巨大な大陸国の東端付近の「島々から成る州」の中心都市では、彼が打ち立てた国の赤い旗が下ろされた後もそのまま彼の名は通の名として残り、彼の巨大な像はその名を冠した通を見詰めている。
↓通を見詰めているようにも、東の空を見上げているようにも見える像だ…
↑目線の先に何が在るのか?
彼の足下を、父親に手を引かれた幼い少年が通り過ぎる。
幼い少年にとって、父親は「何でも知っている人」に他ならない。少年は問う。「これは何なの?」と。
父親は一瞬息子を見下ろした後、巨大な像を見上げた。父親は言う。「レーニンだ」と。
少年は重ねて問う。「何をしているものなの?」と。
父親は進む先に目線を向けたまま、「彼を記念したものだ」と答える。
親子連れは足早に去って行った。交わされる言葉は直ぐに聞こえなくなった。少年の記憶に、この像は「どのようなもの」として刻まれるのか?
好天の日の夕暮れである。「秋晴れ」という形容が似合いそうな様相を呈している。こんな時季、街を行く人達は「Tシャツ、短パン」の人も在れば、半袖も長袖もノースリーブも見受けられ、他方で温かそうな上着を着た人や、軽めなセーター姿の人も居る。「時季だから○○な服装」という概念は希薄なのかもしれない。
↓夕焼けを背景に佇むレーニンの足下に、大勢の人達が集まっている…
↑何か催しが在るでもない、「或る晴れた土曜日」以上でも以下でもない…
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