そういう「つまらない事由」で、「ウォークマンのライブラリーを再構成」という作業は、それ程進んでいる訳でもないのだが…漸く、新しいモノを入れることが出来た…
↓こういう作品をウォークマンに取り込んだ…
Brooklyn Purple / 纐纈歩美
↑最近、俄かに気に入ってしまった作品だ。ウォークマンに取り込んだので、出先でもゆっくり愉しむことが出来るというものだ…
Brooklyn Purple(ブルックリン・パープル)…何となく好いタイトルだ。残念ながらニューヨークを訪れたことは無いのだが、“ブルックリン”と聞けば思い浮かぶ大きな橋梁が、黄昏や早朝の紫色を帯びた空を背景に聳え立ち、行き交う人々や車輛を睥睨しつつ、街の歴史を見詰めているような…何かそういうようなことを想起させるタイトルである…
このタイトルだが、ニューヨークのアーティストと共演を果たした録音ということで、「ニューヨークの地名に因んだ…」というような考えで命名されたものと見受けられる…なかなかに好い…
ジャケット写真の美しい女性アーティスト…纐纈歩美(こうけつあゆみ)である。サックス奏者だ…
音楽好きな友人と話題にしたのだが…“纐纈”(こうけつ)を一瞥すると“綾瀬”(あやせ)のように見える。何処かでアルバムの紹介を何となく視たり、演奏を聴いて、アーティストについて調べようとすると…思わず“綾瀬”(あやせ)で調べてしまい、「該当するアーティストが居ない!?」という話しになってしまう…これは“纐纈”(こうけつ)である。御本人の本名であるとのことだ…「纐纈」とは絞り染めの模様を指す旧い言葉らしい。それが転じて姓としても用いられるようになったということで、美濃国で起こった姓らしく、現在でも岐阜県や愛知県で比較的見受けられるらしい。因みに纐纈歩美は岐阜県出身とのことだ…
余り見掛けない姓なので、その話題が膨らんでしまったが…話題を戻す…
この<Brooklyn Purple>は、非常に気に入っている。2010年にCDデビューを果たした纐纈歩美は、概ね「年1枚」でアルバムを発表し、本作は4枚目となっている。残念ながら他作品は現時点では聴いていないが、それでも「着実に積み上げてきたもの」が在るのであろうと伺わせる作品だったと思う。
本作は、ピアノ、ベース、ドラムスと3人の演奏家を迎えて、基本的にカルテット編成の演奏をしているが、中には「ピアノ伴奏をバックにサックスを演奏」という非常にシンプルな作品も在る。楽曲は10曲在り、5曲は作曲者として纐纈歩美自身の名が挙がっている。
各作品だが、各々にピアノ、ベース、ドラムスの「聴かせどころ」も適度に入っていて、それぞれに好い。聞き覚えが在るメロディーであろうが、初めて聴くオリジナルであろうが、殆ど気にせずに、夢中で愉しめる演奏だと思う。ハッキリ言って、最初から「知っている曲か、そうではないか」ということ等気にせずに演奏を聴くことを愉しむ性分では在るが…「何となく」レベルの「個人的好み」だが…所謂“カルテット”でジャズ系統の演奏というモノのバランスが、非常に面白いと思う…
「ピアノ伴奏をバックにサックスを演奏」のものは<Calling You>なのだが…これが秀逸だ!!サックスは「歌う管楽器」という感じがするのだが、正しく「歌」という感の演奏だ…
時々、「これは好いぞ!!」という作品に出会うと、一寸奨めてみたくなるというものだ…
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