サハリン州郷土博物館のライトアップ(2013.08.06)

サハリン州郷土博物館は、“樺太時代”の1937年に竣工した当時の「樺太庁博物館」の建物がそのまま利用されている。当事者の博物館としては、“樺太時代”には「ソ連のサハリン」の中心的都市であったアレクサンドロフスク・サハリンスキー(往時の国境だった“50度線”の北側に相当する日本海岸に在る街)が、「ユジノサハリンスクの現在の建物に移転」という理解のようだ…

この「樺太庁博物館」の建物は、当時の日本で流行した“帝冠様式”(ていかんようしき)という型の建物だ。通常のコンクリート造の建物に、和風の瓦屋根を組合せたような様式である。現在の国内でよく知られている例としては…名古屋の愛知県庁の本庁舎が挙げられる…現在となっては「かなり珍しい」様式になると見られる建物だ…

サハリン州郷土博物館には、地域の自然や歴史に纏わる展示が多く在るのだが…或いは「建物そのもの」も「大変に眼を惹く展示品」ということになるかもしれない…

6月下旬、この建物に関して「ライトアップが施されるようになった」という報が在った…これが大変に視たかった…

↓視る機会を設けることが出来た!!
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この時季、稚内は午後7時頃まで結構明るいのだが、サハリンでは午後9時台まで明るい…「闇夜に浮かぶライトアップされた博物館」を視るとなれば、9時台以降に足を運ばなければならない…

↓若干、望遠にしてみる…
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↑「年季が入った、多少装飾が施された建物」というものは、ライトアップが様になる…2000年代に函館の職人が修繕したという瓦が映える…

かなり以前にも、照明を当ててライトアップを試みたそうだが、何か余り人気が出ず、止めてしまっていた経過が在るのだそうだ…しかし、「ライトアップが好さそう…」と永年に亘ってユジノサハリンスクで活動している日本人事業家が尽力し、資金提供をして、この種の仕事の専門家も招聘し、この度のライトアップが実現したのだそうだ…

何か「7月開始」という予定であったそうだが、プーチン大統領の来訪という話しが在り、「6月開始」に前倒ししたらしい…

↓少し端の方からの見え方も好きだ…
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私が立ち寄った時にも、一寸足を止めて眺めたり、写真を撮る人も多かった。以前から“人気スポット”ではあるが、ライトアップで更に人気が高まりそうだ…

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