沿線で動く姿を視たり、写真を撮るような愉しみ方も在ろうが…私としては「列車に乗車してみたい!!」と考える…殊に「ハチロク」は、「樺太でも走っていた型」なので興味津々だ。「ハチロク」の「動くモノ」は、私が承知する範囲では、京都の<梅小路蒸気機関車館>―現在は<京都鉄道博物館>への改装中で利用不可…―に在った位で、他所では観られないのだ…

そこで…大修理が完成して多くの人で賑わっていた姫路城を観た余韻の中、新幹線で小倉駅に至り、窓口で乗車の可否を尋ねてみたのだった。<SL人吉>の3輛の客車だが、1号車と3号車には展望室、2号車には売店が在ってスペースがやや少なく、そこに対面クロスシートの客席を配しているので、座席はやや少ない…そして全席指定…“満席”が常態化している…ということから「ダメで元々」と思いながら窓口の方に尋ねてみたが…「23日なら」と席が確保出来たのだ!!

前置きが長くなったが、小倉から急いで熊本に移動して泊り、迎えた朝から無事に<SL人吉>乗車を果たすことが出来た…

↓沿線の白石駅で停車している様子の画である…
'SL HITOYOSHI' at Shiroishi Station on OCT 23, 2015 (1)

蒸気機関車は「金属の塊」だが、何か「生命を帯びている」かのようにも見える…黒い煙を吐出しながら、年季の入った建物を擁する駅で一息入れている感だ…

↓煙は、やがて蒸気が多い白いモノに変る…
'SL HITOYOSHI' at Isshochi Station on OCT 23, 2015 (4)

この<SL人吉>に乗車したことは、今般の旅の“白眉”だと思っている。これだけでも相当に多くの写真を撮ってしまったが…順次整理をしたい…

白石駅停車中の画を最初に御紹介することにしたのは…偶々ながら、両者に関係こそ無いものの、札幌にも在る名前の駅である「白石」に親近感が在ることと、黒い煙を吐く様子が「らしい!!」と思えたからである…

↓蒸気機関車「ハチロク」を含む、10月23日撮影の画が掲載されたアルバム…
>>Photomatrix - OCT 23, 2015

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック