“日課”のようにしてしまっている、宿の館内のカフェでのひと時…昨日の紅茶が悪くなかったので、今日も紅茶にしてみた…日中に多少珈琲は頂いたので、バランス的に悪くないであろう…などと考える…
降雪の時間が長かった昨日を思えば、今日は大変に好かった。晴天の一日だった。昨日は厳寒を警戒して、温かいアンダーウェアを着込むなどしたが、“目論み違い”な面も在った。今日は温かいアンダーウェアをズボン下のみとしたのだった。今日は晴れて、昨日より気温は低めで、殆ど一日中氷点下10℃から氷点下7℃程度だったようだ。強風が吹き抜けるでもないので、戸外は然程辛くはない。服装も、私としては丁度好い按配だった。昨日は、然程意識せずに積雪箇所を軽く漕ぐような場面も多く、気付けば酷く靴が濡れていたのだったが、朝までに乾いた靴は、今日は然程濡れていない。積雪に関しては、既に除雪されているか踏み固められているかで歩き易かった…
今日は、昨日訪ねた場所を再訪し、用事の続きを足さなければならなかった。昨日の朝に訪ねた場所を再訪した訳だ。昨日は結構な降雪の中で歩いていて、除雪作業が行われている様子等を眼に留め、やや歩き悪い中を進んだ。今日は非常に歩き易い状態だったので、同じコースを歩いたが、同じ地点に至るまでに要した時間は今日の方が圧倒的に短かった。前日、何となく「ここで間違いないな…」と考えながら歩いたのと、「あれが見えた…」という具合で、勝手知った場所を歩くのとでは速さは変わるかもしれないが…
パベーダ通という場所を歩いた。昨日は降雪で遠景が見えなかったのだが…今日は普段のようにスキー場が見えた…ユジノサハリンスクは、それなりに立派なスキー場が市街から近い場所に在る。
そう言えば…宿の前で、何やらヘルメットを被った若い女性が歩いていた。宿の入口辺り、少し高くなっている箇所に佇んでいたので、何か通行人の頭の方に眼が向いたのだ…日本で言えば高校生位の年恰好の女性に見えたが、スクーターにでも乗るようなヘルメットなので、多少妙に思えた…が、彼女は鮮やかなスキーウェア―ピンク色系のモノだった…―に身を包んでいて、脇にスノーボードを抱えていた…スノーボードをしに行った帰り道という具合か、或いはこれから向かうのか…「一寸だけ歩いて、市内の路線バスで麓周辺に…」という按配でスキー場を訪ねられる街であることを示すような状況である…
そんな「スキー場がよく見える辺り」まで、宿からゆっくり歩いて30分強だった…(スキー場の麓はもう少々歩かなければならないだろうが…)そして用事を足した。非常に密度が濃く、成果が在ったと思う。
用事が無事に足りたことに満足し、市内の前日も歩いた辺りを再度歩いた…雪が降り頻る時間帯も在った前日を思うと、少し別な世界のようだった…
ここで少々驚く情報が届いた。明日のフライトだが、18時台出発が21時台出発に変更になるらしい。往路も、空港に行ってみれば2時間遅れになっていた…往復共である…復路の変更に関しては、何度か在った。13時台が18時台になったらしいということになって、一時は13時台らしいという話しで、結果的に18時台だった…そしてずっと18時台と思っていたのだが、今日になって21時台である。とりあえず、明朝に空港の航空会社の事務所に電話でもしてみるという話しだ…交通手段の運航(または運行)時間帯というものは、「頻繁に変えるべき」ではない!!不特定多数が利用するものである以上、そんなことでは「安心して利用出来ない」ではないか…こういう意味での“安心”は交通手段の「存立に関る問題」のようにも思う…
正直、「荒天で空港の離発着が少々乱れ」というような展開を危惧していたが、そういうのではない…何か“機材繰り”に問題が在るらしく、半ば“常態”のような感で、新千歳・ユジノサハリンスク間では「何か知らないが遅延」という話しが溢れている。以前は、冬季等の荒天関連で運航の乱れが伝えられたことは在ったが、こうした状況は余り記憶が無い。個人的には、現行の運航体制に関して大変に心象を悪くしている。“機材繰り”とやらで時刻変更連絡が頻繁で、連絡の無い遅延が続発しているような状況は「運航をする能力が欠落」と評さざるを得ないのではないか?何かおかしい…
実は今日、<ジャズ・タイム>のコンサートが在った…
多分2008年頃から彼らは<ジャズ・タイム>を名乗っているのだが、それ以前は<ヴレーミャ・ジャザ>だった。彼らが初めて稚内にやって来た2007年に<ヴレーミャ・ジャザ>と呼んでいたことから、稚内では以降も<ヴレーミャ・ジャザ>と呼び習わしている…幅広いジャンルの演奏や歌が素晴らしいグループなのだが、地元ユジノサハリンスクでの公演である…是非伺いたかったが…“千”に近い方の数百席在るホールにも拘らず、最終的に入場券の入手が叶わなかった…
以前、サハリン滞在の最終日にチェーホフ劇場で演劇の公演が催されたことが在った。あれは演出意図故か、通常のステージ上に演じる場所を設け、それを囲むように60席程度を配するという劇だった。『サハリン島―第1章』―現在は劇場のレパートリーから外れていると見受けられる…大変に残念…―と題された、青年チェーホフが長い旅を経てサハリンに辿り着き、活動を始めるという内容で面白かった。“60席”なので、券が入手し悪いと話題になった…地元新聞の文化欄にもそういう話題が出た位だったが…前日に劇場の窓口を訪ねてアッサリと入手出来た…
今日のコンサート…あのステージで演奏し、ホールに聴衆が入る。券は千枚近くということになる…「1枚位は在るだろう…」と前日に劇場の窓口を訪ねたが…「前売りは全て売り切れで、何かで当日券が発生しないとも限らない…開演前にお運び頂く他無い…」という話しに…今日、行ってみた…券は…全く無かった…何処かから「最後に数枚残った…」のようなモノでも出て来る可能性に賭けたのだが…無理矢理に中に入るという“最終手段”が無くはなかったが、そういう“不正規な型”で潜り込むというのも、余り愉しくない…何事につけ「横車」的なことは唾棄すべきであろう…ということで諦めた…偶然に、2007年以来の付き合いであるベース奏者のヴィターリー・ブィチコフ氏に、劇場辺りで会えたので「善し」としたい…
個人的にはかなり残念だが、他方で彼らが安定した人気を誇って活動を継続中である様子を実感することが出来た。正しく「みなさんによろしく!!きっとまた何処かで…」という感だ…
販売60枚でも入手出来る場合が在る入場券が、販売千枚近くでも入手出来ない訳である…何処かで「そんなにか?!?」という程度に多数の券を持って行ってしまって、出回った枚数が最初からやや少なめだった可能性も在るが…
ユジノサハリンスクは人口20万弱と言われる街だ。催事や買物や仕事で出入りする周辺市町村人口を合わせた“商圏”という捉え方では30万人前後の地域である。そういう地域だが、音楽の演奏や演劇の公演や展覧会の類など、文化的催事が盛んだ、日本の「30万人商圏」というような地方の地域と比べて如何であろうか?ユジノサハリンスクは、サハリンに在っては圧倒的な規模と存在感を持つ最大の都市だが、「文化的活動」というものは、もっともっと規模の小さな都市にも及んでいる…稚内にやって来て、活動の成果を発表してくれた経過が在る幾つかのモノを思い出すだけでも、水準の高さに驚くのである…
何か、低温ながらも好天に恵まれ、用事を確り足すことも叶って非常に善かった反面…コンサートに行けずに残念な思いをしたり、飛行機の件で気分を害したりということも在った…吉凶が入り乱れるというのが、普段の暮らしというものだ…
明日は…とりあえず無事に新千歳空港へ向かうフライトを捕まえて乗るだけだが…多少「不愉快な案内」となった21時発にせよ、出発前に聞いていた18時台にせよ、朝はゆっくり動き出せば好い…とりあえず、今日はゆったりと過ごすだけだ…好天だったので、多数の写真を撮った。今般、用事で会った方の中に拙作を御覧頂いた方が在った。「大変に佳かった」と御感想を仰っていた。そういうことを聞くと、所詮は「素人の道楽」―何かで「○○の様子」と紹介する資料に利用可能な場合も在るという、“実用的側面”もゼロではないが…―で撮っているモノだが、少しだけ「余分に愉しい」という具合になる…
昨日は偶々切れていた、宿の館内の珈琲が在るのが眼に留まった…「何時でも休んで構いません」体制の前に、珈琲を頂くことにする…
とりあえず今思っているのは…「明日の日中の好天を期待」というだけである…
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