連載:Sakhalin (OCT 2009)― 黒っぽい茶色の1.5l入りペットボトル…

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ユジノサハリンスクの宿泊先の近所に在ったスーパーにお惣菜コーナーを見付け、“プロフ”という料理を求めて愉しく頂いた話しは既に紹介した。その時、食料品を中心とした品揃えの店の中を好奇心旺盛に見て周り、幾分「?」なモノを求めてみた…

濃い目な、黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル…少なくとも、稚内の近所の店では見掛けたことが無い…札幌の大きなスーパーでも見た覚えがない…更に新宿区内に住んでいた学生時代―何時の間にかかなり旧い話しだが…―にもそんなものを見た記憶は無いし、日本国内の旅先でも見た記憶は無い…

そういう不思議な「黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル」なのだが、実はサハリンでは何度か見た記憶が在る…丁度、「宿泊先の部屋で飲むモノが…」と思っていたので、その「黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル」を1本111ルーブルで購入してしまった…

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この「黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル」の正体は…ビールである…

“ビール”と聞けば…飲食店に在るようなサーバか、それでなければ壜や缶が“普通”なように思う。“ペットボトル”というのが、“ビール”と結び付き難いような気がする…

私は「何時ものビール」に拘り―最近は、酒類と言えばビールよりも焼酎や日本酒を頂くことが多いような気がするが…―を持つ方ではなく、「ビールが…」と思った際には色々なモノを愉しむ。旅先では「ビールでも…」というタイミングで「(訪ねた)土地のビール」というものが眼に触れれば、迷わずそれらの中から好みに合いそうなものを選ぶ…

国内では、“地ビール”と称して、一定の地域で限定量を生産しているビールが方々に在る。その種のモノは、“地ビール”の工場や関連会社で営業する飲食店でサーバから供されるか、さもなければ壜詰が多いように思う。最も最近では、今年7月に旭川に用事で寄った際に「大雪地ビール」なるものをいただいたが、あの時は工場か関連会社で運営していると見受けられる旭川都心の宮下通に在る店に立ち寄り、サーバからグラスに注がれたものを頂いたのだった…

国外では…様々な種類のビールが見受けられる欧州諸国を訪ねたが、彼の地では飲食店ではサーバ、その辺の店では壜や缶だった。デンマークのような、環境分野の諸政策を積極的に推進する国では、「或る程度再利用し易い壜が当たり前」という状況であり、“缶ビール”は「客船の中」というような状況以外では見受けられない状態だった。米国でも飲食店ではサーバであった。米国の街の“その辺の店”では「米国に特有?」という印象の液量単位“オンス”(oz)で容量を記した缶ビールをよく見掛けた…何れにしても、“サーバ”、“壜”、“缶”で“ペットボトル”は見た記憶が無い…

ロシア…サハリンは最近何度か訪ねているが、他地域は随分と御無沙汰している。「(ロシアの)他地域」と言っても、街を歩いたことがあるのはモスクワやサンクトペテルブルグなのだが…色々な缶ビールは見た記憶があるし、普通の壜も」記憶が在る。他方、“ペットボトル”となると…思い出せない…

ややくどくなってしまったが、とにかく「黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル」のビールを宿泊先近所のスーパーで求めた。あの店では、日本国内のスーパーでも見掛ける、“冷蔵庫棚”にこのペットボトルを並べていた。随分大量に在って愕いたが、よく見れば「色々な色のラベル」が在る。銘柄は同一のようだが、色々な種類のビールが在るようだ…

私は、余り深く考えずに何となく1本選んだ。色々な種類を沢山買込んでも、極短い滞在では飲み切れない…とりあえず1本にした…そして思ったのは「各種類のモノを沢山揃えているということは、“少なくともこの店の利用者の範囲”では、少なくとも“そこそこ”には“好評”ということであろう」と推量した。でもなければ「随分と沢山売っている…」という印象を与える程に積まれていたのは、少々おかしい…そう考えながらも「ロシアは“やや不思議”なことも在りそうな感じもしないではないが…」と自分で考えていたことを混ぜ返してみたりもしたが…

そして宿泊先の部屋で、この「黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル」のビールと“御対面”である…不思議な容器から、部屋に在ったグラスに中の液体を注ぐ…中から出て来たのは…やや褐色のビールだった!!所謂“エール系統”のビールである。日本国内でポピュラーなタイプである「黄色味がかったビール」よりも度数がやや高い場合が殆どで、微妙に甘い場合も在る代物だ…

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やや「カッコウを付けた」言い方をすれば、注いだエール系のビールを「眼で愉しんだ」後、ゆっくりと飲んでみた…「美味い!!」と思った!!

実は“エール系”のビールは好きだ!!スコットランドでは、街角で随分と“エール系”を頂いた。「A pint of ale, please...」(ア パイント オヴ エール プリーズ)という、約470mlのジョッキ一杯のビールを頼む表現は、「英国旅行では必須表現」と私は思っている…他所の人が「英国に行く」とでも言い出せば、「これだけは覚えろ!!」と真顔で言ってしまうだろう…また、ラトヴィア、ポーランドというような、極短い滞在をした国でも“エール系”の度数がやや高いビールを愉しんだし、リトアニアで口に合ったビールも“エール系”であった…とにかく私にとって、“エール系”のビールは「勝手な思い入れを抱く存在」である…

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「勝手な思い入れ」が在る“エール系”をサハリンで頂いた…何か妙に満足し、ゆったりとペットボトルのラベルを見た…洒落た“帆船のマーク”のラベルをよく見ると…“КОРСАКОВСКОЕ”(コルサーコフスカヤ)の文字!!なんとこれは、稚内からのフェリーが到着するコルサコフの工場で製造されている製品だったのだ!!

コルサコフの工場ではビールの他に、同じく「黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル」に入った、“クワス”というロシアに独特な醗酵飲料や、普通の透明なペットボトルに入ったミネラルウォーターなどを製造している。ミネラルウォーターには、欧州のミネラルウォーターによく在るガス入りと、ガスが入っていないものが在り、容器にも色々なサイズが見受けられる…

このビール工場はコルサコフでは「地元の代表的企業」として健闘しているらしい。コルサコフでは、この工場の他にもオーストリアとの合弁でビールを製造し、地元の店でそれを愉しむことが出来る場所が在る…(今回はそこへ寄る余裕は無かったが…)

サハリンではこのコルサコフの工場以外にも、何箇所かビールを製造している会社が在るようだ…サハリンでそういうものに出くわすのも愉しい…

ビールの話しだが…サハリンでは、地元以外の大手のロシア国内メーカーの製品も、外国製品も求めることが出来る。日本のモノも在る。ビールは存外愉しまれている。日本製も含む“外国製品”は、地元のモノやロシア国内のモノと比較して割高なようである。今回“КОРСАКОВСКОЕ”(コルサーコフスカヤ)を求めた店にも色々と在ったが、別段興味が無かったので値段はチェックしていないが…

ロシア国内のビールでは、Балтика(バルチカ)という銘柄のものが人気なようだ。これはバルト海に因む命名で、どうもサンクトペテルブルグ辺りに本拠地を構えるメーカーらしい。色々な種類が在り、ブランド名称の“Балтика(バルチカ)”の後に番号が付される。これはサハリンの様々な飲食店でも見掛ける…地元の人ばかりではなく、日本人を含む来訪者の間でも割合にポピュラーと見受けられる。

Балтика(バルチカ)の話しだが…日本でも輸入している業者が在るようだ…日本国内でも飲める場所が在る。実際、稚内の副港市場に在るロシア料理店でも愉しむことが出来るのだ…

やや話しが拡散しているので、「黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル」に戻す…偶々「勝手な思い入れ」が在る“エール系”に出くわしたが、この不思議な容器に入ったコルサコフのビール…また何時か色々な種類を試してみたい気もする…

知人に、「過日サハリンで、ペットボトルに入ったビールを愉しんで…」などと話した…すると知人は「ペットボトル?変に気が抜けていたりするような問題は無いのだろうか?」と気に掛けた。私が飲んでみた範囲で、別段に問題は無かった…

1.5lのビール…2人、3人なら直ぐ空いてしまいそうな量だが、1人ではやや多い…10月21日の夕刻にこれを求めたが、10月22日にも“残り”を頂いた。1日、2日なら、冷蔵庫に残しておくことが可能という意味で、この“ペットボトル”も悪くはない…

この「黒っぽい茶色の外観の1.5l入りペットボトル」のビール…何処かに似たようなものは在るのかもしれないが、とりあえず「コルサコフの工場で製造」、言葉を換えると「土地のモノ」というのが好い…

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(Charlie at Wakkanai)

→今回のサハリンの写真はこちら…

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この記事へのコメント

  • 玄柊

    私も、スコットランド、イングランド、アイルランドのビールをパブで飲みました。それにしても、ペットボトル入りのサハリンビール・・。おいしそうです。次回の訪問があれば是非!
    2009年10月29日 07:02
  • DJ Charlie

    玄柊さん、あの英国のエールを愉しまれたのであれば、このペットボトルの代物は多分口に合うと思います。機会が在れば是非!!
    2009年10月30日 18:21