福岡市博物館(2013.12.21)

福岡タワーが見える辺りに出て、少しキョロキョロと辺りを探して…

↓福岡市博物館の建物を見付けることが出来た…
11476487915_e8826b71a2[1].jpg
↑空が映り込む、硝子張り部分が多い建物だ…展示をしている場所、収蔵庫の他、色々な目的に使うスペースも備えている大きな建物である…

福岡市博物館は、従前からの資料館が手狭になっていたことを踏まえ、アジア太平洋博覧会(よかトピア)の開催に合わせて建てられた。建物は博覧会会期中にパビリオンとして利用され、その後1990年に博物館として整理されて開館し、今日に至っている。

ここは“金印”を所蔵していることで知られている博物館だ…“金印”というのは、高校の日本史の教科書、或いは小中学校の社会の教科書でも見た記憶が在るのだが、中国の王から「倭の王に封じる」というような意味合いで贈られたと考えられる、古代の印章である。金で出来ているから“金印”だ…

とりあえずこの“金印”が視たかったのだが、確り視てきた!!その「小ささ」に多少驚いた…何か、拡大した写真を教科書で視て覚えていて、「人の握り拳位は在る?」と勝手に思っていた…意外だった…

「印章」ということで考えると、「こんなもの…」なのかもしれない。官公署等の書類に押されている場合が在る角印の、小さ目な印象を受けるモノのような大きさだ…何か印章というよりも、「小さな金属塊」という感じもする。昔は金や銀の重量を測って、重量で貨幣価値を示していたそうだが、この金印はそうした「軽量して値を示すような仕組みの貨幣」のようにも見える。少し離れると、何となく「コインのような大きさ」にも思えた。或いはこういうような大きさの金の塊は、宝飾品を造る工房にでも在るのかもしれない…見付けた人は、「光っている?何?小さな金塊?!」というようなことで拾い上げたのであろうか?小さなモノながら、色々なことを想いながら視た…

この金印は、常設展示に踏み入って直ぐに在ったのだが、見学した常設展示は「福岡の歩み」が時系列に学ぶことが出来るようになっている。大変に興味深く見学した。

福岡は、古代から大陸との交流の舞台となっていた…中世にも博多が交易港として栄え、「日本初のチャイナタウン」と紹介されていたが、宋(日本の中世に中国に在った国の呼称)の商人達の中で博多に定住して活躍する人達も在ったのだという…戦国時代には、大名達の争いの舞台ともなったが、豊臣秀吉の時代に博多の町が現在の基礎になる型に整備されたという…そして幕藩体制の時期に城下町の福岡が整備され、博多と福岡が双子都市として歩み、明治以降の近代に向って行く…

こういうような経過が、豊富な収蔵品や解説図、ビデオ等で詳しく紹介されている。近代に至るまでの経過に関する展示も面白かったが、近代以降の展示にも街の雰囲気等を伝えるモノが色々と在って愉しめた。更に、戦後の経過を紹介した辺りでは、福岡が非常に盛り上がった“西鉄ライオンズ”も取上げられていて、レプリカか本物かは判然としなかったが、黄金時代の選手達のユニフォームが綺麗に並んで飾られていたコーナーも在った…

↓私が訪ねた際、館の入口を入ったホールには、“山笠”が飾られていた。
11476620236_325dccfee8[1].jpg
↑その巨大さに驚く…弁慶と牛若丸の物語を題材にした人形が据えられていた…

福岡市博物館を訪ねると、様々な伝統、色々な経過を持っている福岡の歩みというものに、手軽に親しむことが叶う。なかなかに好い場所だ…

↓見学後に振り返った…
11476622676_5c00dd4f4b[1].jpg
↑新しい建物だが、なかなかに趣が在る…

この辺りは「アジア太平洋博覧会(よかトピア)を契機に整備が進んだ」と見受けられる地区だが、海岸部であり、広い歩道も整っていて散策するのが愉しい雰囲気も在る。何時かまた訪ねてみたい…

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック