『オレたちバブル入行組』

実は最近、知人が録画していたテレビドラマ『半沢直樹』を愉しく拝見する機会が在った。ドラマの原案となった小説の存在を知り、よく視れば作者は最近愉しくその作品を読んだ人であった…

↓この作品を大変愉しく、夢中で読了した!!

池井戸潤/オレたちバブル入行組

バブル期に大手銀行に就職した主人公の半沢達…その後、銀行を巡る情勢は大きく変わっている…花形業種に入り込んだエリートであった筈の銀行員であったのだが、何時の間にか何か疎ましく思われてしまうような側面さえ持つような状況であった…

主人公の半沢は大阪の大型店で融資課長を務めている。そこに“事件”が起こる…5億円もの融資が、数ヶ月で焦げ付き、回収困難に陥ってしまったのである。

当初から半沢は胡散臭さのようなものを感じていたが、何時の間にか不始末の責任を負う“生贄”にされてしまいそうな状況に陥ってしまった…

半沢は債権の回収を図ろうと奮戦する中、“事件”の思いも掛けない“裏側”を暴くことになる…

或いは、「人を幸せに出来ないかもしれないシステム」の中で奮戦する半沢の姿を通して、「現代の社会」というようなものを告発するかのような一面も在るように思えた作品だった…

巷では、存外に「卑怯な振る舞い」が“見逃され”、或いは“容認”されてしまっているということが多いかもしれない。そんな中で、それを「許すまじ!!」と奮戦する半沢の姿は痛快である…

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