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サハリンに出発した数日前、サハリン駐在経験を有する先輩と予定に関することなどを少々話していたのだが、不意に彼が言った。「サハリンか…御無沙汰している黒パン…たまに食べたくなるよな…」とである。
旅に出たり、他所の地域に暫く滞在して何かの活動をするというような場合、私自身は「行った先で気に入る食べ物もあるかもしれない」程度に考える。他方に「普段、馴染んでいるようなものでなければならない!!」というような方も在る。そういう方の中には、お話しを伺って「お気の毒に…」とさえ感じてしまうようなことを仰る方も見受けられるのだが…
サハリンでの食べ物…変に辛いとか、甘いとか、そういう“極端”な感じがするというモノは余り見掛けない。出て来る料理は、何処も「それなり」であるように思う。頂く個々人の好き、嫌いは在るだろうが…
そういう状況の中、「記憶に残り易い食べ物」が在るとすれば、それは黒パンであろう。
サハリンでは、色々な料理が供される場面では、とりあえず適当な大きさ、薄さに切り分けられたパンが何枚も皿に積まれて出て来る。「料理の前から」、「料理と一緒に」という感じでそのパンを頂く…そのパンには色々な種類が見受けられる。概して「日本国内の“近所のスーパー”のような所で、袋に入って売っている“ふかふかの食パン”」のようなものに比べて「ズッシリとして食べ応えがある」パンが多い。
その「ズッシリとして食べ応えがある」パンの中に、見かけが白っぽいものと、黒っぽいものがある。白っぽいものに関しては、日本国内でも最近は色々なパンが在るので、「サハリンで食べるもの」としての印象は弱まってしまう。が黒っぽいものに関しては、なかなかインパクトが在る。或いは黒っぽい方のインパクトで、白っぽい方の印象が薄まってしまうのかもしれないが…
「ズッシリとして食べ応えがある」黒っぽいパン…これが黒パンである。これは“ライ麦パン”というものであるようだ。若干の酸味が在るものも見受けられ、概して味は個性的だ。つい先だって、知人が「ロシアの一寸酸っぱいパンが意外に好き」と話題にしていたのだが、正しくそれがこの黒パンである。日本国内でも、最近はこの黒パンを製造販売しているような事例も在るとは思うが、少なくとも私の手近では無い…ということで、冒頭の先輩のように「サハリンか…御無沙汰している黒パン…たまに食べたくなるよな…」というお話しになるのだ。
今回は「宿泊先近くのスーパー」というのが随分“活躍”だが…そこでこの黒パンも求めてしまった…一口に「黒パン」と言っても、随分と色々な種類が在った…過日、サハリンへ行って来た方から“土産”に黒パンを頂いたことも在ったのだが、それに似たタイプのものも、そうではないものも多々在った。
眼に留めたのは、四角い小ぶりなもので、25ルーブルのものと46ルーブルのものが在った…とりあえず両方を各々何個か求め、宿泊先で頂いたり、話しの冒頭に出て来た先輩や他の何方かへの土産にしたりした次第である…
パンは小ぶりに見えるのだが…ずしりと重い…“450г”などと表示されている。“г”は“g”でグラムのことだ…
この黒パンは、パン単独でも美味いが、肉や魚との相性が良い。更に牛乳、ビール、ウォッカとも相性が良い…なかなか良いものだ!!
随分昔となってしまった学生時代…面白おかしくロシアの話しをしてくれた先生が居たのだが、彼が「ロシアの黒パンが美味いので、ロシアへ行って帰国する際、手持ちの鞄に2斤位入れて持って帰って来たこともある」等と話していたことが在った。「そんなものか?パンね…」と思っていたのだが…その先生が言っていたように、自分自身でもさりげなく手提げ袋に入れてサハリンから黒パンを持ち帰ってしまった…

(Charlie at Wakkanai)
→今回のサハリンの写真はこちら…
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この記事へのコメント
玄柊
短い旅でしたがロシアびいきになっている自分に驚いています。
DJ Charlie