12月19日は朝から太宰府を訪ねたが、存外な風雨の強さであった…それでも…何となく柳川を目指した…そして柳川に至る手前辺りから、乗っていた西鉄電車の車窓は明るい感じになり、柳川駅前に出てみれば「晴れた!!」という感じになっていた…
「歩き回ってみようか…」と辿り着いた場所で、丁度天候が好転しているという事態は、大変に嬉しいものだった…
柳川では、古くからの街並みの一隅を占めているという「北原白秋生家」という場所を目指してみようと考え、駅辺りの観光案内所で地図を入手した。目指そうとした「北原白秋生家」は「50分?結構掛かりますよ…」ということだったが、2時間や3時間歩き回るには悪くない好天だったので、地図を頼りに歩き回った…
柳川は古くからの城下町で、鉄道が通ったのは時代が下ってからということであるため、古くからの街並みは駅からやや離れている。柳川に限らず、古くからの街ではよく見受けられる状況だが…
↓少し歩くと濠が見えた…
↑所謂“川下り”―濠を行き交う遊覧ボート―の様子が見えた…「時代劇の小舟」そのものだ!船頭さんが竿で小舟を操っている…
城の防御施設であったモノ、城下町での輸送のための水路というようなモノが、近代以降も長くその姿を残している…“水郷”とも呼ばれる柳川に特徴的な濠というモノだ…
少し背が高いような、大き目な施設は濠から少々離れた場所に見受けられ、濠の周辺は多少新旧が入り混じっている住宅風な小ぶりな建物が並んでいる。そして、濠の周辺には様々な植栽も見受けられ、なかなかに美しい…
濠から多少離れた辺りの、幅が広い道路をぐんぐんと進む方が、目的の地点にとにかくも至ろうということなら便利と見受けられるが、景色が美しいことから、多少遠回りかもしれないとは思いながらも、敢えて濠の傍を歩くようにしていた。
↓濠の縁の樹に花が!!
↑複雑に広がる濠には随所に小さな橋が架かっているのが、少し向こうを視ると判る…
何か「古くからの住宅街」風な、濠の縁に建物が見受けられる所も多いのだが、「公園の中の小川」という趣になっている箇所も見受けられた。
↓公園風な場所は、正しく「心地好い水辺」の趣だ…
↑水辺に棲む鷺も翼を休めていて、“川下り”に使われている小舟が繋がれていた…
↓古くからの小さな橋、植栽が入り混じり、何とも名状し難い独特な風情を醸し出している箇所も見受けられた…
↑非常に背が低い橋だ…
この非常に背が低い橋の辺りの雰囲気が面白く、暫く眺めていたが…“川下り”の小舟が、背の低い橋の向こうに現れた…
「小舟はどうする?」と思って視ていると…船頭さんは姿勢を低く、舟の上にしゃがみ込むようにして、小舟の先を橋の下に押し入れた…橋の下で、しゃがんでいる船頭さんは橋の裏面に掌を当てるようにして小舟の方向を整え、更に橋の裏面を掌で押すようにして、小舟を橋の下から出した。船頭さんはすうっと小舟の上に立ち、また竿を手に舟を操り始める…なかなかに素早い技だった…驚いてぼんやりとしてしまった…
この柳川の濠の在る風景…「風雨が強い場面が多かった中での好天」ということで殊更に記憶に残るのだが…余所には「在りそうで無い」という趣が忘れ難い…
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