場所は、コルサコフ港からユジノサハリンスクへ向かう途中、或いはユジノサハリンスク空港から市街へ接近する辺りの広大な駐車場の脇に在る。数年前から「あの大きな建物は何の工事でしょう?」と妙に目立っていたのだったが、漸く開業に至った!!
昨年11月頃の開業は「準備が整ったテナントから、順次営業を始めた」という状態で、「軌道に乗っていくには、もう少々時間を要する?」という雰囲気だったようだが…最近はその営業開始のテナントがかなり増え、ユジノサハリンスク駅との間に“無料送迎バス”まで運行され始めているのだという…
そんなことを聞いていて関心を寄せていたが、今回のサハリン訪問では、この“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)を訪ねてみる機会を設けることが出来た。
“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)を訪ねてみるのに、無料送迎バスを利用してみることにした…
無料送迎バス…ユジノサハリンスクの鉄道駅前の広場を発着しているという…そこで広場に行ってみたのだが、何処にも目印が無い…そこで…広場を発着するバスの券を売っていた場所で訊ねてみた…
このバスの券を売っていた場所で訊ねたのだが…「反対側…」と実に無愛想な返答だった…無愛想な返答は想定の範囲ではあったが、それにしても様々なバスが発着しているにも拘らず、“停留所”のような目印になるものは、辺りには全然無い…市内の主要な通を通るバスの停留所には、風雨や雪を避ける屋根が半ば標準装備のように備えられるようになっていたが、広場は「初めての人は利用困難??」と思えるような状況だった…
“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)との間を結ぶ送迎バスが発着していたのは、結局、1階が何時の間にか“ハンバーガーショップ”になっていた老舗ホテルの傍だった…その辺りで待っていると、“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)と表示されたバスが近くに現れた。発車予定時刻より多少早く着いたので待機しているということを運転手さんに尋ねて知った…
この送迎バスは、目的地の“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)に至るまでの通に在るバス停でも乗客を乗せる。途中での下車は原則として認めていない。路線バスと勘違いして乗って来る人も見掛けたが…ユジノサハリンスク都心から“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)までは15分程度だ…運賃は本当に無料である…
“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)…4階までが出入り可能だったが、何階建てなのか判らないような巨大な建物だ…4階の一部は未だ準備中な様子だったが、様々なテナントが既に営業している。「最も賑わう」という訳でもない時間帯だったので、館内は静かだった…様々なテナントが在り、普通に「一寸買って来よう…」と頭に浮かぶようなものは大概揃ってしまう…更にゲームコーナーや“シネコン”も在る…それからATMまで確り在った…
この“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)…正式には「商業・娯楽センター」と称するらしい…なるほど、ここなら一日中買い物をしたり、種々の娯楽に興じることも叶う…「豊かになっていく社会」を象徴するような存在かもしれない…無料送迎バスも在って、誰でも気軽に訪ねられるのだが、立地は「市街の南郊」というような位置で、「自家用車で訪れる」ことが「半ば前提」のような“郊外大型店舗”という有様だ…駐車場も1,000台やそれ以上も収容可能と見受けられる程に巨大だ…
“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)館内を眺めていて、「何か土産でも…」と思い付いたのだが、ある店で一寸見栄えの良いTシャツを見付けた。オレンジ色の物で、何となく気に入った…
このTシャツは600ルーブル(滞在した時のレートで計算すると1,800円前後…)で、私と似たような体型の男性も多い国だけに、私が好む大きなサイズも在った…2枚求めた。店員さんは若い男性だった。彼はオレンジの袋に買い求めたTシャツを入れてくれたのだが、私に袋を渡しながら言った。「Спасибо за покупка.(お買い上げありがとうございます)」とである!!
「Спасибо за покупка.(お買い上げありがとうございます)」…これは、失礼ながら「理論的には在り得る表現ながら、耳にすることは稀…否、殆ど期待出来ない表現…」と思っていた。それをTシャツを求めた店の、若い男性店員の口から聞いた。私は多少驚いた…バスの件を訪ねた場所での係員の“無愛想”以外に形容する表現が思い浮かばない対応の後だっただけに、驚きは大きかった…
昨年、ユジノサハリンスク市内の喫茶店を利用した際、「従業員同士の私語をさり気なく止めさせるマネージャー」という様子を見掛けたのだったが…何か「所謂“サービス業”の“マニュアル”が普及しつつある様」というのを、“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)館内で出くわした店員の様子から感じ取った…
何でも揃うという趣の「商業・娯楽センター」の存在自体が「豊かになっている社会の象徴」という感もするのだが、中で働く人々も多少洗練され、“豊かさ”が更に進む感じでもある…
サハリン辺りから旅客が北海道を訪れるなどと言えば…“買い物”に少々の期待も寄せられるかもしれないが…“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)を眺めてみれば、道内の小都市で、「ここ以上の品揃え」は「期待し悪い」ようにも見える程だった…
→“СИТИ МОЛЛ”(シティ・モール)関係の画
→2010年5月の旅(稚内→札幌→サハリン→札幌→稚内)の画
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