九州を訪ねる場合の「定番な訪問先」という感の太宰府天満宮について、2010年の極短い上陸、2011年の枕崎到達、2012年の7県巡りと、過去の訪問で全く立寄っていないことから、「一寸寄っておこう」と思い立った。加えて、近くの九州国立博物館で丁度開催中の企画展が、大変に興味深い内容であることを偶々知り、「是非!!」という想いを高めていた…
太宰府天満宮や九州国立博物館を訪ねるには、西鉄の太宰府駅に向かうのが便利だ。太宰府駅に関しては、西鉄の天神大牟田線の二日市駅から「枝のような路線」が在って、二日市駅で乗換えると善い…
この「枝のような路線」…“太宰府線”と呼ばれるらしい。往路も復路も「ぼんやりしていた間に、列車は到着してしまった…」という印象だ…一寸確かめてみると…「西鉄二日市⇔西鉄五条⇔太宰府」という、地元の方に一寸申し訳ないが真ん中の「五条駅が余り記憶に残らない」ような感の2.4kmの区間なのだ。2.4㎞…歩けば結構な時間を要するが、電車であればあっという間に着く距離だ…
特急で二日市に着いてみると、太宰府線の乗換案内が在って、誘導に従って乗場へ向かうと…
↓こんな車輛が待っていた…
↑見慣れない色…「アイスクリームに、こういうような緑系のモノが在ったような…“○○ミント”というような按配の…」と思っていたのだが、後からこの車体色は“アイスグリーン”と呼び習わされていることを知った…
アイスグリーンに赤いアクセントのライン…「この路線では、標準的な塗装なのか?」と思いながら、やや武骨な感もする車輛を眺めた。後に西鉄の列車を利用しながら、駅で見掛けた車輛は、このアイスグリーンが多かったのだが…
鉄道車輛というもの…基本的には“箱型”なものだが、デザインは色々である。初めて出くわしたモノの場合、何となく眺めるのも愉しい…このアイスグリーンの車輛を眺めていて、何か不思議に思った…最初は「何となく落ち着かない…」程度に思ったのだが、車輛の正面をよく見ると、左側は「平らな面の上に平らなガラス窓」なのだが、右側は「曲面がやや強めで、正面から横までの曲がりを帯びた大きめなガラス窓」になっている。左右が非対称だ…
↓少し不思議な印象を受けたが、この車輛に関してはこちらに情報が在る…
>>5000形|車両のご紹介|電車情報|西鉄くらしネット ─バス・電車情報やおすすめ情報─
正面が左右非対称だが、写真の右側である「側面側に窓が広がっている、曲がりのやや強い面の側」は運転台になっていて、視界を良くする工夫であるようだ…“デザイン”には“理由”が在るという訳だ…
↓正面は一寸個性的な感じだったが、横から見る分には「大都市部でよく見掛ける、ロングシートの電車」という按配で、特段に「?」と思って眺めるという程のことも無かった…
↑乗降用の扉は3箇所…よく在る感じだ…
この5000型…初めてのモノが登場したのは1975年だという。既に随分経つ…上記の西鉄のウェブサイトによると「40編成136両保有」で、西鉄で最も数が多い車輛であるとのこと。沿線に住んでいる人達や、西鉄の列車を日常的に利用している人達が「電車」と聞いて真っ先に思い浮かべるのはこの車輛かもしれない…普通列車の他、込み合う時間帯には特急での運用も在るという。あの8000型はクロスシートで乗降扉が2箇所なので、込み合う時間帯のピークには、やや利用し難いかもしれない…
二日市…「2が付く日に市が催される」ということが地名の由来になっているようだ…各地に在る「X日市」という地名と同じだ…古くから栄えた太宰府に近い地域でも在り、少なくとも15世紀には“二日市”という地名が文書に現れており、明記こそされていないものの二日市辺りを指すと考えられる市の記録は相当に古くから在るようだ…
↓この二日市から「あっという間」という感で太宰府に着いた…
↑随分短い乗車だったと思いながら、乗って来た車輛を視ると、既に行先表示が素早く切り替わっている…
この後、雨の中で太宰府地区を歩き回ることになったが…改札へ向かいながら、ふと思った…乗車していた二日市・太宰府間の電車は、両駅間を一日に何回往復するのであろうか?
旅に出て、こうした「地元私鉄の普通列車」のような、訪ねた地域の人達が日常的に利用する交通機関を利用してみる…愉しいものだ。
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