『仮面ライダーエターナル』

↓かなり久々にレンタルの店に寄り、眼に留まったので思わず借りたDVDである…

Movie/仮面ライダーw Returns: 仮面ライダーエターナル

「稚内に映画館がオープン!!」ということになって日が浅かった頃…「とりあえず入ってみたい…」と『仮面ライダーW』の映画(※)を観たということが在った…この映画には、物語が展開する(架空の)街“風都”(ふうと)を危機に陥れる「狂気のテロリスト」にして「不死身」である敵役が変身する「最凶の敵」として“仮面ライダーエターナル”が登場している…

今回の作品、『仮面ライダーエターナル』はその「最凶の敵」がそういう様相で仮面ライダーWの前に現れる以前に関する物語である。「最凶の敵」であったエターナルに「恩義を感じている人物」が現れ、そのことをWとして活動している2人に語って聴かせるという仕掛けになっている物語だ…

主人公は大道克己という男である。交通事故で死亡してしまったが、彼を溺愛した科学者の母、マリアは研究中の「死体を甦生させる技術」を駆使して彼を甦らせた。これは、「死体を甦生させて最強の兵士を造る」という研究に発展した。計画は“NEVER”と呼ばれた…

この研究を支援した“財団X”は、他の計画への支援を継続するためにこの“NEVER”計画への支援を打ち切った。が、大道克己とマリアは独自に活動をすることにした。“死体”の“仲間”を集め、傭兵集団として活動していたのだった…

映画では、この大道克己を先頭にする“NEVER”を名乗る5人組みがWの前に立ちはだかり、街へのテロ攻撃に向けて蠢くのだが…本作は一寸違う…

“傭兵”として某国に潜む大物テロリストを襲撃しに向かった“NEVER”は、そこで“クォーク”と名乗る一団と出くわす。“クォーク”というのも“財団X”が絡む計画から生まれたもので「超能力兵士の集団を作ることを目指す」というものだった…

“クォーク”と争いになり、大道克己は“ヴィレッジ”と呼ばれる彼らの本部に連れ去られてしまった。そこで出会ったのは、「“クォーク”を育てるため」と称して方々から連れて来られ、閉じ込められて不自由な生活を強いられている人達だった…

この状態の中、大道克己は悲惨な状態に陥っている“ヴィレッジ”の人達を奮い立たせ、そこを支配するドクター・プロスペクトに敢然と戦いを挑むのであった…

というのが大雑把な筋なのだが…かなり“苦味”が強い物語である…なかなか興味深く観た!!

映画でもそれなりに個性的に描かれていて面白かった、大道克己の同志達、“NEVER”の面々についても各々少し掘り下げられている。各々が大道克己に見出され、同志となった経緯が仄めかされる…

“仮面ライダー”は、何処か狂気染みた力によって途轍もない能力を持つことになった主人公が、自らの意思で“悪”に向かって行くというような、或いは「主人公が自らの意思で“正義”を獲得しようとすること」に主眼があるドラマだと思う。或いはエターナルは、“正義”を掴み取ろうとした場面で大きな“挫折”に直面してしまう…やがて映画で描かれる“凶行”に走ることになるのだが…本作は、非常に「“仮面ライダー”!!」を感じさせてくれた…

「テレビシリーズから映画が登場し、映画に登場の劇中人物を主役に据えて、更に別なドラマ」というような例…特撮に限らず、なかなか例が無いと思う…結局、秀作はどういう風に切り取っても秀作であるということだ…

※↓以前に観た映画はこちら…

Movie/仮面ライダーw Forever: Atoz / 運命のガイアメモリ - コレクターズパック

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