この日のユジノサハリンスクは晴上っていた。前日の降雪が長かった時には思い描き悪かった蒼い空が頭上に拡がる。上空の冷気が静かに降り注いでいるような感ではあったが、風は微弱であった。こういう時は、多少手先が冷たいというような場合も在るものの、寧ろ戸外が心地好い…とは言え、余り長時間戸外に居続けるのも身体が冷えてしまうが…
↓こういう冷えた日こそ、レーニンの“コート姿”が様になる…
↑前日の降雪時にベタベタと貼り付いていた雪も、何時の間にかかなり落ちて「何時ものレーニン」という按配になっている。
↓上空の空気の冷たさが感じられるような蒼い空の下であると、何か“コート姿”も「少々寒くないか?」という按配に見える…
何処の国や地域でも、「好ましくないことをしていると忠告」という“善意”というものが在ると思う。ロシアにもそういうものが時々見受けられる。
ロシアは寒い国なので「冬の戸外では、確り防寒装備をしなければならない」という問題意識が高い。故に…「駄目じゃないですか…確り帽子を被らなきゃ…」というようなことを、視ず知らずの帽子を被らずに動き回っている人に向って言うようなおばさん、或いはおばあさんというのに出くわすこともないではない…
こういう「駄目じゃないですか…確り帽子を被らなきゃ…」という問題意識の派生型のように思うが…用事で知人を訪ね、去り際に外用の上着を着ていると「帽子は?手袋は?」と知人に尋ねられた…「消防隊の出動前点検でもないのですから…」と冗談を言いながら帽子や手袋を示しながら別れたのだったが…ロシアの冬には、こういうことが在るものだ…
ユジノサハリンスク市内を動き回っていて何となく思ったのだが、通行人を視ていて、様々な種類の帽子やコートのフード等、「何らかの型で頭を覆うモノ」の着用率は99%程度であると思う…北海道内の街では、そうした率は30%位か?冬季の戸外での行事の際には80%位かもしれないが…私はユジノサハリンスクではニットのキャップを着用していた。被らない場面では、丸めて上着のポケットやカバンに入れておくと邪魔にならず、取り出して使うと存外に温かいものなのだ…“防寒”ということでは、「帽子着用」は手軽な割に効果が大きいと思う。
ユジノサハリンスクのレーニン像…帽子は被っていない…流石に、レーニンに向って「駄目じゃないですか…確り帽子を被らなきゃ…」と言うおばあさんは視たことは無いが…このレーニン像が、3階建や4階建の建物のように大きなモノではなく、等身大位で公園や通に佇んでいるようなモノなら…誰かが帽子でも被らせてあげるのかもしれない…
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