↓この作品で、“俺”は50歳になった…

探偵、暁に走る
↑50歳になっても、“俺”は相変わらずである…
「独自の価値観を保ち続け、独特な“立ち位置”で昨今の世相を見詰める男」という風情の“俺”だが、今作辺りになると、「昨今の様子が酷く疑問」というニュアンスの考え方が吐露されている場面が多くなっている…それを読んで…かなり共感を覚えてしまったりするのだが…或いは、そうであるからこのシリーズに嵌ってしまったのであろう…
地下鉄に乗っていた“俺”は、多少酔った状態で地下鉄に乗り込んで来た、少し顔の売れたイラストレーターの近藤が乗り込んで来たのを見掛けた。近藤は、マナーの悪い若者といきなり揉め始めた…“俺”は間に入って、近藤を降ろそうと一緒に次の駅で下車し、その場をとりあえず収めた…そんなことが切っ掛けで、“俺”は近藤と酒を酌み交わした…
やがて“俺”は近藤と友達付き合いをするようになった…なかなか愉しかったのだが…ある日の未明、近藤が刺殺されてしまった…
“俺”は近藤が死に至ってしまった真相を探ろうと動き始める…そして得体の知れない様々なものが見え隠れする…
今作では、“俺”は近年色々と問題になっている様々な犯罪と対峙することとなる…そして、かなり危険な目にも遭ってしまう…
或いは“第2期”の、現在文庫で読める作品の中では、最も力が入った作品かもしれない…かなり引き込まれるものが在った…
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