↓1867年5月から9月頃の時期を扱っている5冊目である…

萩原延寿/遠い崖 5 ア-ネスト・サトウ日記抄
外国の公使達の間で評判が高まった徳川慶喜が、積極的に諸外国との交際を始めるというような時期の出来事が扱われている。
この時期、このシリーズの主人公でもあるサトウは各地を旅している時間が多く、「外国人目線の各地の様子」が伺える辺りが、なかなかに面白い。
そしてこの時期、徳川慶喜にかなり深く肩入れする感のフランス公使ロッシュと、他国に先駆けて「日本語を解する人材を育てる」ことも手掛けていて、方々に情報源を持つ英国公使パークスとの「異なる見解を反映した、異なる行動」とでもいうような、或いは“張り合う”ような場面が増えてくる…
かなり長大なシリーズに在って、何処となく「次の巻への繋ぎ」という雰囲気が強いような感を受けた…
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