『ボーイズ、ビィ・アンビシャス』

↓年末に入手し、年が改まってから読了した…

ボーイズ、ビィ・アンビシャス
↑東直己作品だ!!

『ススキノハーフボイルド』に高校3年生として登場した松井省吾が帰ってきた!!

松井省吾は大学1年生になっている。志望していた北大には合格出来なかった。そして、どうしたものか「三流」と言われる通称“グロ大”に入学してしまっていた…

そんな、何か屈折したような日々を送っている省吾の日常から物語は始まる。やがて事件だ…

地下鉄駅に近い交番の傍で、学生と見受けられる若者がヤクザに暴力を振るわれている。省吾は交番に駆け込み、何とかするように警官に訴えるのだが、警官は無関心だ。「何とかしろ!」と詰め寄ると、省吾は取り押さえられて、「公務執行妨害で逮捕」などと言われてしまう…

こういうような騒動から、話しがスピーディーに動いていく。何時の間にか、妙な事件に巻き込まれていく訳である…

本作には、あの“便利屋”も確り登場する。「ススキノ探偵シリーズ」の番外編という趣も在る…或いは、ハッキリそう思っていても構わないかもしれない…

他方、進学の希望が思うように行かなかった若者が、色々な出来事を潜って自分と向き合って行こうとするというような「青春ストーリー」でもある…

本筋から若干外れるかもしれないが…私が一寸前のめりになったのは…“便利屋”がサハリン渡航を企てる場面である…「ネタばれ」は未読の皆さんに迷惑であろうから、敢えて詳しくは綴らないが…

相変わらず、非常に愉しく読了した!!

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