↓ここまで以上に勢いよく、愉しく読了した『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の第8巻である…
宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC8
↑タイトルの『宇宙と惑星と』は「そらとほしと」と読む…“宇宙”を「そら」と読むのは、かの映画『機動戦士ガンダムIII めぐりあい 宇宙』以来ではないかと思う…“ガンダム”では定番である…
モビルスーツ<ユニコーン>と、それに乗る主人公のバナージが最初に収容された、連邦軍の宇宙艦<ネェル・アーガマ>であるが、第5巻で描かれた“ラプラス”での戦闘後、地球軌道で「待機」という名目の足止めを喰らってしまっていた。
この艦は“ロンド・ベル隊”の所属ということになっているのだが、工業コロニー“インダストリアル7”での隠密作戦のため、“参謀本部付”という型になっていた。「機密!!」というようなことで、本来の所属である“ロンド・ベル隊”までも含み、自軍の他艦船等との自由な交信もままならない状態だった。<ネェル・アーガマ>と思うように連絡が取れずに不満を抱いているのは、“ロンド・ベル隊”側でも同様であった。“ロンド・ベル隊”司令であるブライト・ノア大佐は、座乗する旗艦<ラー・カイラム>が、寄航中のトリントン基地で旧ジオン軍系のモビルスーツ隊に攻撃を受け、艦に損傷も発生していた“非常事態”を口実に、無理矢理に<ネェル・アーガマ>と交信し、想いを<ネェル・アーガマ>に伝えたのだった…
2週間も足止めという状態に倦み、艦内の空気も険悪になっていた宇宙艦<ネェル・アーガマ>では、ブライト・ノア大佐の密命を受け、独自の行動を開始し始めた。
他方、ビスト財団は「ラプラスの箱」関係の一件を解決するため、連邦軍の宇宙艦<ゼネラル・レビル>を引っ張り出し、それを拠点に宇宙での行動を始める。そこにはモビルスーツ<バンシィ>を持ち込んだアルベルトの姿も在った。アルベルトは「<バンシィ>のパイロット」として、やや意外な人物を従えていた…
モビルスーツ<ユニコーン>に乗るバナージが「ラプラスの箱」の情報を求めて行動する中、フル・フロンタルが率いる“袖付き”も蠢く…やがて事態は意外な進展を見せる…
ということで、この第8巻のあらすじに関しては、「未読の皆さんのお愉しみを妨げない」ことを意図すると…一寸綴り悪い…「そう来る!?!?」という展開を見せる…
この第8巻には“ジオン共和国軍”というものが登場する。“ジオン共和国”というのは、スペースコロニーの独立を掲げて戦争を起こした経過が在る“ジオン公国”の後身ということになる国である。この国に関する作中での言及…読んでいると「何か…“何処かの国”を想わせる…」というものが在る。或いは、同じ作者の手になる『亡国のイージス』に在ったお話しのような…何か不思議な感じがした…
この第8巻で、作中人物達は各々に、何かを乗り越えて新しい段階に踏み出していたり、突き抜けられない何かに鬱々としてみたりと、それぞれの「物語の展開を受けた“変化”」が顕著になってきていると思う。
いよいよ、“独自行動”の宇宙艦<ネェル・アーガマ>に集った人達、フル・フロンタルが率いる“袖付き”、背後にビスト財団が蠢く連邦軍と各陣営が「一件落着」に向けて走り始める感となってきた…
益々、このシリーズを読む時間が欲しくなる!!!
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