『密売人』

↓かの“北海道警察シリーズ”の第5作が文庫で登場した!!

佐々木譲/密売人 ハルキ文庫
↑最早お馴染みの劇中に登場の刑事達の活躍を愉しく読了したところである…

このシリーズは『笑う警官』から起こっている。警察部内の不正に関して議会で証言することを引き受けた津久井が殺人の濡れ衣を着せられてしまう。彼と過酷な潜入捜査を共にした仲間でもある佐伯は、助けを求められて真相を探ろうとする。小島や新宮らがそれに協力する。近所の“ブラックバード”という店が「裏の捜査本部」のようになって、佐伯達は津久井が巻き込まれた事件の真相を解き明かす…

この佐伯、津久井、小島、新宮といった面々が一貫して“北海道警察シリーズ”で活躍している面々だ。今作でもそれは変わらない…

釧路港で…函館の病院で…相次いで遺体が発見された日…小樽の郊外で自動車が炎上し、そこからも遺体が発見された…

そんな事件が伝えられた日の朝、札幌市内の小学校で男が女子児童を校門の前から車で連れ去るという騒動も起こっていた…

津久井、小島、佐伯と新宮は各々の仕事に勤しんでいるが、伝えられる遺体発見のニュースの死者の名に“引っ掛かり”を感じ、更に「児童誘拐!?」という騒動の関係者との間の“共通項”に思い当たる…

次々と起こる事態が収斂し、事件が大きくうねる…この“北海道警察シリーズ”らしい展開が見られる…

タイトルの“密売人”とは?誰のことで、何を密かに売っているのか?なかなかに面白い!!

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