吉松駅から赤いキハ220で人吉駅に着いてみれば…
(※キハ220は別途御紹介済み…)
↓赤い列車が3本集まる光景に出くわした!!
↑各々に個性が在る3本の列車だが、何れも同系色で塗装が施されていて、なかなかに壮観だ!!
キハ220が到着した時点で、既にホームで待機していたのは…
↓<いさぶろう/しんぺい>だ…
↑人吉から吉松へ向かう下り列車が<いさぶろう>で、吉松から人吉へむかう上り列車が<しんぺい>である。この人吉駅で待機している状態は<いさぶろう>である…
<いさぶろう>は、人吉・吉松間の鉄道が建設された当時の逓信大臣であった山縣伊三郎に因む命名で、<しんぺい>は同時代の鉄道院総裁であった後藤新平に因む命名とのことである。列車の愛称として、こうした人名が出て来ると、利用する時に「○○さん、乗せてもらいます…」、「無事に着きました。○○さん、ご苦労様…」というような感じにもなるだろうか?
こうして、昔活躍した方のファーストネームを平仮名にして列車の愛称にするというアイディア…日本国内では少し斬新ではなかろうか?欧州などでは、列車の愛称が人口に膾炙しているようにも思えないのだが、配布される列車の運行予定表等には、運行されている地域に縁が在る音楽家や作家のフルネームが冠せられているモノが在ったことを記憶している。
1996年から、人吉・吉松間でこの<いさぶろう/しんぺい>の愛称を冠した列車の運行を始めていて、2004年にこの列車の専用車を用意し、2009年からは現在も使用されているキハ47を改造したモノが投入されている。
JR九州では、この深みが在る赤を“古代漆色”と呼んでいるようだ。800系新幹線の白いボディーに引かれたラインの赤と同じ色とのことである。
やがて、もう1本列車が到着する…
↓<九州横断特急>だ…
↑別府・大分から、列車名のとおりに九州を横断して熊本に至り、八代を経て人吉までやって来る列車だ…キハ220と並ぶと…初登場の時期が異なっている故のデザインの違いが面白い…
この<九州横断特急>は、2輛運行が基本になっているようだ。人吉に着いた列車は、折り返し、八代や熊本を経て大分・別府を目指す…
使用されている車輛はキハ185である。国鉄民営化の前の1986年に、四国地区向けに製造された車輛だった。当時の“急行”を“特急”としていくことを念頭に投入された車輛のようだ。輸送量に見合った、短めな編成を組んで運行することを考慮した車輛であるのだという。
JR四国の路線で活躍していたキハ185の一部について、JR四国が新型車輛を導入したために余剰となったことから、JR九州へ売却された。その車輛の一部が改装され、<九州横断特急>となっている次第だ…
人吉駅で「何時か乗車してみたい…」とも思う列車と、乗車してなかなか気に入ったキハ220の「3本の赤い列車」が集結した様子を視たのは、何となく嬉しかったが…この後、街へ出てみると風雨が強めで、余り動けなかった…自分の中で“積み残し”と呼んでいる「再訪希望」な気分が日々高まる…
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