『SROⅡ 死の天使』

↓連休中に夢中になってしまったシリーズの第2作である…



SRO(2) 死の天使(中公文庫)

↑時間軸としては、第1作の半月程度後という具合になっている…

第1作の“ドクター”の一件で、SROは恐るべき凶悪事件の容疑者を確保したが、その手法が部内的に問題になり、「半ば謹慎」のような状況だった…他方、永く行方不明で在った人達に関する調査から凶悪犯に至ったという成果と能力が一定程度注目され、各地から行方不明者に関することや、余り関係の無いことまで含めて、色々な投書が舞い込むようになった…

「半ば謹慎」な状況下、SROの面々は投書に眼を通していたが、「気になる」モノが在った。形式的には依願退職ながらも、実質的には栃木県内の病院を解雇になった元看護師の投書で、「不審な死に方の患者が目立つ」という話しである。元看護師は看護協会にも訴えの投書をしたが、何らの動きも無いので、噂のSROに投書をしたという次第だった。

「不審な死に方」というのは、入院に至った疾患以外の事由で亡くなるというものである。更に、各々の事情で「長く生きたくはない」と考えているような患者がそういう例で亡くなっていて、「生きたくない」という願いを聞届ける“死の天使”が居るという都市伝説のような話しも在った…

山根はこの問題に関心を寄せて調査に着手するが、「半ば謹慎」な状況下、刑事部長に動きを封じられる…そこで山根が取った打開策は?

部内的に足を引っ張られるという状況も生じる中、各々の持ち味を活かして、長期に亘って恐ろしいことを繰り返していた容疑者を炙り出す物語…なかなか面白い!!

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