ニッカ カフェグレーン 45度 700ml

“ウィスキー”と一口に言っても、スッコチの系譜となるモノだけを考えてさえ色々な種類が在る。

比較的安価なモノから高価なモノまで在って、幅広く売られているものは…“ブレンデッド”ということになるだろうか?そして「大麦麦芽(モルト)のみを原料とする」という“モルト”が、「一寸佳い酒」という雰囲気になるだろうか?

これらに対して“グレーン”という代物は、やや影が薄い…“グレーン”というのは、「トウモロコシ、ライ麦、小麦などを主原料にする」というモノで、通常は“ブレンデッド”に加えられるモノで、「単独のグレーン」は稀かもしれない…

↓そんな「単独のグレーン」を見付けて、試さずには居られなかった…「美瑛の旅」から戻って以来、専らこれである…(偶々、出掛ける前に発注し、帰宅した日に折り良く受け取ったというだけのことだが…)



ニッカ カフェグレーン 45度 700ml

↑何か「非常に素朴なラベル」なのが好い…全く“飾り気”が無い「中身で勝負!!」というような「潔さ」に圧倒される感じもする…

「“モルト”に較べ香味に乏しい」とされる“グレーン”であるので、“ブレンデッド”に加えて“モルト”の「“クセ”を和らげる」とされているようだが…“グレーン”もまた、丁寧に蒸留された「独自の味わい」を持つ代物である。この酒はそんなことに想いを巡らせてくれる逸品だ…

今回入手した“グレーン”は、かのニッカの製品である。北海道民の端くれ―実際に北海道の端の方に住んでいるが…―としては、創業者がウィスキー造りを学んだスコットランドに似た環境を求めて、余市で会社を興して蒸留所を築いたことから歴史が始まっているというニッカには親近感を抱くが…同社では1960年代になって仙台の郊外に宮城峡蒸留所を設けていて、この“グレーン”はそこで製造されている。

ニッカの宮城峡蒸留所では、“カフェ式連続蒸留機”という器具を使用して“グレーン”を製造しているという。“カフェ式連続蒸留機”という器具は「原料本来の香味が残りやすい」という特徴が在るのだそうだ。その器具に因んで『ニッカ カフェグレーン』と名付けられている。

「原料本来の香味が残りやすい」という特徴が在る器具で製造されるらしいが…なるほど、穀物に由来する甘味が感じられる…「材料由来の甘味」のようなものが感じられるという意味で、何処となく“本格焼酎”に近い雰囲気も在るのかもしれない。この“グレーン”は一部の麦焼酎に少々似ている…或いは麦焼酎というモノが、“グレーン”と似たようなモノなのかもしれない…或いは、麦焼酎に関して、「ウィスキーのような“色”を帯びることをしない…」という業界内での暗黙の了解のようなものがが在るらしいから、「麦焼酎と“グレーン”が似ている」という感想も、当然なのかもしれない…

この“グレーン”…専らロックで頂いている。多少蒸し暑い感じ―と言って、私が居る稚内は“猛暑日”に見舞われている地域の“冷房設定温度”より低いかもしれない気温だが…―がする昨今…ウィスキーのロックは素敵だ…

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