宮崎県えびの市の雪景色(2014.12.17)

「旅に出て写真を撮る」のか「写真を撮りに旅に出る」のかが判らないような按配で、旅から戻ると暫くは「写真の整理」で明け暮れる…実際にそういう行動を取っていなくても、頭の中が写真のことで一杯になってしまう…

今般、「12月の九州」に関しては「寒波を運んで来たか?!」と福岡在住の友人に冷やかされるような状況が在ったのだが、馴染んだ場所、過去に立寄った場所、未知の場所を問わず「寒波の故に現れた光景」とも出くわす経験をした…

“宮崎県”と聞けば…「温暖な地域」というイメージが強い。北海道では“厳冬期”の真っ只中で、“雪まつり”のような「雪と氷の祭典」ということをやっているような時季、彼の地では「プロ野球チームのキャンプ」が行われていたりする。北海道が「氷点下の気温で吹雪も在る」というような時季に、「外で走り回ったり、投げ込みや打撃練習や守備練習をすることが出来る」という訳である…北海道でも、野球をやっている人達が体力維持・強化を念頭に戸外を歩いたり、走ったり、高校のチームで見受けられるようだが、近所で除雪作業を手伝って身体を動かすという例は在る…しかし、氷点下気温や吹雪も在るような場所で、白球を手にした練習は困難なのだ…

そんな宮崎県の中を暗い早朝から動き回った…

↓宮崎駅から鹿児島方面へ向かう始発列車に乗って都城駅に着くと、吉都線の列車が待機している…

↑入れ替わりに通学の高校生が乗降する列車だ…全国で活躍する“40系ファミリー”のディーゼルカーで運行されている列車だ…

暗い車窓を見詰めていたが…何やら「雪?」というモノがチラチラとして、沿線に若干の積雪も見受けられた…

列車は都城から西方の山の中へ進む…明るくなるに連れて「雪景色の中を行く」感じになって来て驚いた…近くに乗車していた高校生が「雪…やばい…」と言っていた…ここで言う“やばい”は、最近の若者が用いる「“凄い”こと全般を形容」というのではなく「好ましくないと見受けられる状況の惹起」という“私の世代”にも判り易い意味合いであろう…「雪…やばい…外に出たくないな…」と言いながら、近くに居た高校生は下車して行った…

↓えびの駅に着いた…


↓“赤”の“JRマーク”は“九州”なのだが…何か「東北地方某所?」という趣も在る…

↑えびの駅は1912(大正元)年に“加久藤駅”として開業し、1990(平成2)年に現在の名称に改称したそうだ。大正時代の開業当時の雰囲気を伝える建物だ…

↓「えびのに寄ってみよう…」と思い付いたのは、この地で蒸留されているという<明月>が美味かったからに他ならない…

↑こうして看板を見付けると嬉しい!!

↓辺りを歩き始めたが…雪が降り頻る…


↓荒涼とした雰囲気だ…

↑正しく「田んぼの真ん中」のような場所で、「徒歩で動いているのは自身のみ…」というような状態で、何ら“目印”も無いような場所を歩き回っていた…

↓雪に覆われた田にカラスが…

↑寂寥感が募る光景だ…

凡そ「“宮崎県”と聞いて思い起こす」風景ではない…この時は、「来る21日に知事選」ということで、“宮崎県知事候補”のポスターが貼られた掲示板も見掛けたので、「間違いなく宮崎県内」な筈だが…

↓こんな様子を見ると、「間違いない!!宮崎県だ!!」と不思議な安堵感を覚える…

↑他方…雪が「似合わない!!」感じの木だ…

↓「更に凄い!」と思ったのはこれだ…

↑「柑橘類が木に実っている」という様子は「九州!!」という感じで、見掛けると嬉しいのだが…「柑橘類が実っている木に雪」というのは、「異様?!」に思えた…

↓一部、“ワンメーター”の区間はタクシーに乗せて頂いたが…結局、えびの駅からえびの飯野駅まで、降り頻る雪の中で2駅間を2時間も歩いた…

↑「どうしようもない私が歩いている」とは、えびの辺りに立寄った経過も在るという種田山頭火の句だと言うが…正しくその「どうしようもない私が歩いている」という気分だった…

↓列車の運行状況はこういう感じ…

↑「10時19分の都城行」を逃すと、更に2時間待ち…乗車することにした…

↓この列車で、雪が降り頻ったえびのを後にした…

↑私がホームに出た後、何人かの人が列車を利用すべく現れたが…近くに居た方は、歯をガタガタ鳴らして震えていた…

或いは「貴重な経験」をする結果となったえびの訪問である…

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