SRO(4) 黒い羊(中公文庫)
↑第1作は「年度初めに新部署(SRO)が発足」という時季だったが、本作では夏休み時季になっている…
SROは、必要が在れば全国の何処へでも出向いて捜査活動を行うのだが、それでも“建前”としては「各都道府県警察等、関係官署の協力要請を受けて活動」ということになっている。その「関係官署の要請」が初めてもたらされた…
SROに協力を要請したのは法務省である。医療少年院に6年間居て退院した男が、富良野のペンションで働いていたのだが、行方不明になってしまっていた…この男は、中学生の頃に家族4人を殺害してしまった過去が在る…
法務省ではこの男をそれとなく観察し、定期的に担当者も面談する等のアフターケアをしていたが、突然に姿を消してしまったことで困惑している…また、男が姿を消した前夜までペンションに滞在していた学生グループの1人も、約1週間連絡が取れなくなっていて、家族が捜索願を出したところだった…山根は2つの行方不明に“関連”が在りそうであると考え、山根は富良野へ飛んだ…並行して、SROは姿を消した学生の周辺を調べ始める…
思いも寄らない行動に出る男の姿を求めて、SROの面々が奔走するのだが、そのプロセスが非常に面白い…本作のタイトルに在る「黒い羊」…キーワードだ…
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